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『テイルズ オブ ジ アビス』(1周目)クリア、そして感想。

2009-02-27 01:47:00 | ゲーム/テイルズ


えー、クリアしてから数日ほど経ちましたが。
改めて、PS2『テイルズ オブ ジ アビス』をクリアしましたー。
プレイ時間は56時間ほどでした。いやー長かった。

というかこのアビスを勧めてくれたあさぎさんと、宝塚版逆転裁判の
会場でアビスを語らうために2月中のクリアを目標にしてたんですけど、
やればできるもんですねー。当ブログを読んで頂いてる方には
ムリだろと思ってた方もいらっしゃるんじゃないでしょうかw
ま、それはさておき、これで思う存分あさぎさんと語り合うことができそうです。

さて、それでは各要素ごとに感想を語らせて頂きますよー。
なお今回は、アビスをまだプレイされたことのない方にアビスのよさを
お伝えできればと思ってるので、ネタバレはナシで書いてます。
ネタバレになっちゃうような重要な点は、最後に隠して載せる形に
してるので未プレイの方もぜひどうぞ。


【全体の印象】

素晴らしい作品。
最初から最後までとにかく密度が濃くて、存分に楽しませてもらいました。
もうね、いくらあさぎさんとの宝塚の約束があったとはいえ、こんなに
短期間集中で最初から最後まで突っ走ってハマったゲームは久しぶりでしたw

この作品はシリーズの10周年記念作品ってこともあるのか、
隅々まで気合い入れて作られてるなぁと強く感じました。とっても熱いゲームです。
まぁ早い時期からテイルズシリーズ10周年ちょうどの日に発売することが
決まっていたためか、制作期間が限られてしまっていたための調整不足か、
ロードが長かったり(後述)バグがあったりと、諸処の問題点は存在するんですけど、
そんなネガティブ因子をふっ飛ばすほどのクオリティの高さでした。

ちなみに自分はテイルズシリーズの中で最後までプレイしたのは
最初のファンタジアのみで、それ以降は弟のプレイを横で見てるだけだったんで
久々のテイルズだったんですけど、特に何の問題もなく充分楽しむことができました。
これを機に、他のテイルズシリーズにも手を出してみようかなと思ってますw

【ストーリー】

このゲームのジャンル名は「生まれた意味を知るRPG」ってことで、その名の通り
生命についての話が展開されていきます。主人公ルークと、とある人物の関係が
軸となって話が進んでいくんですが、とにかく話がよく練りこまれていて
先が気になってしょうがなかったですw ぐいぐいと話に引き込まれていきました。
あまりにも面白くて、後半はロード時間の長さはあんまり気にならなくなってましたよw

さて、本作の主人公ルークですが。
ぶっちゃけた話、はじめの方はとっても感じ悪いキャラですw
ルークがイヤでプレイを途中棄権しちゃう人もいるんじゃないかってくらいに(ぇ

でもこのルーク、成長していきます。そりゃもうびっくりするほどに。
これからこのゲームをプレイすることになるかもしれない方にお願いです。
初めの方、ルークの言動や態度にイライラしちゃうこともあるかもしれませんが
どうか我慢して遊んでください。後で必ず感心されると思うのでw

世界観はとっても独特ですね。
固有名詞も多くて正直「?」マークが頭に浮かぶこともあったんですけど、
感覚では理解できてた(と思う)のでなんとか許容範囲内でした。
【キャラクター】

みんな魅力的すぎです。
とりあえず各キャラについて書いてみます。

■ルーク
本作の主人公。最初はほんとに世間知らずのおぼっちゃま。
プレイ前には「序盤は性格最悪」とか色々ウワサを聞いてましたが
ホントにその通りでしたw
しかし、ある事件をきっかけに、「変わりたい」と強く思うようになります。
それからの彼はもう別人と呼んでもいいくらい変わりますね。
彼の成長っぷりにはほんと驚かせてもらいました。
自らの生誕に関する衝撃的な事実を知り、悩み苦しみながらも
仲間と共に少しずつ前へ前へと進んでいく姿が印象的でした。

