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ナスダストラップ

日々の生活で、見たこと聞いたこと感じたこと考えたことをそこはかとなく書き綴るブログ

T内

2013年12月02日 | T内
サイエンスZERO「天然の治療薬?脂肪に潜むスーパー細胞」を観る。


・・・・・・。(観賞中)


さまざまな細胞に分化できる幹細胞と言えば
ES細胞とかiPS細胞が思い浮かぶ。

ES細胞は受精卵から作られるため、研究と応用のハードルが極めて高かった。
そんな中、体細胞の幹細胞化に成功し革命を起こしたのがiPS細胞である。
ES細胞より格段に作りやすく倫理的な問題も少ないため実用化のハードルが大きく下がった。


幹細胞というのは特別な物と思っていたが、
神経幹細胞とか造血幹細胞(骨髄)とか結構いろいろあるらしい。

番組で紹介されていたのはASC(脂肪幹細胞)と呼ばれるもので
万能ではないが筋肉や骨・軟骨・脂肪・肝臓などに分化できる。
ASCを身体機能機能が損なわれている場所に注射すると
勝手に分化してうまいこと機能を回復してくれるという
なんとも都合のいい細胞とのこと。

作り方も簡単で、皮下脂肪を遠心分離するだけで得られるというお手軽ぶり。
もともと体内にある細胞をそのまま使うためiPS細胞などで懸念される
がん化リスクが現在の研究では見られず、安全性が高い。
臨床試験も始まっており、簡易的な再生医療として広範囲での応用が期待される。


拒絶反応については何も言及が無かったが
他者間での移植ができる場合は献血なり骨髄バンクに相当するものが出来るかもしれない。

タダで脂肪吸引できる未来まであと少しだ!