髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

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「ガーディック外伝」 レビュー (ファミコン)

2019-01-11 21:00:16 | ファミコンレビュー
1986年発売にMSXで発売された「ガーディック」の外伝作品
縦スクロールシューティング+トップビューアクション
開発はコンパイル
発売はアイレム
1988年2月5日発売



あらすじ

地球に巨大な球体が地球に接近していた。
その為、調査隊が派遣されたが全滅し、最後に送られた情報によれば
この球体に危険な生命体が救っており、
それらの縄張り争いの結果、地球に直進するコースを取ったのだ。
各種世界を支配している種族がいる。

植物世界の『ジャーレス族』
水中世界の『ゴーブラス族』
氷結世界の『バスタルス族』
生体世界の『ムーロス族』
石化世界の『エイテリス族』

この球体ははるか昔に人類とは別の「存在」が落とした用途不明の巨大カプセルだった。
そのカプセルは「ナジュ」と呼ばれ、10個の安全装置を起爆する事によって自爆する機能を有していた。

地球外のノウハウで造られた最強戦士『システムD.P.(通称『ミリア』)』が
『ガーディック』を生み出した者より送り込まれてきた。
彼女自身がこのプロジェクトである。





特徴
MSXで発売された「ガーディック」の外伝との事だが…
動画で見たがMSX版の「ガーディック」と本作とは似ても似つかない。
本作はシューティング部分は縦スクロールシューティングであるが
MSX版はゲーム部分は画面固定である。
どちらかと言えば「ギャラクシアン」「ギャラガ」の方が近い。
ゲームでの関連作品といえるのかもしれない。
(調べてみたけど「ガーディック」のストーリーについて触れられているサイトがねぇ…)


冒頭はシューティングであるが
惑星にたどり着いてからはトップビューアクションとなる。
そのアクションの合間にシューティングステージがある。

セレクトボタンを押すと、Aボタンで使用する特殊兵装を選択可能。
特殊兵装は兵装毎に決められたチップを消費する。
当然、チップが無くなると使用できない。
チップが減ると、通常兵装の範囲も小さくなる。

殆どの特殊兵装がアクションでもシューティングでも兼用可能。
殆どの特殊兵装が2段階パワーアップ(1~3段階)
段階に応じて使用するチップが増加する。

チップは所持数には上限があり
チップはお金の要素も含んでおり、ショップで上限以上の物を売っている事もある。
当然、その時点では買えないが
各所にある所持数上限アップアイテムを取る事で購入する事が出来るようになる。

このゲームスコアがあり、それは同時に経験値と思って良い。
一定のスコアを稼ぐと(規定値の表示はなし)体力の上限が上がる。
ゲームが下手な人は救済になるかもしれない。
最後の方は点数100万超えるけど…
パスワードで再開した時、スコアも保持するので

「また0点から…」

って事はない。


操作方法
十字キー:移動
Bボタン:通常兵装(無限に使用可)
Aボタン:特殊兵装(チップ使用)

セレクトボタン:メニュー画面の表示
スタートボタン:ポーズ



点数は65点

良い点
・マップが親切
・チップが集めやすい
・パスワードが入力しやすい


悪い点
・後半のバランス
・パスワードが入力しやすい


良い点の解説
・マップが親切
 過去のファミコンだとマップなんてアイテムが存在がないゲームは多々、見られる。
 本作はセレクトボタン1つでマップが表示されるし、ボスの部屋も表示。
 その上、現在所持している『キー』の状態によって行ける範囲が勝手に拡張されてくれたりと
 非常に親切な仕様である。

・チップが集めやすい
 特殊兵装と使うのとお金を兼務しているチップだと使うのを躊躇するかもしれないが
 別にそんな事をする事はない。
 敵をまとめて倒して行くと赤いアイテム良く出現する。
 それを1つ取るだけでチップ500である。
 最初の内の1段階の特殊兵装の仕様チップは一桁なのであまりケチらず使っていける。
 
・パスワードが入力しやすい
 このゲームはパスワードコンテニューだが
 Bボタンを押しながら十字キーを押すと現在の入力文字のカーソルを自由に動かせるので
 間違えてもすぐに修正しやすい。



悪い点の解説

・後半のバランス
 シューティング部分
 後半になると体力が豊富になって来て武器の威力や範囲が向上するんだけど…
 但し、ちと、やり過ぎ感はある。
 まず、このゲーム、まとまった敵を倒すと
 チップのアイテムや体力回復アイテムが多々でるんだよね。
 しかもボス戦の倒せる物体とかも…
 だから、ダメージ食らいながら回復して戦うのゴリ押しになりがち…
 シューティング要素が感じられねぇ…

