ようやく見に行くことができました。
『水墨の風 長谷川等伯と雪舟』 出光美術館
イギリスに住んでいる方で、水墨画を習いに日本に時々いらっしゃる男性の方は、
この展覧会を見て、「自分は雪舟が好きだな」と言われておりました。
私は等伯の絵が好きです。人ぞれぞれの好みですから〜
雪舟は中国にまで修行に行かれたのですから、この時代すごい熱意ですね!
図録によると第12回遣明使として3年間中国で過ごしているようです。
等伯も雪舟も墨絵で活躍するのは、50歳を過ぎてからということです。
当時の50歳は、現在の50歳とは違いますから、私たちも頑張らなくてはなりませんね〜
図録に、水墨画 墨絵は、偶発性の強い画法で二度と創り上げることのできない唯一無二の芸術作品だからこそ、深い精神性の高い芸術になった。私も常々 水墨画は一度かいたら、やり直しがきかないというところに、勝負のような感覚を感じておりました。
だれでも、一度だけ 一期一会の墨と水の出会いだと思っております。うまくいかないと思っても、それが今の自分の最良だということだとを信じて描く。
なかなか奥の深い展覧会でした。