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管理人のうちなーライフかりゆし日記

管理人てぃんがーらが沖縄の生活を綴ります。

糸満の戦跡15 真壁ちなー

2012年04月22日 | 博士の研究日記

 真壁ちなーは糸満市真壁223にある明治24年頃に建てられた民家を利用した喫茶店です。そばも食べることができます。
 赤瓦や周囲の石垣などに、古い沖縄の民家の造りを残しており、2005年6月に国の重要文化財に指定されました。戦禍を免れたため、戦後は家を無くした人々の避難所として、また三和村役場として使われた歴史があります。
 「ちなー」とは方言で「喜納」さんのこと。もともと喜納さんのお宅だったのでしょうね。

 昔の琉球家屋の造りです。畳の間にテーブルが置かれ、周囲を渡り廊下が囲みます。 庭の眺めも良く、雰囲気抜群です。

 ちなー御前を頼みました。沖縄そばにラフテー、ジューシー、野菜のチャンプルー、ンジャナの白和え、もずく酢とお腹一杯になります。

 さて、戦禍をくぐり抜けてきた家屋だけあって、この店の店内には被弾したあとがあちこちに残っています。銃弾が左から右下に向けて柱をかすめています。

 この弾痕も左から右に抜けています。

 短銃の弾痕です。

 鴨居にも短銃の弾痕があります。

 真壁ちなーの赤瓦屋根の上で、厄を追い払うために睨みつけるシーサー。この守り神も戦災は防ぐことができませんでした。

 



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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (☆アルファ☆)
2012-04-22 11:23:24
お店として使われ、
日常生活が営まれているなかに残る戦争の傷跡は、
ものすごくリアリティがあります。
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戦争の傷跡と日常 (てぃんがーら)
2012-04-22 12:34:05
アルファさん、
そうなんですよ。
人々が戦争の傷跡の中で日常生活をしているというのが沖縄なんですね。

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沖縄の建物も、食事もとても優しい! (稗島千江)
2012-04-22 16:09:27
わぁ!こんな素敵な佇まいがあったんだぁ…
と、見始めましたが。沖縄の赤瓦と灼熱の太陽にもめげない建造物、それに、胃に優しい食物
も大好きですが…
でも、ちょっと目を向けると、写真のような光景があるんですね。日常生活と繋がっていることが、よけいに痛々しく感じられてしまいます。
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Unknown (ぐに)
2012-04-22 19:31:01
まかべちなー、昔から行きたいところです。

戦跡としても見ることができるのですね。
^^
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へぇ~ (ちんちら ぽっぽ)
2012-04-22 21:25:25
こんなところにも銃弾の跡があるなんて、、、
それが今も残っているなんて、、、信じられないです。
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コメントありがとうございます。 (てぃんがーら)
2012-04-23 06:11:11
稗島さん、
素敵なお店ですよ。
おすすめです。

ぐにさん、
ちょっと分かりにくいところにありますね。
県道7号線から少し入ったところに万華之塔がありますので、その脇を入っていきます。

ちんちらぽっぽさん、
地上戦で船上になった島ですからねえ。
いろんな所に傷跡が残っているのですよ。

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Unknown (osakaken)
2012-04-23 21:42:08
美味しそう!

9月14~18日 石垣行きのチケットを予約しました。楽しみができました。
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Unknown (らなこ)
2012-04-23 22:10:57
1度行ってみたいです~♪
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