これは、秋から冬にかけて、多くの木々の葉が落ちる時季でも、新しい命(葉)と入れ替わっている「ゆずりは」の木です。
ご覧のように、冬の陽ざしを受けて、まだ若い葉が輝いています。
「こどもたちよ、これはゆずりはの木です。
このゆずりはは、新しい葉ができると入れ替わって古い葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉 こんなに大きい葉でも 新しい葉ができると無造作に落ちる、
新しい葉にいのちを譲って。…」
~これは、河合翠明の「ゆずりは」という詩の冒頭の部分です。
ユズリハ(譲葉)の名の由来は、初夏に新葉が開くと、夏から秋に2年葉が落葉すること、つまり、新しい葉が伸びてから古い葉が落ちることからきていると言われます。
このように、新旧の世代が交代して絶えることなく続くということから、縁起の良い物として、正月や祝い事の飾り物として用いられます。
すなわち、新しい葉が出揃ったのち、古い葉が一斉に落ちるので、これを子供が立派に成長したのを見届けた後、家督を子供に譲り、家系が途切れることなく続いていくことの象徴と見なして、おめでたいお正月の飾りに使うのだと説明されています。
また、葉の主脈が太く弓に似ていることから、弓弦葉(ゆずるは)の名がついたとも言われています。
小学校は、本日、2学期の終業式を行い、子ども達は皆、家庭へと帰っていきました。来年まで、しばらくのあいだ、学校は“静かな場所”となります。
①②「教育・学校」ブログ Lanking
① ②
③
(since11/14)
□MAXpv‥2455[07,12.12]
□MAXip ‥ 112[07,9.22]