Gamemusic Garden

ゲーム音楽好きhideのブログです! 旧ブログから引っ越してきました。

『題名のない音楽会』ゲーム音楽特集を見たレポート/ぜひ第二弾も・・・!

2010-08-30 22:36:00 | イベントレポート


昨日放送された、テレビ朝日『題名のない音楽会』を見ました。
「マリオ・ドラクエ・FF~大人気ゲーム音楽SP」と題され、
ゲーム音楽のオーケストラ演奏の様子が放送されました!


■出演者
すぎやまこういち、錦織健、植松伸夫、桜井政博、高橋織子、
金聖響(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(演奏)


■01.スーパーマリオブラザーズより“地上BGM”

まずはゲーム音楽の代表選手ともいえる、誰もが知っているこの曲から。
世界一有名なゲーム音楽と言っても過言ではないでしょうね。
ちなみに締めはゲームオーバーの効果音でした。w


■02.「ファイナルファンタジー・シリーズ」より“ファイナルファンタジー”

FFのオケ演奏がテレビで聴ける日が来るとは・・・! 感慨深いものがありますね。
FF8のエンディングで流れるバージョンでした。
ただ、曲の締め方はゲームで流れるものとは少し違ってましたね。
あっさりと終わる感じ。今までたくさん聴きすぎて耳になじんでいたせいか、
個人的にはアレッ?ていう感じも少しだけしちゃいました。;


ここで植松さんが「ゲーム音楽の魔術師」というすごい肩書きで登場。
いつも通り、作務衣姿で犬耳家の手ぬぐいを頭に巻いてました。w
FF8の主題歌『Eyes On Me』では、1999年日本ゴールドディスク大賞の
ソングオブザイヤーを受賞
したこともあわせて紹介されてました。
(※「洋楽部門」だというのは触れてませんでした)

司会の佐渡さんからは、海外でもFFはすごい人気。アメリカでもコンサートが
開催されているそうですねと聞かれ、「(コンサートで)若い人たちが
素直に喜びを表現している様を見ると、本当に感動しますね」と植松さん。
もともと植松さんはクラシックではなく、ロックバンド出身とのことですが、
オーケストラの表現力には大きな魅力を感じており、
(オーケストラとそのほかのサウンドを)ミックスしたものが
できないかな、と考えているそうです。


■03.「ファイナルファンタジーX」より“ザナルカンドにて”

「FFシリーズで最も人気が高い曲」として紹介されました。
まぁこれはFFファン各人によって異論はあるかもしれませんけど、
FFの中でも指折りの名曲であることは間違いないでしょうね。
何度聴いてもじーんと来ます。
ただ、できればピアノは電子ピアノじゃなくてグランドピアノを
使ってほしかったなぁと思いますね;


お次は桜井政博さんが登場し、ゲーム音楽の発展の歴史について
マリオを例にして説明されました。
1981年にアーケード(ゲームセンター)に登場した
『ドンキーコング』ではシンプルなリズムの繰り返しだったが、
1985年にファミコンで発売された『スーパーマリオブラザーズ』では、
3つの音を同時に鳴らせるようになり、和音が楽しめるようになったとのこと。
そして現在では『スーパーマリオギャラクシー2』(2010年発売)のように
オーケストラの生演奏をそのまま使用できるようになった。とのことでした。

プレスタの司会だとかでも思ったことがあるんですけど、
桜井さんは本当にしゃべりがうまいですねw 落ちついて堂々としてますし。
あとほんとイケメンだなー、と。w

その後は佐渡さんからスマブラXについて、全世界で900万本の大ヒット作で
あることが紹介されました。このことについて、メインテーマを歌った
錦織さんからは、僕自身のアルバムは1タイトル大体900枚しか売れないので、
メインテーマを歌わせてもらって涙が出るほど嬉しかった、とのことでした。w


■04.「大乱闘スマッシュブラザーズ X」より“メインテーマ”

