運動場の南の端に立っている木・ナンバンハゼです。別名「楷の木」とも云うそうです。夏頃までは緑色の葉が茂っていたのですが、今は冬、ご覧のように枝と実だけになっています。空に向かって伸びる木の幹の形、何とも云えない趣きがあります。
あまり馴染みのない木ですが、調べてみると、あのピスタチオと同じ仲間だそうです。よく見ると、それらしい実が付いているのが分かります。
◆「ナンバンハゼ」メモ…ナンバンハゼ(南蛮櫨)、別名カイノキ(楷樹)はウルシ科カイノキ属の落葉高木。そのほか、カイジュ、トネリバハゼ、ランシンボク(爛心木)、クシノキ(孔子の木)などの別名もある。東アジアの温暖な地域に自生する。同じウルシ科のピスタチオとは同属で近縁。「カイノキ」という名前は、直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っているこから楷書にちなんで名付けられたとされる。
夏には大きな木陰を提供し、秋には美しく紅葉することから街路樹、公園や庭園などに植えられる。若葉には特異な芳香があり、茶の代用にされる他、野菜としても食用にされる。材質は堅く、心材は鮮黄色で木目が美しい。優良な家具材であり、船材、杖、碁盤などに用いられる。
大正時代に、中国の孔子のお墓がある「孔林」から採った実が、日本に伝えられた。中国の孔子廟に植えられていることから「学問の聖木」とも云われている。日本では、栃木県の足利学校跡地に立っている木が有名。
~「学問の聖木」ということで、その昔、本校の敷地に植えられたのかどうかは定かではありません。
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