今から55年前、1959年の今日6月30日は、米空軍のジェット戦闘機が、石川の宮森小学校に墜落した日です。この事故で教室にいた学童を含む17人が犠牲となりました。
朝10時40分ごろ米空軍のノースアメリカンF100型ジェット戦闘機が、整備飛行のため嘉手納基地を離陸直後、操縦不能に陥りました。パイロットは基地からの指示に従い、機首を太平洋に向けた後に具志川上空付近でパラシュートにより緊急脱出しました。ところが無人となった戦闘機は海に向かわず大きく旋回を始め、徐々に高度を下げながら陸地に戻ってきました。そして石川の住宅地に墜落、衝撃で機体は150mほどバウンドし、住宅35棟をなぎ倒しながら宮森小学校の校舎に激突、爆発炎上しました。
この事故により児童17人、住民6人が死亡、重軽傷者210人、校舎3棟・住宅27棟・公民館1棟が全焼、校舎2棟・住宅8棟が半壊するという、戦後未曾有の大惨事になりました。
事故の直後から、県内各所の消防、軍警察、医師らが現場に駆けつけ、懸命の救助を行ったといいます。
しかしながら爆発したジェット機の炎の勢いは激しく、鎮火までに1時間を要しました。犠牲となった子供たちのほとんどが、逃げ出したものの炎に包まれ、校庭の水飲み場で息絶えたといいます。
(現在の宮森小学校)
宮森学校の内庭には、犠牲となった児童を慰霊する「なかよし地蔵」が建立されており、毎年追悼式が行われています。
昨年の1月、沖縄復帰40周年記念作品として映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」が制作されました。(監督:及川善弘、出演:長塚京三、能年玲奈)
http://www.ggvp.net/himawari/
ぜひご覧いただきたい映画です。
に在学していた生徒です。
二度とこのような悲惨な体験をなくすためにも
今夏は全員で、ひまわりを観たいと思っています。