宮森小学校、あれから50年

　めっちゃ暑い日が続きます。梅雨明けしてから連日ピーカンです。
　さて今日は、石川の宮森小学校に米軍のジェット戦闘機が墜落してから５０年目の日です。　

　現在の宮森小学校です。この小学校の中庭に、仲よし地蔵という石碑があります。墜落事故で犠牲になった子供たちの慰霊碑です。　

　石版の裏に書かれている文を転記します。

「１９５９年（昭和３４年）６月３０日午前１０時４０分、嘉手納空軍所属のＦ１００ジェット戦闘機が２時限目終了後の楽しいミルク給食時間に、ここ宮森小学校に墜落、死者は小学生１１名、一般の人６名、合計１７名、重軽傷者２２０名余、住宅２７棟、公民館１棟、３教室を全焼、住宅８棟、２教室を半焼させた。１０時３６分に整備終了後のテスト飛行で嘉手納を飛び立った飛行機は、一旦東シナ海へ向かうが真栄田岬上空でエンジン異常が発生、パイロットは嘉手納に引き返そうとするが、太平洋に向かえとの指示に従い、具志川上空でパラシュートで脱出救助、無人の飛行機はくしくも石川へ向かうことになる。わずか４分間の飛行であった。沖縄においては第２次世界大戦後の基地災害では最も大きい事故で、世界の航空史上、まれな大惨事として国内外に大きく報道された。　　　　（石碑裏に刻まれた解説文より）

　小学校は燃え盛る火に飲み込まれ、さながら地獄絵のようだったといいます。基地が集中するがゆえ、起こる事故。
　５０年経った今も、沖縄の置かれている現状は何も変わっていません。