北関東ばんがいち

ネットの極地に住む、ダメ大学生が日常と社会を淡々とつづるブログ。ネットで会ったおもろい人紹介アリ

駆けつけ一杯

2005-08-31 11:03:28 | 痛い人紹介
いやぁ、ヒトがゼミ合宿で四日間毎日農村で炎天下炙り焼きされながら
レポートパッドとアンケート用紙持って聞き取り調査という名前の
飛び込み営業(一部嘘)をしていたのに
http://aikokusyoujyo.seesaa.net/
お前等何をやっている?

さりげなく嫌韓流バナー貼ってあるし、もうね、アホかとバカかと(以下略)。
ところでこの作者、最新エントリや京都の大学にいると言う話から推測すると
某R命館大学のような気がするんですが気のせいでしょうか?
・・・まあ、良いんだけどね。そんなことは

さてじゃあ今日は彼らにとって8月15日、実家に帰るより優先する
靖国参拝のエントリについていじっていきましょうかね。なんとなく今日は
アニメ関係のエントリはいじりたくない気分なので・・・(ギルモア将軍にしても、
ジュディにしても作者の暗黒面が出過ぎなのでね)。

8月15日、オレはいつものようにオカンが実家に帰ってお盆の支度をして
余った寿司を持ち帰るのを楽しみに家でテレビみたりブログの更新をしたり
していました。
・・・あれは・・・、確か夕方のニュースだったでしょうか。
政治思想板の菊地君も大好きな都知事がいつものように靖国参拝をしたと言う
ニュースが流れたときでした。
「うおおおおおおおおおおおおおおお」

菊地か木場ヒロシかというような奇声が

いやね、別に靖国神社参拝しようがオレは構わないよ。それこそ早朝深夜こっそり
一人で出かけるのを止めるような真似はしない。それこそ思想信条の侵害だ。でもね、
公人となると話は別になるわけで。まあ、政教分離と言うなら、某政党は勿論、
正月の伊勢神宮参拝(アレはそれこそ天皇家ゆかりのワケだし)も含めて包括的に
考えていくべき事だとは思うけど。

まあ、それはともかく
本当に追悼の意思がある人間なら、祭られている神社で奇声は上げない

・・・完全に政治の道具になっちゃってるでしょ。靖国神社。別にオレは坪内祐三の
言ったポップ靖国論、及び誰か忘れたけど昭和天皇靖国神社の宮司計画は
肯定出来るモノがあると考えている
人間だけど、靖国神社に去年参拝に行ったとき、しごく真面目に参拝したぞw
それこそ「戦争で亡くなったじっちゃんばっちゃん」への本当の敬意じゃないのかなあ。
表面上いくら不敬に見えたとしても、本質に敬意があればオレは容認するけれど、
「敬意払っています」という顔をして本当は全然敬意など払っていない人間は心の底から
オレは軽蔑します。まだね、政治家はバックの組織とかしがらみとかあるからある程度
そういう風なポーズを取らなければならない事情は分かるけど、それに乗っかって
軽薄な奇声を終戦記念日に靖国神社で挙げるお子様はホントーに学生運動やっていた
ような類のオッサンよりもオレは本質的に失礼だと思いますね。ええ

そしてバーグと民主党叩きで〆ると。
・・・いいよ。もう。
そもそもオレは彼らが「天皇」というモノ(政治機構のシステムで言うなら、
「天皇制」)を政治統治に必要としているかどうか物凄く疑問に思っているんですよ。
根本的に「伝統」というモノを踏まえて考えるならば、「天皇」と男性原理というのは
すさまじく相性が悪いんですよね。だから、彼らが望む強いニッポンの主権として
「天皇」を据えるのは非常にオレとしては不安があるんですよ。
だからこそ小林よしのりは本当は靖国論なんて書く前に「天皇論」を書かなきゃ
いけなかったのに、しないからもう勘違いの上に勘違いを重ねた自称ナショナリストが
大増殖というワケで。そもそも「天皇を中心とした国」の犠牲者を追悼する場所として
靖国神社は生まれたワケなんだからそれこそ天皇についてあいまいにしておくのは
卑怯だろうと小(以下略)。

民主党もねえ・・・。オレとしては嫌いなんだけど、あの彼らの感情的とも言える
嫌がり方はなんなのだろう。オレはね、民主党は誰が支えているかものすごく
見えないところが気持ち悪い政党だと思ってるんだけど(自民だったら地方の農家や土建
商工事業主、共産だったら党員、公明だったら信者(あと、多分共産と公明の支持者が
多い地域は都市の下町で被っている)、社民だったら市民団体というようにある程度
出自や支持者が見えやすいからね)、それでも政権取ったら日本は終わりとまでは
思ってないからなあ。ただ、都市の勝ち組リベラル市民臭がするのは事実かな<民主
そこがオレとしては嫌なんだけどね。土の臭いや機械油の臭いがしない政治家しか
いないように思えるから<民主