■ティア
本作のヒロイン。俗にいうツンデレな人です。
普段はクールだけど実はかわいい物が好きだったりする意外性がいい感じ。
色々辛いことがあっても気丈に振る舞う姿がまたいいですね。
あとメロンだし。(ぇ
あーもうだめだ、かわいすぎる! ティアの魅力に完全にやられました。
ラスボス倒した後のあのセリフは切なかったなー。
いやほんと、ルークとティアの2人にはぜひ幸せになってほしいです。

■ガイ
ルークの一番の友人。
このゲームをプレイしたことで、ヘレン的これまでにプレイしたゲームの中の
好きな男性キャラランキングで見事第1位を獲得しました。
もうねー、ほんといいやつなんですよガイって。
ルークのことを一番理解してくれてるしいつもルークを助けてくれるし
ルークが残念でしょうがない発言したらちゃんと本気で怒ってくれるし。
とある事件のせいで女性が苦手になってしまったという設定もオイシイですね。
女性が彼に触れた時の反応が毎回面白くて、かなり笑わせてもらいましたw

■ジェイド
世界一の天才。そして天才すぎてある意味全ての原因な人。
いつも冷静で飄々としてて、つかみどころのない人です。
自分もこういう人になりたいなぁ(ぇ
某所で見られるバスローブ姿は似合いすぎでした。
あと某火山で、ティアを除くパーティメンバー全員から
○○されそうになっちゃうところはかなり爆笑しましたw

■アニス
おさなかわいい女の子。
……………………………………………というのは表の顔で、
実際は腹ぐrうわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp

■ナタリア
気高く誇り高い王女様。
……なんですけど、物語中色々と大変なことになってましたね(汗
でも自分の意志をはっきり持ってて、強い女性だなぁと感心してました。

■アッシュ
「神託の盾(オラクル)騎士団」六神将の一人。
詳しくは書きませんが、物語中非常に重要な位置のキャラクター。
声優さんの、もうひとりの彼との演じ分けが素晴らしかったです。
某所で見たんですけど、別録りじゃなくてその場で声を変えてたんだとか?
すごいなー、さすがプロ。

■ミュウ
チーグル族のこども。
ルークがみんなから激しく非難されてる時に、一人だけルークを
慰めてくれてたのが印象的でした。どんなにルークから虐げられても
ひたすらルークをご主人様と慕う、とても健気でかわいいやつです。
炎吐いたり力使ったり飛んだりして、ダンジョン攻略時にも
色々頑張ってくれました。

えーと、ひとりひとり書いていったらきりがないんで
このくらいにしておきますw このゲームに出てくるキャラクターは
みんな個性的なんですけど、敵側についても単なる敵としてではなく、
しっかりバックストーリーが描かれてたのがより物語に深く引き込まれていった
一因なのかなと感じました。(特に六神将のメンバー)

【システム】

■フェイスチャット
これぞテイルズな機能ですねー!
冒険中、セレクトボタンを押すと聞ける仲間のおしゃべりです。
マジメな話から笑える話まで、多種多様な話が聞けて楽しいのなんの。
内容も、次の目的を確認できたりとか、ほんとにただのおしゃべりだったりとか
色々用意されてますね。これは、仲間と共に冒険してるってのが
かなり実感できるいいシステムだなーと思います。
というかゲームクリア後のリザルト画面見てみたら、まだ100コ以上も
聞いてないチャットがあるみたいなんで、2周目は頑張って全部聞いてみたいですw

■[バトル] フリーラン
アビス以前のテイルズシリーズのバトル画面は、横一線のライン上で戦うのを
基本としていましたけど、アビスにはL2ボタンを押したままだとバトルフィールドを
自由に動き回れるフリーランが搭載されてますね。
いやー、テイルズでまともにやったことがあるのはファンタジアだけだったもんで
このフリーランはなかなか快適でしたw 自由に動き回れて戦略性も高くなりますしね。
うーん、自由っていいなぁ(ぇ

