高校時代、趣味や言動には確かに激痛なところはあったが、高校生レベルにしては
まあ無難な論理性を兼ね備えていたS。しかし、甲信越の山中にある公立大に進学
したあと、急速に崩壊していくことになる。
確かにSの見た目は強烈だった。あまり人のことはいえんがSは異常にデブヲタAA
に似ていたし、若いのに白髪が多くそれで女子高生に「キモい」とからかわれたことも
あったらしい。しかし基本的には良いヤツである、会話の内容と趣味嗜好に大きな問題は
あるが、そこらへんはいくらでも改善できるはずである。努力によって。あるいは、その論理
性に磨きをかけて院に進んで言論人としてやっていく方向もあったはずである。彼の親は
22の息子の進路先を見つけてやる程度に甘い親である。決してそういう方向性も
なかったわけではなく、少なくともオレはそういう方向性に行くんだろうなと思っていた。
しかし、やっぱり菊地の量産型は菊地の量産型であったらしく、大きくその方向性を
見誤っていくことになる。
大学入って数ヶ月後、パソコンが欲しいと言い出した高校の友人にオレはアキバまで
出張っていくことになった。一応、それなりにオレは格好に気を遣って行ったが、S
はドイツ軍の軍服で登場した。詳しく聞くと何か本人曰く違うらしいが、ミニタリー柄の
アレ気な格好である。いくら秋葉原でも浮く格好はある。しかもヤツにとってそれは
礼服的な価値を与えられているらしく友人がアキバに誘うたびにソレを着てきたらしい。
勘弁してやって下さい
しかもその後コヴァの中に、(1)純正系(2)親米系(3)嫌韓系の三大派閥を作り上げる
911テロ事件が起こります。彼は(1)を迷うことなく選びます。
「オレはこの赤い石を選ぶぜー」とコンバット越前ばりに。当時はまだネットに
手を出していなかったのが災いしたのでしょうね。多分。
更にその後、よせばいいのに大学内で布教を開始、変な格好(軍服コスプレ)
で大学構内をうろつく怪しいオトコ(しかも話しかけてきて変な本を薦めてくる)
と言う地方公立単科大学では拭いきれない汚名をかぶり、現在に至るらしいです。
ちなみに、Sに現在大学で話をする相手は誰もいないそうです。
(続く 関係者からの抗議等がありましたら、削除・変更があるかも知れませんです・・・・)