とりとめのない話になっちゃったけど、強引にまとめにはいるか。
基本的に彼らの中では「靖国神社」も「天皇」も「伝統」も自分が気持ちよくなる
ためのグッツに過ぎないようにオレには感じるんです。で、オレにとってはそういう
言動は巧妙にそれらを貶めるモノとしか感じられません。「イデオロギー的に
受け入れられない」というのならオレも「ああそうですか」としか言わないけど
(ただし、こういうのもアリと考える人もいるんです。だから、軽蔑しないで下さい
とは説明するけどね)、口先でそういうモノを肯定するようなことを言って、
本質的には「ただ、自己の都合の良いようなモノに勝手に変換して気持ちよくなっている
だけ」と言うのはオレは「正面切って否定する」よりも本質的にそのもの事態を
悪くしているような気がします。

駆けつけ一杯とか言いながら一升瓶ラッパ飲みね、自分。

無事帰還

2005-08-31 10:01:54 | 日記
ゼミ合宿で、群馬県の山中に四日間閉じこめられていました。
ちなみにおみやげとして、「大杯(おおさかづき)」を飲み会で余ったヤツ
持ってきました。呑兵衛の妹に渡したら「ちょっとまったりしてるけど旨い」
と言ってました。

一升瓶持って両毛線と宇都宮線乗り継いだ価値がありました。

と言うことで

2005-08-26 12:07:15 | 日記
明日からゼミの合宿です。
宿屋取れなかったので五時に起きて始発の両毛線で高崎まで逝ってきます・・・。

オレ、大丈夫かな・・・。

宮城の父

2005-08-25 11:38:58 | 社会とかそういうことについて
今日、朝、妹(一応美大生で今日は集中講義があるので早く起きていた)と一緒に
メシ喰いながら日テレの朝のワイドショーを見ていたら、宮城県の警官襲撃14歳
少年の話題になりまして、ぼんやりとそれまでテレビ見ていたんですが衝撃的な
映像が・・・。

・少年の部屋、中に漫画やアニメ、エロゲー・ギャルゲーのポスターがベタベタ
貼られている。エレメンタルジェレイドやCCさくら、少女漫画系もあった。
・電撃GSマガジン(ギャルゲー雑誌)から外したとおぼしきフタコイポスターの
貼り付けられたタンスの中から大量のエアガンが
・テレビの上には綾波フィギュア(5~6体はあったな)

オレは丁度家でコーンフレーク喰っていたんですが、スプーンをびたーんと
思わず落とし、妹は口をポカンと開けていましたよええ。

その時オレの脳裏に浮かんだ一言

「ああいった、そういった、いかにもアレな
代物は処分してから捕まりましょう」
(by 永野のりこ 出典「科学少年01君」)

いや、これは本当に名言だと思うんだけどどうよw
これは時期的には第一次ヲタパッシングの頃だから89年頃(多分、宮崎事件直後)
のソレだと思うんだけど、やっぱりこういうのは大切よ。
オレもね、一応数人のヲタ友人の間で「何か犯罪をしたらグッズを相互に
引き取って処分する」ゼネコンばりの組織を持っていたりするが、それは
まあどうでも良い。
でも本当のヲタなりオタなら、自らの積み上げてきたそういうものが無くなる
恐怖というのは結構それなりにあって(実は宮崎はヲタではないと言う説が
有力)、それをブチ壊してしまいかねないこういう行為には一定の歯止めが
自らかけられるものだと思うんだけどねえ。

と、犯人の方を責めた返す刀でお父さんの方も責める。

驚いたのは、宮城の犯人の子の父親がやたら積極的に息子のその痛いヲタ全開
ルームを世間様に晒していることなんだよね。ちったあ親なら自分の子どもを
守ろうとか思わないんかなあ。まるで自分が教育できなかった責任を、ワイドショー
のコメンテーターに「分析」してもらうことによって免罪してもらおうとする
ような気持ちがあるように思える。
でなければ全国ネットの民放四局(日テレ・TBS・フジ・テレ朝)に自分の息子の
部屋を晒すまではいかないだろう。
そもそも父親は犯人である14歳のオコヅカイを「月に千円」と言っていたが、
あのエアガンの量やフィギュアの数を考えると月に千円のオコヅカイで足りるはず
がないと言い切れる。千円というのは電撃GSマガジン買って少年ガンガン買ったら
終わりである。どうも「母親が入院していた」などの情報を勘案する限り、金銭的には
甘やかしていたのかな?と言う気がする。

にしてもこの父親は、息子に対し余りにも責任を取るつもりがないように思える。
確かに中高生時代の男の子は父親に反発するが(オレもそうだったし)、だからと
言って自分の子どもに関して知らず存ぜぬを通し、何かやらかしたらその断罪までも
マスコミに委ねる父親の姿は無責任かつ情けないモノにオレには思える。

いやね、ネットヲチ板のヲチャ並に容赦がないはずのワイドショーのコメンテーター
(日テレ朝の、メガネの弁護士だっけな)がこの父親の振る舞いを見て、思わず
遠回しながら「お父さん、ここまで息子の恥部晒さなくて良いんだよ」的なコメントを
残してしまったのが印象的すぎてね。

