北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

明日のせんそうごっこ

2005-08-15 11:23:30 | 社会とかそういうことについて
身内や友人に自衛隊関係者がいるオレにとって、自衛隊との関係は微妙だったり
するんですけれど(特に社労協のスクツの大学寮にいて就職が危ぶまれたオヤヂと、
親戚の出世頭が陸将のオカンとでは全く評価が異なる)、とりあえず私怨で行われる
「自衛戦争」について1つ。

なんて言うか、ここら辺オレの実感+大塚英志トレースだったりするんだけどw
「自意識を国の枠まで平気でもっていけちゃうヤツ」と言うのはどうも実感が
沸かないんだよな。だからこそ明治政府は郷土の神社を国家統制の下に置いて、
生死までも管理して上手く「郷土へのナショナリズム」を「国へのナショナリズム」へ
結びつけようと四苦八苦したわけなんですが、どうもいわゆるコヴァとか紳士には
そこら辺への屈折や労苦が全く感じられない。もう郷土とか出身校とかコミュニティ
への愛着抜きに、言い方は悪いけどそれこそカルトへの帰依のようにあっさり「国」を
自意識の一端として認めちゃっている。そのせいか中韓朝へのいつものアレについて、
コヴァや紳士様の反応はうんざりするほどウエッティで、オレなんか気持ち悪くて
気持ち悪くてどーしよーもなくなってしまう。そこに「正しい歴史認識への誘導」や
「対等な国際関係への欲求」はほとんど存在せず、なんていうか「まるっきり感情的な
『母なるモノ』を汚されたこと」への怒りしか感じられないのよ。うん。

「またお前は『母なるモノ』への嫌悪かよ」と総突っ込みが入りそうではあるが、
なんていうか彼らの「日本という国」への愛着は「萌えキャラへの愛情」と限りなく
ニアイコールで結べるとオレは考えるし、それこそだらしなくそれをあっさり認める
ような言動を繰り返すヤツもいるしこれは感覚的にはそうズレたものではないと
オレは信じている。だからこそ彼らにとって『戦争』とは「彼女」を横取りしようと
する悪漢との闘いという極めて美少女ゲーム的な次元にしか感じられないのではないか。
そしてその『戦争』を行う根拠は私怨にすぎないと。

いや、美少女ゲームは不適切だなw
もうちょっと適切に言い換えると、「その美少女との永久の平穏を打ち砕く『外部』との
戦い」に近いかな?なおかつ戦うのは「彼女」w
実はまほきゃすと(2chネットヲチ板のデムパ、グロ画像描き)のような「強い女性」
を一括全否定するタイプのコヴァ・紳士様というのはオレの周りでは見たことがない。
意外に思えるかも知れないが、コヴァ・紳士様は予想外に強い女性が好きな傾向がある。
(以下、アニメやゲームキャラがたくさん出てくるけど適時ググって。もしくは読むな)
例えば「深夜に電突多浪」Gの場合、RODの読子とかGAのフォルテ。「初恋はセイバー
さん」Sの場合、フェイトのセイバー。他にもKANONの川澄舞が良いと言っていたヤツが
一名、リアル含めて年上が良いと言っていたヤツ一名など年上スキーが皆さんの想像
以上に多いと思います。まあ、「オネエ好きとロリ」を兼営していたり、それこそ
「月陽炎保存用含めて5本買っちゃったぜ」みたいなのもいますけどねえ。まあ、
「強いお姉さんに守って貰いながらょぅじょとワタシノコー」みたいなのが理想なのかも
知れないけどって最悪やん。

多分、コヴァや紳士様にとってこの国は『彼女と母親を兼ねた存在』に近い存在なの
かも知れない。まあ、江藤淳なんか読んでないからそんなの三十年以上前に崩壊したこと
なんて知らなくて当然なのかもしれないけど、それでも彼らは『彼女』に固執し続ける。

保守派の政治家は「強い日本」を夢見てコヴァ・紳士から支持を受けているのではない。
『彼女』を守ってくれるボディガードとしての役割を仮に託しているだけで、彼らの
政策がコヴァや紳士様にどのようなカタチで跳ね返ってくるかは予想していない。
それでもまだ『彼女を守ってくれるなら』と諦念してくれるなら、オレは立派な寝取られ
主人公としてコヴァや紳士様を認めるけど、多分そうはならずそれこそ寝取られ主人公の
王道として引きこもったり練炭持ってリセット押しに行ったりするのだろう。