 後、終盤の敵はかなり硬くて
 ダメージを与えているのかどうなのか実にわかり辛い…
 その分、アイテムは充実しているんだけどね…




ゲーム自体の感想としては




『システムD.P.』さんはパッケージでは機械と同化している実にメカメカしい感じの絵であるが



ゲーム中ではビキニ姿の女が背中にグライダーを背負っているような感じである。

最初、ミリアがクルクルと回転しながら戦闘機に変形していく様がなかなかシュール(笑)
シューティングのボスを倒した後で変形して人型になって後方にスーッと下がっていく姿もシュール(笑)
シューティング面を終えた後でトップビュー面に戻った際にピョ~ンと飛び出す光景もシュール(笑)

しかし、惑星の丸い物体は何やねん。青いカービィっぽく見えるし…
って、調べたら当時の開発に携わった「コンパイル」のマスコットキャラ『ランダー』だそうだ。
チップで物を売ってくれたり、場所によっては
『コリドール(シューティング面)』の封印を解いてくれたりする。

しかし、あらすじにある通り
『ナジュ』を自爆させるのが目的のゲーム。
開発の「コンパイル」自社のマスコットキャラもぶっとばしてしまってええんかな?
まぁ、実際は、その後にぶっ飛ばす事になってしまったんだけども(悲)



ここからがネタバレ






















ラスボス戦は敵の動きとは無関係な場所でひたすら
サイドとバックの特殊兵装を使い、エネルギーが尽きたら全画面攻撃を使って
アイテム出現で回復させ再び特殊兵装で倒すという
シューティングとしては実に面白くない戦法だったな。
まぁ…正面切って戦うと硬すぎるし、二本の腕を避けるのが大変だし…
仕方ないのかもしれん…



エンディングで『ミリア』の姿が胸辺りから顔まで分かる。
実に可愛らしくセクシーな格好である。
耳当てみたいのは取れるようだ。
パッケージのリアルなメカ女性とは似ても似つかないアニメ調な感じだ。
可愛い!

だからというのか人造キャラの主人公ゲームだと
どこかのアーケードの曲がめっちゃかっこいい忍者ゲーのような
実は自分自身に自爆装置が備え付けられていて
ラスボスを倒すという目的を達成したら証拠隠滅とか建物爆破という名目で
本人が意図してないのに自爆して任務完了なんて
悲壮感バリッバリのエンディングがたまにあるから
『システム.D.P.』さんは脱出してくれて良かった。良かった。



『ガーディック』を生み出してきた奴が『ミリア』を造ったらしいが…(姿などは出ない)
なかなか良い趣味してるわな。
生身風でしかもビキニ姿の女を戦闘機に変形させて宇宙を飛ばすとか…
考える事はあっても実行には移せんて…
多分、「コナミ ワイワイワールド」の『コナミレディ』を造った『シナモン博士』と張り合っているのかもしれん。

シナモン博士「やられた!
 次に宇宙行くときはツインビーの着ぐるみを着たレディにしよッ!」

と、バリバリに影響を受けるのか

シナモン博士「いやいや…分かっとらんな~」
 アンドロイドつっても余計なパーツは付けちゃダメだろ」

と、独自のコダワリを貫くのか…
後、宇宙船などを使わず生身の女性サイボーグの状態で普通に惑星間を行き来する「スペースハンター」に出て来る『アルティアナ』
これら3体の開発者同士の討論の場に是非とも見分したいものである。

ハッ!?
女子キャラ主人公ゲーだったからいつもの癖で
キモイだけの妄想書くのを抑えきれなかった!!

…。

……。

………。

う~む…。

髭人自身も『ナジュ』もろとも自爆した方が良かったのかもしれません…

ジャーレス族「あ?お前を俺達の『ナジュ』に入れろって?」
ゴーブラス族「いや~。ノーさんきゅーですわ」
バスタルス族「いくら俺達、縄張り争いしているからってなぁ?」
ムーロス族「ああ…。変態はキツイっすわ~」
エイテリス族「自爆したいのなら俺達を巻き込まず勝手にアンタ一人でしてくんね?」

髭人「……。

 まぁ…その…うん…。

 さらばだ―――――――!!」



宇宙にピョ~ン!




つまらなければ押すんじゃない。

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