首里の東に弁ケ嶽という海抜166mの山があります。本島中南部では最も高い山で、山全体が御嶽となっています。琉球王府時代、国王自ら祭祀を行った場所です。
沖縄戦においてこの山には陣地壕が構築され、首里の西のシュガーローフと並び、東翼を守る要塞として機能しました。
山頂に登る山道にある石門。戦前に石門は昭和13年国宝に指定されましたが沖縄戦で破壊消失してしまいました。現存の石門は昭和29年に再建されたものです。
石門脇の石灯籠には弾痕が残されています。
山麓には日本軍が構築したトーチカが埋もれるように残されています。
分厚いコンクリートで作られていますが、ここにも弾痕が確認できます。
その内部です。土砂が流れ込み水が溜まっています。山の内部には多くの壕が蟻の巣のように作られました。
弁ケ嶽の山頂から首里方向を見ます。正面に司令部が置かれた首里城が見通せます。首里城まで直線で1kmの距離です。
御嶽だろうが墓だろうが、草木1本まで利用できるものは利用しましたからね。
あまり気にしなかったのですが、、、そう言えば
あまり聞いたことが無いです。
沖縄の歴史物には必ず銃弾の跡がありますね。
そうです。それでも仮想敵国を作って、その利権に群がる輩が居るのですねえ。
ちんちらぽっぽさん、
於茂登岳です。石垣にあります。