最近ディスプレイの高解像化が進んでうれしいです。
スマホはもとよりノートPCやテレビも高解像なものが売られ初めています。
と言っても僕が今持っている中で高解像なディスプレイは古い携帯電話と
デジカメの背面液晶ぐらいですが。
僕はディスプレの解像度にずっと不満がありました。
大抵の印刷物は300dpiの解像度を持っています。
それに対してPCのディスプレイは72かせいぜい96dpi程度で明らかに劣っていました。
書類データを実寸と同じ大きさに表示しても文字がつぶれて読めません。
写真を表示したって印刷物には劣ります。
なので、解像度上がらないかなーと思っていたのです。
でも一向にそんなトレンドはやってきません。
メーカーサイドから考えて否定的な意見はいろいろ思いつきます。
「コストアップが許容できない」
「競合メーカーだってやってない」
「そもそも消費者はそんなこと求めていない」
本当にそうでしょうか?
転機は携帯電話の進歩だったと思います。
小さな画面にたくさんの情報を表示するために高解像度化が求められました。
そうしたなかで、iPhoneのRetinaディスプレイがトレンドを決定付けたと思います。
半導体の進歩によって高解像に耐えられる
低消費電力GPUが作れるようになったこともあるでしょう。
Retinaディスプレイについては単なる差別化戦略とも考えられますが、
僕はジョブズの美意識と解釈したいですね。ジョブズの美意識が時代を少し早めたと。
高解像ディスプレイはそれくらい美しいです。
「良いものを作れば売れる時代は終わった」と言いますがそれは嘘だと思います。
何が良いものか見誤っているだけではないでしょうか。
あるいはさまざまな壁に阻まれて良いものを作る努力を諦めているだけではないでしょうか。