京都中央信用金庫(中信)被害者の会

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Zさんのこと(判断能力のない方の財産の収奪①)

2019年12月10日 07時41分02秒 | 日記
AさんにはYさんという妹さんがおられました。そのYさんの息子さんに,Zさんという方がおられます。


今回は,そのZさんのことについてお話しします。


詳しいことはプライバシーに関わりますので,ここではお伝えできませんが,Zさんは,若い頃,病気になってしまい精神的な障害を抱えることになってしまいました。

平成のはじめ頃にはすでに判断能力が失われていました。

もちろん,ひとりで契約締結などできるはずもなかったのです。

そうしたZさんのために,母親であるYさんは,とても良く尽くしてくれていました。
Zさんには,特別な治療が必要でした。保険診療以外にも,多額の治療費がかかっていました。
Yさんが存命の間は,Yさんが,そうしたZさんの治療費を支弁してくれていました。


障害を抱えたお子さんを抱えておられる多くの親御さんと同様,Yさんも,Yさんが亡くなった後のことをとても心配していました。

「ひとり残されたZさんはどうなってしまうのだろうか。」

「どこでどう生活したらよいのだろうか」

「治療はどうしたらいいだろうか」

そんなことを,Yさんも,考えておられたと思います。

そこで,Yさんは、Zさんが生活していくために自宅不動産を,それから,治療費にあてるために多額の定期預金を,それぞれ遺産として残してくれました。

自宅不動産は,当時2億円あまりの資産価値がありました。
定期預金も数千万円ほどありました。

これだけあれば大丈夫だろうとYさんは思いながら,残念ながら,亡くなってしまいました。
そして,Zさんは,その自宅不動産と定期預金を相続しました。


では,このYさんの自宅不動産や,多額の定期預金はどうなってしまったと思いますか?

(次回に続きます。)

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