樋脇麓の続き
赤い屋根の建物のある敷地が樋脇郷の地頭仮屋跡
薩摩川内市指定文化財「樋脇郷地頭仮屋跡」(昭和50年9月1日指定)
樋脇郷の地頭仮屋跡で、郷内の行政・軍事・警察の一切を担っていました。江戸時代初期の寛文11年(1671)に設置されました。このあたりを麓といい、ここに郷士の大部分が住んでいました。前の広い通りを馬場といい、郷士が武芸を練った場所で、射撃訓練をした台場跡もあります。明治4年(1871)、外城第4郷校として仮屋跡に学校が設立されました。これが樋脇小学校の起源です。-薩摩川内市教育委員会-
麓内を真っ直ぐ延びる馬場。左右に玉石垣と生垣が並ぶ
馬場の武家門
左のブロックが惜しい。この麓も人知れずひっそりと残っている
頂部に傘石を載せた石柱のある門構え
馬場の先で見かけたとても立派な武家屋敷
左右の生垣や庭木も手入れが行き届いている様子
地頭仮屋跡一帯は樋脇町の中心市街地から少し外れており、ひっそりと静かな時間が流れている。
(続く)
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