昨日8月3日に開催された、ドラクエのコンサートに行ってきました！
その様子をレポートしたいと思います。
第25回ファミリークラシックコンサート ～ドラゴンクエストの世界～
■日時 2011年8月3日（水） 17:00 開場 ／ 18:00 開演
■会場 東京文化会館 大ホール（東京都台東区上野）
■管弦楽 東京都交響楽団
■指揮・お話 すぎやまこういち
■プログラム
交響組曲「ドラゴンクエストVII」エデンの戦士たち
第1部
・序曲のマーチVII
・エデンの朝
・封印されし城のサラバンド
・王宮のホルン
・憩いの街角～パラダイス～時の眠る園～うたげの広場～憩いの街角
・のどかな家並
・哀しみの日々
・失われた世界～足どりも軽やかに
・迫り来る死の影
・血路を開け～強き者ども
第2部
・スフィンクス～大神殿
・小舟に揺られて～海原の王者
・愛する人へ
・トゥーラの舞～復活のいのり
・魔塔の響き
・哀しみを胸に～やすらぎの地
・魔法のじゅうたん
・遙かなる空の彼方へ
・オルゴ・デミーラ
・凱旋そしてエピローグ
アンコール
・天空の世界（『ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2』より）
・序曲IX（『ドラゴンクエストIX』より）
会場となった東京文化会館大ホールは超満員。およそ2300人以上のお客さんが
生オーケストラで奏でられるドラクエの調べを楽しんでいました。
個人的に好きな通常戦闘曲「血路を開け」も生で聴けて感激でした！
ドラムも入ってて迫力満点でしたね。
演奏の合間にはすぎやま先生のお話もあり、
「ドラクエの音楽も、いずれクラシックの仲間入りをしてくれたら」
と話されていました。
僕も今協力しているゲーム音楽ポータルサイト、２０８３のコンセプトと
通じるものを感じたので、しっかり書きとめておきたいと思います。
ドラクエというゲームが誕生して今年で25周年。
ひとつのゲームがこれほどの長い間ずっと遊ばれ続けているのは
とてもすごいことだ、とすぎやま先生。
最初にドラクエのオーケストラコンサートを開催したのは
ファミコン版ドラクエ1が発売された年である1986年だったので、
ドラクエコンサートも今年で25周年を迎えたとのことです。
すぎやま先生いわく、ドラクエというゲームも、その音楽も、
いわゆるクラシックというものになるには、もうひとがんばりという感じがする。
音楽は、誕生からだいたい100年も経てばクラシックの仲間入り。
ドラクエの歴史と共に歩んできたドラクエの音楽も、
いずれクラシックの仲間入りをしてくれたら・・・と思っているそうです。
ドラクエの音楽は、ゲーム音楽の中でも特に多くの人に支持されているものですし、
クラシックとなってもおかしくない普遍的な質の高さを持っていると僕は思います。
将来的には是非、クラシックと呼ばれる存在となって、
末長く後世に伝えられていってほしいなと強く思いますね。
また、すぎやま先生がドラクエの音楽を作曲することについては
「私が天から与えられた職業、天職です」と発言。
「ドラクエの曲がクラシックと呼ばれるようになるまで僕が現役でいられるかは
ちょっと難しいかもしれませんが、いのちある限り頑張っていきます」とのこと。
これには会場から非常に大きな拍手が巻き起こっていました。
お身体に気をつけて、長く作曲活動を続けてほしいですね。
ほかにすぎやま先生は、「旅」の楽しさについても話されていました。
普段私たちは、旅をすることによって、まだ行ったところのないところへ行き
新しい物事に出会う。旅は楽しいものだ。
ただ、そんなにしょっちゅう旅をすることはできない。
でも架空の世界、つまりゲームの中で旅をするのも楽しいものだ。
ドラクエは、旅の楽しさを感じることができるゲームだと思う、とのこと。
観客の皆さんには、ドラクエでのいろんな風景を思い浮かべながら
コンサートでの“音楽の旅”を楽しんでほしいと呼び掛けていました。
そのほかすぎやま先生は、ファミコン版ドラクエ1の頃はゲーム容量の都合で
主人公のキャラ絵が正面を向いているものしかなく、「カニ歩き」していたことや、
“ふっかつのじゅもん”についての話もされていました。
ほんとにすぎやま先生はドラクエが大好きなようですｗ
会場内には物販コーナーもありました。
パンフに挟みこまれていたチラシによると、
城、街、戦闘などの各場面別に再編成されたうえで全曲収録された、
東京都交響楽団版・交響組曲「ドラゴンクエスト1～9」CD-BOXが
10月5日に発売されるようです。
CD10枚組、15,750円（税込）。アマゾンでも予約販売が始まってます。
5000セット限定だそうなので、欲しい方は早めに予約したほうがよさそうですね！
コンサート終了後には、すぎやま先生との握手会があったので参加してきました。
皆、先生と握手しようと、長い行列をつくってましたー。
・・・いやーなんというかすぎやま先生って、現人神のような方です。
神々しい。握手した瞬間は後光が見えた気がしましたｗ
余談：
ロビーには、スクエニのドラクエ制作チームや
テレ朝「題名のない音楽会」から贈られた花が飾られていました。
すぎやま先生は10月9日に放送される題名のない音楽会に出演されるようなので
要チェックですよ！ ドラクエの曲も演奏されるようです。
余談２：
コンサートで音楽を聴いてて、ゲームもまたやりたくなりましたが
そういえばドラクエ7って発売からもう10年以上経ってるんですよね。
リメイクかゲームアーカイブスでの配信ってないんでしょうかね。
もしリメイク作るとしても、ボリューム的には
新作と同じくらい労力かかりそうですけどね・・・；ｗ