ゲーム同様、錦織健さんと高橋織子さんが登場して歌われていました。
日本語の訳詞もテロップで表示されてたんですけど、
歌詞を見ながら聴くとまた違った印象を受けましたね。
ただ戦うだけのゲームではないんだよな、という感じで。 


■05.「ドラゴンクエストIX」より“序曲”(※正確には「序曲IX」)

ドラクエの序曲が演奏された後は、すぎやま先生が登場。
先生は同時に3つの音しか鳴らせないファミコンでの音楽を制作していた頃に
ついて触れ、先生は「頭の中でオーケストラの音で鳴っていたものを
3音で表現していた」とのこと。
ファミコンの時代から、常に質の高い楽曲を届けたいと思っていたそうです。

またすぎやま先生からは『オーケストラは音楽のごちそうです』という発言が。
オーケストラの楽しさを、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい。
そういう気持ちで活動しているとのことでした。

このすぎやま先生の言葉、自分もまったく同感です。
何十人もの人間がそれぞれの楽器を奏で、ひとつの楽曲をつくりだす。
そしてその場かぎりで消えゆく音を堪能する。
これほど贅沢なものはないと思いますね。
テレビでオーケストラの演奏を見て「オケってイイ!」と感じた方は
ぜひコンサートホールに足を運んで、生で聴いてみてほしいと強く思います。
臨場感と迫力が全然違いますから。


■06.「ドラゴンクエストIII」より“冒険の旅”

ドラクエ3から『冒険の旅』!
元気や勇気が湧いてくるような勇壮さ。
この曲聴くと旅に出たくなりますね・・・!w


■07.「ドラゴンクエストIII」より“そして伝説へ”

最後はこの曲。
指揮の金さんからタクトを渡されたすぎやま先生が指揮されていました。
何と言いますか、やはりドラクエはすぎやま先生がタクトを振ると
輝きがさらに増しますね。先生かっこよかった・・・!
79歳で作曲して指揮して、さらにゲーム大好きなおじいちゃんって素敵すぎる!




そして番組は終了。
最後にちらっと映ったすぎやま先生と植松さんのツーショットは
とても感慨深かったです。

いやー、かなりの充実感を味わえました。
ただ、それとともに、終わっちゃったなぁ・・・という寂しさもありましたね;
あと30分って短いなぁ、もっと見たかったという思いもありましたw

楽曲自体に対してはもちろんなんですけど、「ゲーム音楽の演奏がテレビで
全国放送された」
ってことにも感動を覚えましたね。胸が熱くなりました。
この放送はゲーム音楽の歴史に間違いなく残ると思いますし、今後のゲーム音楽の
取り扱われ方にも少なからず影響を与えるのではないかなと感じています。

ただ、ゲーム音楽好きな方はよくご存知かと思うんですけど、ゲーム音楽には
ドラクエやFF以外にも、いい曲が数えきれないくらいもっとたくさんあるんですよね。
ゲーム音楽特集はこれが最初で最後、ではなく、是非またやってほしいなぁと思います。
(※未確認情報:題名のない音楽会でゲーム音楽が取り上げられたのは
 これが最初ではないらしい?ですね。かなり前に1度やったことがあるらしい・・・?)

ってなわけで、今後、ゲーム音楽特集が第二弾、第三弾・・・と
続いていくように、ぜひみんなで感想を書いてテレ朝に送りましょう。
ツイッターでも皆に呼び掛けましたが、ブログでも言いますw)

◇『題名のない音楽会』ご意見ご感想フォーム
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/opinion.html


やはり、こういう一般的な音楽番組で特集が組まれたら、ゲーム音楽をまったく知らない方にも
見てもらえて、ゲーム音楽の良さがじわじわと浸透していきそうですよね。
ゲーム音楽特集はぜひ今後、定番企画になってほしいなーと思います!
コメント (5)
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