そんな結果としての『戦争』が、予想外に近くに迫っているのかも知れない。

PS
こんなんでも一応「終戦の日」記念です。堅苦しい形式張ったやり方は、オレにとって
風化を促進させるだけのような気がします。オレとしては、さりげなくそんなことを
考えられるのが理想なんですよ。

戦後六十年

2005-08-15 10:45:40 | 社会とかそういうことについて
なんか、変な言い方だとは思うけど盛り上がってないよね。
確か十年前はもうちょっといろいろ戦後の総決算だとかなんとか盛り上がっていた
ような気がするし、確か、国有放送で「20世紀を振り返る」なんて企画もあったはずだ。
そら、今でも色々特集番組は確かにあるけれど、なんて言うのかなあ・・・丁度お盆と
終戦の日が重なったために生まれた特有の雰囲気がなくなりつつあるような気がする。
逆にオレなんか、高校野球の黙祷に一番「終戦」というモノを感じちゃうタイプ
だったりするんだけど。

別にオレはゴリゴリの護憲派でもないしゴリゴリのタカ派でもないけど、あえて言うなら
「私怨と公憤を混ぜて公憤に見せかけて私怨を晴らす」のが嫌いなだけで、それは
ともかくとして色々これから変わっていくんだろうなあとは思うけど。まず、経済が
変わって、多分国内外の政治もあと十年以内でまた劇的に取り巻く事情が変わって、
次は間違いなくオレらに何かが起こる番なんだろうね。そしてそれはオレらにとって
ものすごく「気分が悪いこと」にはなると思う。まあ、戦争とかは起きないとは思う
けどね、したところで勝てる国ではなくなっているし、それこそ白いヲタが戦場に
出ても泣きわめいて終わりだろうし、ハートマン軍曹もいないだろうからねえ。

よく分からないけど、新しい時代、予測できない時代に入ったんだろうなあ。
新しい戦前とは考えたくはないけれど。

何となく日記

2005-08-14 11:20:11 | 日記
と言うことで日記。

一応オレは大学三年生なので、正直言って来年にはどーにか進路を決めないと
ヤバすなワケなんですよ。まあ、栃木県警の警察官ボシウは30でも受けられるので
それをデットラインと言うか死守ラインにして腹くくって行こうと思ってますが。

でもなあ、基本的に「仕事が出来る喜び」>「やりがい」>社会的地位や待遇>プライド
>自己実現と言う方向で絞っていこうと思うのでまあ、なんとかします(宣言)。

ああ、そうは言っても週休一日で不定期休で月給フルコン(完全歩合)でも良いから
「コヴァや紳士様の誇大妄想をブチ砕き社会復帰させるオシゴト」でもあれば
喜んで就きますけどね。つーか、むしろやりたい。てかやらせろ。

でも、本当にやりたいことがあるなら収入なんて気にならないよね。ホント
まあ、オレの場合はそんな仕事ないし、やるとしても一からオレが作らなきゃ
いけないのでやらんけど。

私怨と公憤が入れ替わるセカイで

2005-08-12 10:40:50 | 社会とかそういうことについて
と言うことでライブスレでいらん波乱を呼んでしまいましたが、基本的なスタンス
としてオレとしては「私怨を基礎にした公憤に見せかけた政治思想」っていうのは
極力回避すべきっていうのがあるんですよ。
別に、逆ならかまわないんだけどね。「こういうカタチの公憤を分かり易く説明
するために、個人的な経験を用いて演繹する」っていうのなら別にオレはどうのこうの
言うつもりはない。まあ、オレにんなこと言われたくないという人は多いだろうけど、
まだ一応オレはああいうカタチでの晒しは「そいつ個人の資質に原因を求める」
スタンスでやっていますから。別にオレとしてはコヴァだろうが紳士様だろうが
新興宗教入っていようが実は宇宙人だろうが普通に社会生活を行っていれば、一切
構わないと言うスタンスだからね。ただ、「税金納めてないのに選挙に出馬」とか
「言ってることとやってることが矛盾している」とか微笑ましい行動をしている時は
容赦なく遠目で微笑ましく観察しますが。

