goo blog サービス終了のお知らせ 

管理人のうちなーライフかりゆし日記

管理人てぃんがーらが沖縄の生活を綴ります。

糸満の戦跡17 ひめゆり部隊の彷徨・陸軍病院山城本部壕

2012年04月29日 | 博士の研究日記

 首里司令部陥落に伴い、南風原を撤退後、陸軍病院の職員達が避難した壕が山城本部壕です。

 糸満市山城のサトウキビ畑の中の農道を走ると、279番地付近にガジュマルやゴムの木が繁った一角があります。

 林の中に慰霊塔があります。慰霊塔周辺は綺麗に整備され、花束が手向けられています。今も管理する人たちがいるようです。

 慰霊塔の反対側に陸軍病院本部壕があります。

 直径20m位の縦穴が口を開けています。鍾乳洞が陥没したドリーネで、底まで5mほど下ります。

 後から整備したのでしょうか、石畳の階段があり、地底まで下りることができます。当時はこんな階段など無く、ロープを伝って昇り降りしました。

 郷内は流入した粘土質の土砂で埋まっています。
 1945年6月14日に米軍の直撃弾を受け、病院長、衛生兵、ひめゆり学徒らが死亡しました。病院本部の機能は壊滅状態となり、翌6月15日に生存者は伊原第一外科壕、伊原第三外科壕などに分散しましたが、そこでも激しい攻撃にさらされることになりました。

 犠牲となったひめゆり部隊を読んだ歌が石碑に刻まれていました。


 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
歌碑を詠んで。 (稗島千江)
2012-04-29 13:16:05
清明祭は、どしゃ降りの雨になりました。
沖縄の風雨は、激しいですね。戦闘も壮絶に、自然も厳しく、毎日がどのような思いだったことか。二つの歌を詠ませて頂いて、せっかく咲こうとしている花がもぎ取られてしまったような、哀しさが伝わってきます。

てぃんが-らさん。子宝のコメント覚えておいでですか?私のコメントに対して翌日コメントを返して頂きました。当日、良い話が入りました。昔の作品ですが、「黒ずきんちゃん」という童話を復刊させる話が舞い込みました。その日、でしたので不思議な気持ち。見るだけで効き目が?一年忌が済みましたら打ち合わせにまいります。
てぃんが-らさんとは、とても良いタイミングでお目にかかれるように思います。私は教えて頂くことばかりですが、その日を楽しみにしております。
返信する
コメントありがとうございます。 (てぃんがーら)
2012-04-29 22:03:47
稗島さん、
いよいよ梅雨ですねえ。
6月中旬まではっきりとしない空模様が続きますね。

子宝でなくて、何かが生まれるってやつですね。
ご自身の作品ですから子供みたいな物ですね。
おめでとうございます。
返信する

コメントを投稿