どんぶりというのは東南アジアの国々の特にベトナムなどにあった「とんぶり」という器が元になっている、と読んだことがある。
このどんぶりで私たちが目にするとてもすてきなもののひとつが牛丼の吉野屋のどんぶり(かつてスマップの中井くんが持っていたやつですね)であるわけだが、実際、吉野屋さんには、この問い合わせが多いらしく、ホームページでわざわざ「販売していない」と断っている。
もちろん私もこれについて何か吉野屋さんが言っていないかと思ってホームページを訪れたひとりであるわけだが、というのもこのようなどんぶりを求めて合羽橋を訪ねたり、いろいろ調べてみたりしたことがあるからだ。
一般消費者が入手する価格としては、あれは意外と高価であって、以前町の瀬戸物屋さんで見かけたときは1つ2500円ということだった。ま、伊万里というか赤絵という雰囲気であるからして、確かに高そうではあるわけだが、別にチープな作り方(プリント)だって構わない、と思っていると、2500円で5客、6客揃えるというのはちょっと高いと思われた。
一方料理のメニューとしては、私はあまりどんぶりものが好きでない。だいたい味付けが甘い傾向にあるし、量がいかにもどんぶりを境として「リミテッド」であり、それにもっとゆったりと「おかず」を──つまり平皿の上に──臥しつけてもらいたい、と思うからだ。
ところがどんぶりは、このリミテッドな性質ゆえに!……過食をうまく防止する。というわけで見直しが図られている昨今なわけである。生活習慣病は、生活習慣の見直しを絶え間なくおこなうことが、予防につながるかもしれないのである。
というわけで写真はコロッケ丼。これに豆板醤をそえて食べます。揚げ物ついでにチーズの入った揚げ餃子のスナックをオプションで。
というわけでどんぶりの縁なるエッジをやすやすと、やっぱり、超えた量を食べようと図るのでありましたが。