保守の劣化っていうのもなあ・・・。ソ連崩壊後ほとんど左派というモノがセクトに
分断されたひたすら内輪ウケのセカイになってしまった後で、保守というモノが
サブカルチャーや自在のスタンスを取り入れて一気に面白くなった時期があったけど、
あの頃から比べるとそれこそ
創刊当時の少年ガンガン>>>>今の少年ガンガン
ぐらいの差異があるからなあ・・・。ええと福田和也が柴田亜美のポジションでw
ホントに「諸君」はまだギリギリ踏みとどまっている感があるけれど、「正論」なんて
悪い意味でアニメ同人誌(コピー本なのに一部800円とか言うコミケ価格、ついでに
エロ)みたいなそれこそエニックススクエア商売になってしまった今、真剣にこの状態を
どーにかしないとそれこそきっちりあんたらが一番嫌悪する左翼と同じ滅びの道を
歩むことも分からないんかなあ・・・。

私怨と公憤が入れ替わる一番有名な事例が今のイラク戦争だって話があるけど、まあ、
そこら辺は詳しく分からないのであえて無視するけどね。
小林よしのりが、自らの信者を数度に渡って「純真真っ直ぐくん」と言って
切り離しにかかったのは有名な話だけどオレにとって「彼ら」は「純真真っ直ぐ」なのか
ものすごく疑問がある。いや、これはオレの経験も含んでこういうんだけど、ああいう
他人とちょっと変わった主義とか思考とか趣味っていわゆる「中2病」の絶好の
ターゲットになるんだよね。オレもコヴァ本読んで「頭良くなった気分」になっていた
痛い過去がキチンとあるし(つーか、筑摩とか講談社学芸とか岩波とか高い文庫読んで
とりあえず分かった気分になっていた時期ね、ホント中学高校の頃だけど)、そこら辺の
気分が彼らにはどうもあるようにオレには思える。でないとあそこまで「偉そうな真似」
って出来ないと思うよ。うん。
そんな中で普通に信じてきた学校の先生が嘘付いていたことを知って、先生達の裏に
それこそ反日陰謀団体(大笑い)が潜んでいることを知って、ついでにほどよく
落ちこぼれ始めていたのも手伝って「あいつらのせいでオレは勉強が出来ない」という
アクロバティックな論理で自らの不勉強を大肯定ですよ。ええもう。
それに小林自体「教員になるのは間違っていた、と大学を中退した男の投稿を欄外で
紹介」などそういう痛い言動への逃避を積極的に支援するようなスタンスをとっていた
のも大きいでしょうね。

「私怨」が「公憤」へと置き換わり、「公」のフリをした「私」がだらしなく肯定される
セカイ、オレにとっては軽いディストピアに思えるんだけどどうだろうね。まあ、そうは
ならないとは思うけどね。以前も言ったけど、それこそタカ派政治家に良いように
使われた挙げ句キッチリ巨大産業資本に搾取され、社会の最底辺部に押し込められ
「精神障害」を訴えるものの「自助努力」を求められ社会を一層深く怨みながら
都市の片隅のおんぼろアパートかそれこそ路上で冷たく死んでいく・・・。そんな未来が
彼らには待っているような気がしてなりません。

今日は雨

2005-08-10 10:30:10 | 社会とかそういうことについて
某巨大掲示板のコヴァ板のライブスレに久々に真面目に参戦したら、お子様は
沸くわファー様はいるわで大変なことに・・・。

なんて言うんだろうなあ。彼らのあのセカイ(←分かる人にだけ分かる嫌み)が
善と悪のセクターに分かれていて、自分に対立するヤツは一律悪でやっつけないと
いけないというような今日日特撮でももうちょっと相手のことを思いやった設定に
しているぞと言いたくなるような彼らの思いこみは・・・。

そらね、そういう妄想をたまに脳内で広げてみるのはイイとオレも思うんだよ。
オレなんか結構痛いレベルでそういうことをきっちりフィクションに落とし込んで
某ラノベ大賞に送ったら一次落ちしたしw
(まー、明らかにナニをモヂルにしたのが分かる人には分かる内容だったしな、平気で
引きこもりとか奈良の布団叩きオバチャンとか出して、結論がそこからの脱出だったから
内容だけでもアレの想定するセカイからは大きく逸脱した内容だったし)
まあ、それはともかく、オレが言いたいのはそういうことはきっちりとフィクションに
回収しなさいと。ホントにリアルワールドを「親日勢力と反日勢力の争う思想戦」に
脳内で書き換えている人はまずいと思うんだよねえ。それが祭りとは言っても。

