庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

健気に咲くヘリテージ

2006年12月12日 | ガーデニング
今朝は冷えました~ 朝6時で-4度だったとか。霜で草の葉や庭のバラの葉がとてもきれいに縁取られていました。それぞれ葉によって霜の付き方が違って美しいものでした。
画像は今朝庭で写したものです。このバラはイングリッシュ・ローズのヘリテージです。以前は挿し木した鉢植えを紹介しましたがこれは地植えしているほうです。何も写す花はないなぁと見回っていたらこうしてうつむいて咲いていました。外側の花びらだけが霜を受けて必死に中の花びらを守っているように見えました。
これからますます寒くなっていくので、蕾がたくさん付いているプリンセス・ドウ・ナッソウやピンク・プロスペリティはもう開くことができないでしょうね。
ブラッシュ・ノアゼットは蕾がたくさんボール化してしまいました。切らないといけないですね。

はるまきさんに明治終わり頃、大正、昭和の初め頃のバラ事情を色々教えていただきました。賢治さんが花壇設計や肥料設計を一生懸命やっていた大正末期から昭和の初め頃は欧米で作出されたバラが2,3年後には日本のカタログに和名で出ているものもあったようです。流通するのが早かったと言うことはカタログで取り扱う種類の入れ替えも早い?それにこの頃はティーローズよりもハイブリット・ティーが流行の主力だったとか。かなり値段にも開きがあったようですがそれでも他の花に比べると高価なものだったようです。それを20本も病院の院長先生に贈るということは院長先生に対する賢治さんの強い思いがあったのでしょうね。はるまきさんはそれほどの二人の仲をうらやましいとおっしゃっていました。
賢治さんが院長先生に贈ったバラはどんな種類だったのでしょう・・・。最新のハイブリット・ティーだったのでしょうか。
きっと町の病院として地域住民のために貢献し、信頼されている前途洋洋の先生には明るくて豪華なバラが最も似合うと考えたのかもしれない・・・なんて思ってしまいます。
コメント
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