■[バトル] FOF(フィールドオブフォニムス)
戦闘中に属性攻撃を行うと、バトルフィールドに各属性に応じた円陣ができ、
その陣中で特定の術や技を使用すれば、より強力な属性攻撃が出せるというシステム。
システム自体はとても面白いなーと思いました。
ただ自分、戦闘中はルークを主に使ってたんですけど、ルークの各技の属性とかは
あんまり把握してなかったんで、意図的に強力な攻撃を出すことはできませんでした(ぇ
これが意図的に出せるようになればもっと戦闘が面白くなるんだろーなーと思います。
2周目以降頑張ってみよっと。

■FS(フォンスロット)チャンバー
各メンバーそれぞれの技に対して冒険中手に入る特殊なアイテムを使用し、
技を強化するというシステム。ちょっとFF7のマテリアシステムっぽいですかね。
個人的にはこのシステムはちょっと微妙かなという印象でした。
戦闘中に明らかな変化を感じることがほとんどなかったので……。

■ロード時間が長い
本作最大のネックな点です。
まぁ戦闘に入る時とかメニュー画面を呼び出す時とかは
特にストレスない早さなんでいいんですけど、マップ切り替え時の
ロード時間は見過ごすことのできない長さなんですよねーorz
まぁひとたびゲームにハマりさえしてしまえば、先が気になってしょうがなくなって
ロード時間はそんなに気にならなくなっちゃうんですけどね。いやマジで。
これさえ何とかしてもらえてたらさらにこのゲームは完成度が増してたなぁ。

【音楽】

BUMP OF CHICKENによる主題歌『カルマ』が最高です。
ゲームを起動させるたびにオープニングムービー見つつ聴いてましたw
なんというかもうアビス=カルマですよね。正直この曲の完成度がすさまじすぎて、
ゲーム中に流れてた曲で強く印象に残った曲ってのは少ないです。
こんだけゲーム本編と密接に関係してる主題歌も他に例がないだろうなぁと思います。
クリア後、改めてこの曲を歌詞を見ながら聴きましたけど、
深いっすね。深すぎます。自分なりになんとなく納得はできました。
『カルマ』オルゴールアレンジの『mirrors』もよかったなぁ。

ティアの歌う譜歌は聞いててとても心地がいいです。
ゲーム中、イベントとか戦闘とかで一節を聞く機会は幾度となくありましたけど、
全部つながった譜歌を聞いた時は鳥肌が立ちましたw
今、これを書きながらサントラで聴いてます。

【最後に。】

バンダイナムコさんにはぜひアビスの完全版を出してほしいもんです。
これは後世に伝えていくべき作品ですね。
一人でも多くの方にこの作品に触れてもらいたいと思います。

そして、積みゲーばかりで新しいゲームに触れることに対して腰の重い自分に
アビスを強く勧めてくれたあさぎさん、本当にありがとうございます。感謝してます。


≪注意≫ここから下は大いにネタバレしてるため隠します。


・・・


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【エンディングの件】

正直に書きます。
なんだかものすごく時間が短く、あっさりしてて、拍子抜けな印象でした。
「え? これで終わり?」という感じで。

というかアビス最大の謎は
『エンディングに出てくる「彼」は一体誰なのか』に尽きると思うんですけど、
これは正直かなり各ユーザーの判断に委ねられちゃいますね。
エルドラントでアッシュは亡くなっちゃったはずだし、
ルークも乖離しかかってたはずだし……正直よくわかりません。

あの必要以上に長く映される大佐の顔も意味深な感じだし。
なんなんですかね、あの微妙な顔は……?

正直あのエンディングを見て腑に落ちていない自分が今ここにいるんですけど、
よく考えてみたら、これまでクリア目指して一直線にプレイしてたんで、
アビスの物語の全貌をまだ完全に理解していないだけなのかなーとも思います。
もしかすると、2周目以降とかサブイベントとかの中でこの謎を解く鍵が
隠されてたりするかもしれないんで、グレードがある程度たまったら
2周目を始めようかなと思ってます。

この謎……必ず、自分なりの答えを見つけてみせます。
とりあえず攻略本を買ってこようかな、とw
コメント (7)
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