そりゃあ警察官襲撃の罪は彼に償って貰わなければならないし、その経緯で己の
趣味等がやり玉に挙げられることも当然責任として受け入れなければならないだろう。
しかし、この父親は全くそういう責任を取らず、まるで放し飼いにしていたDQNな
土佐犬のオーナーが「ウチでは大人しいんだが」「まあ、土佐は噛みますから」
とかみ付いた人の前で放言するような態度を取っているように見えるのは
オレだけだろうか。

愛国少女セミコロン精読、その2

2005-08-24 12:11:25 | 痛い人紹介
さあ、今日も http://aikokusyoujyo.seesaa.net/ です。

さて2ページ目に入ります。
1コマ目、いきなり笑撃的な文字が
脈絡無く飾られている「人権」と書かれたお習字

・・・ところで位置関係おかしくねえか、これ。もしかしてお習字じゃなくてクラスの
標語とか学校目標?いや、それなら位置的に戦前の教育勅語よろしく教壇の後ろか、
教室の後ろに張り出されているはず・・・。

結論 故・青木雄二が得意としたギャグと多分同じような効果を狙ったモノ

・・・ええと、やっぱりキミこういうの向いていない、と肩に手を置いて慰めたい
気持ちになってきました。温泉ガンダムのように。

2コマ目、クラス委員長・下野の登場ですが、やっぱり作者演出がヘタ。
ライバルキャラならライバルキャラらしくどーんと大ゴマ取って印象づける
なりなんなり方法はいくらでもあるだろ。キャラがいきなり死んでいます。

一番オレがここまでで気になっているのは、演出のヘタさ加減なんだよね。
例えば一枚目ならギリギリ朝の会に間に合った演出入れるとか、そこから
下野を出すとかいくらでも引き込む演出(コマ稼ぎにもなるし)の工夫は
出来るだろうに、全くやっておらずいきなりダルいわ引き込めないわきっつい
ことになっております。オレは一応コツコツ一人でお話作って妹に見せて
全否定されたり、妹が漫画描くので原作とコンテ任せてもらったことも
あるのである程度こういうことは分かりますが、初っぱなから読者掴めないと
アジビラでも意味無いぞと、こう言っておきたいです。ちなみにオレなら

教室に滑り込むヒロイン(ここでスライディングさせて極一部の笑いを取る)→
ギリギリ間にあった~→下野、大ゴマバック取って(背景に平和・平等・民主主義と
書いた上でオリーブの葉っぱを持った白いハトを飛ばす)メガネ光らせながら登場
→下野の登場第一声は高笑いで→そこから「戦後民主主義的なジャーゴン」を
使って遅刻をなじる

と言う流れにするけどね。ただの意地悪キャラより、ツンデレ匂わせるとか逆に
完璧にエキセントリックなキャラにするとか下野も惜しい感じなんだよなあ・・・。
3~5コマ目も、大教祖様の「悪魔顔」というイメージに引っ張られつつも
完璧に壊す(例 西部ススム)ところまでは行かず非常に「なんでこいつこんな
なの?」という違和感だけが先走ってしまっています。
セリフも説明口調でこういうときにこそイデオロギー成分を大前提として説明
すべきなのに(意外とこういう時に、世界観のお約束を入れる作者は多いよ)、
全然そういうのやってなくて不親切極まりない設定だしさぁ~。

そして最後の祖父の戦争体験、思いっきり不吉な予感がするのはオレだけでしょうか?
いやね、実際従軍経験がある人でも「嫌なこと」を言う人はやっぱり少ないのよ。
オレの死んだ父方のじーさん(オレが2歳の時に結構若くして死んじゃったんだけどさ)
はどう考えても「特攻隊の基地」(確か陸軍の鹿屋。特攻隊員か後方支援担当かは不明
だが、多分高等小学校出て食品問屋で丁稚奉公していた経歴から考えると後者かと)に
居たんだが「珍しい食い物がいっぱいあって、平和になったら米じゃなくて果物を
作ろうと思った」とかぐらいしか父親達に言わなかったらしい。事実戦後じーさんは
実家継いでいちご農家になるんだけど、なんていうか戦争体験とか聞く場合、言えない・
言わない部分にこそ大切なモノがあるんじゃないのか、オレはそう考えるんだよね。
勿論ソレを勝手にイデオロギーで断言しちゃうのは左右共にやってはいけないこと
だと思うけど、ホントに戦争体験を簡単に「かわいそう」とか「かっこいい」とか
無神経に扱っちゃだめだろうと。それは結局同じ事に過ぎないんじゃないかな。オレの
親戚でも、父方のじーさんは内地だったけど、南方戦線で毛が全部デング熱にやられて
抜けて帰ってきた九死に一生を得た人もいるし、満州に行った人もいる。母親の方は
じーさんばーさんともに若かったから内地で空襲の経験があるし、それらを一緒くたに
する無神経というのをやらかすのではないか。ちょっと心配だったりする。

さて、これで漫画の方は終わりか。とりあえず更新が遅いのでマッタリとやって
いきますわ。