そもそも「親日」と「反日」という外国から見た日本への評価を、国内事情に落とし
込んでいる時点でオレは彼らのものすごいリアルな日本社会からの疎外を感じちゃう
んですけどどうなんだろうね。「今、ここで」住んでいるこの国を、まるで外国人の
ように評してしまう。この時点で、オレなんかウヨサヨ以前の彼らの本質的な問題が
隠れているような気がするように感じる。普通、例えば朝日新聞の論調を見て
「政府に批判的だなあ」とか、読売新聞の論調を見て「政府に好意的だなあ」とか
感じる人はオレも理解できるんですよ。それを好きか嫌いかはオレらの判断に
任されるし、新聞側もまあ良くも悪くもいーかげんに書き散らしていることだから
そこに深い意味はないと考えるのが普通。それがどうもある種の人にかかっちゃうと
「これはこの国を貶める陰謀だ!こんな新聞なくなってしまえ!」となる。

まあ、オレは卑怯な人なのであえて主体をぼかしましたけど、これは左右問わず
言えることだと思うのも事実ですし、一応右のプロ無能団体にも左のプロ無能
団体にも関わりを持ったことがあるオレを舐めるなw

そんなこんなでまるで国との距離を外国人のように感じてしまう彼らですけど、
オレなんかそのこと自体を悪と思うよりは、何故彼らがそこまで追い込まれてしまった
かの方に強くひかれるんですよ。これはオレの勝手な解釈なので、ツッコミはむしろ容赦なく
入れて欲しいぐらいなのですが、いわゆる「在日」に右翼が多いというのはこの国の
不思議の1つですけど、オレなりに解釈するなら「この国は異分子に対しては、過剰な
までに国家との同一感を演じない限り仲間と認めない」ような気質があるのが原因だと
思っています。なんていうんだろうなあ、オレはそういう意味では普通の人ですけど
割合小学生の頃は変人だったので、周囲から浮いていて、みんなと馴染むために
ワザとキャラ作ったり面白いことを本人なりに考えて逆にイジメを悪化させたなんて
思い出がありますけど(でも、そんなん嫌な思い出でもないんだよな、まあ割と
忘れているが)、そういう感じなのかなあと全然部外者ながらオレは考えています。

だから、なんでそんな普通の人であるのに、彼らがそこまで追い込まれてしまったか
と言うのに個人的にはすごく興味があるんですよ。まあ、周囲の彼らを見たり、幾度か
大手マスコミで取り上げられた彼らを見る限り、例えば周囲の人を愚かだと見下す
「中2病」が30近くなっても継続しているSEとか、無謀な第一志望校に向けて勉強も
せず浪人を繰り返すメンヘル持ちとか、就職が思い通りに出来なかっただけでブチ切れて
引きこもる男とかあまりポジティブな見解は出せそうにないところが泣き所ですけど。
・・・別にさ、そういう日本の将来への不安があるならさ、オレなんか立派な社会人になる
とか治安を守るために公安系の職業に就くとかいろいろあると思うし、アエラで以前
取り上げられていた「憂国少年」はそういう地に足がついたタイプだったのに何で彼らは
こうなっちゃうんだろう・・・。

オレは基本的に個人は責めますが、システム全体に連帯責任を負わせることは基本的に
余り好きではないです(選挙とかはさすがに無理だけどさ)。でも、どうしてもこれだけ
は話を教育批判に持っていきたい自分がいる・・・。「一人一人は特別で選ばれた存在」的
な物言いは、確かに人命尊重とか相互理解の意味では貴かったのかも知れないけど、
「だからと言ってみんな光の当たる場所が与えられるワケではない」んだよね。
ある意味彼らは「個性尊重」「結果の平等」的な意識が最大限の皮肉として生み出した
「怪物」なのかも知れないねえ・・・。まあ、学校教育現場に置ける「個性」が「問題児」
の言い換えとして使われているなんて事情を知る人間だからこそ言えるセリフなのかも
知れないけど。

さて、明日からはそんな「自意識の怪物」がする「戦争」ってナンダ?ってこと