へら浮子とJAZZが好き

へら浮子叡峰の製作日記と今日聴きたいJAZZ

完成ε-(´・`)

2012-04-29 23:41:00 | ヘラブナ釣り


 仕上げ塗りが乾いたら、1200番の水ペーパーで研いでやり
コンパウンドで磨き上げます。
左がビフォーで、右がアフター



こんな感じ



 この時点で、塗り斑やキズ・歪みなど
再点検しておきます。

 この状態で、2週間ほど抛っておくと
癖の悪い羽根は、暴れて狂う輩も出てきます
幸い、今回は全員合格でした


 ボディが出来上がったら、今度は
トップを1000番のペーパーで研ぎ、目盛りを
入れる準備をします



 黄色の上澄み液5回塗り重ねます。
写真は5回塗った物と、手前は3回塗ったもの。
単純に色を入れるより、手間をかけた分だけ
逆光に強いような気がします





 そして黄色と朱を2度塗り して
2~3日乾燥させます。



 十分に、色が馴染んだ後は
黒節を入れて出来上がり
キリっと締まる瞬間です。

 今回、20本挑戦して
ナントか13本出来上がりました




今日の一枚は、ジャケット写真にRudy Van Gelderのスタジオが写っていると言う理由だけでジャケ買いした
  RON CARTER - the bass and I

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塗りながら

2012-04-24 20:28:24 | ヘラブナ釣り
 2回目の塗りが終わったら、今度はトップとボデイの継ぎ目と
足の付け根を絹糸補強を兼ねて、飾り巻きをします。





 絹糸は滑るので、400番のペーパーで横方向にキズを入れ
少し湿らせてやると巻きやすいです。

 巻き終わったら、3回目の塗りです。
塗料とシンナーの割合は、2回目と同じ。

 乾燥したら、研ぎです。

この後は、トップの長さとテーパーの調整です。
今回は1.5mmのソリッドを使って、餌のノリを重視した
造りにしたいので、あまりテーパーをつけません。






 此処でウンチクをひとつ
皆が良く勘違いしているのは、【ソリッドなどの
ムク素材のトップは餌が乗らず、パイプトップは
餌乗りが良い】
と言う、間違った神話です。

 餌乗りはトップの太さで決まります。
その他にも、作ってみて初めて解かる間違った思い込みの多さに驚きます。
 例えば、床釣りにはムクで
宙釣りはパイプでとか・・・笑ってしまいますネ


 次は、足にもテーパーを入れますが
又も、ウッカリ写真を撮り忘れました

 気を取り直して、今度はトップの付け根と
足の付け根に、ラインを入れてやります。
この作業で、一気に引き締まって見えます。






 ラインが乾いたら、カシュウのを入れます。
この後、一週間はウレタンを塗れません。
直ぐに塗ると、カシュウがウレタンに負けて
酷い事になります

  




 印が乾くのを待つ間に、トップにウレタンを塗ります
何故、トップにまで塗るかと言うと
丸一日、浮子を水につけて置くと
トップが水を吸ってしまい、餌落ち目盛りが狂う事がありますので
念の為の防水です。
 何と言っても、ボディの接着は木工ボンドですので
水を含めば、パンクする恐れがあります。

 この後に、足の裏に白のウレタンを塗ってやります。
意味は有りません。
化粧飾りです




 印が乾く頃に、やっと4回目の塗りです。
塗料とシンナーの割合は、前回と同じです。

 乾燥したら、研ぎです。
塗り終わって、乾燥すれば必ず研ぎをします。

 此処で、を入れます。






 使用する筆は、ぺんてる筆ぺんです

 銘を入れるのは、作った浮子に責任を持つと言う
誓い
です。

 此れが乾いたら、ボデイに最後のウレタンを
塗って乾かします。



今日の一枚は HAROLD MABERN TRIO - FALLING IN LOVE WITH LOVE




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研ぎから塗りへ

2012-04-17 20:52:41 | ヘラブナ釣り

 接着を終えた羽根は、大体一週間位でボンドが
乾いてくれる筈です。

 季節にもよりますが、私は1~2週間乾燥させる事にしています。
中には、数ヶ月放置している時も有りますが


 今回は、1ヶ月近く念入りに乾燥させました。
なんちゅうても、今年初の浮子作りですから

 残念ですが此の時点で、何本かの不良品が出てきます。
反りであったり、割れであったり
センターのズレであったり・・・

 悔しいかな、今回は3本失格でした。
しゃぁ無いと言えばしゃぁ無いですが
結構こたえます。

それを察したのか、隣の幼なじみのケーキ屋さんから
嬉しい差し入れが



 小学校からの同級生で、未だにお付き合いしてくれる
気のエエおっさんです、ありがとうネ


 本題に戻ります。

 糸を外した後、はみ出して乾いているボンドを
取るのと、ウレタンの喰いつきを好くする為に
400番のペーパーで、やさしく研いでやります。





 研ぎ終わったら、一回目の塗りに入ります。

 塗料は、エンジンウレタンのクリアーを、主材2対
硬化材1対ウレタンシンナー1
の割合で混ぜた物を使います。

 1日で乾燥しますが、私は3~4日以上間隔をあけて
じっくりと乾燥させます。



 この後、水ペーパーの600番で羽根の地肌が
出ないよう、気を付けて研ぎます。
 
 2回目の塗り主材2対硬化材1対
ウレタンシンナー3
の割合で。

 乾燥したら、今度は1000番の水ペーパーで研ぎます。



  今日の一枚 Manhattan Jazz Orchestra - PAINT IT BLACK



 
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羽根の接着

2012-04-15 20:30:52 | ヘラブナ釣り


 久々に、へら浮子ネタです

 先ず、この作業で一番大事な工程は
良く手を洗う事です。
石鹸でゴシゴシ、手がふやけるほど洗います。

 何故なら、少しでも汚れた手で接着作業をすると
汚れが羽根の合わせ目に入り、出来上がった時に
黒い筋が残り、見た目も汚くカッコ悪いです

 仮巻きで形の出来上がった羽根の、下側3分の2位の糸を外し
それ以上糸が外れないように気をつけて
ボデイの真ん中あたりに適量ボンドを塗り
足元3~4cm位迄ボンドが来ないようボンドの量を調整し
素早く
糸巻きをします。
 のんびりしていると、折角仮巻きで形が出来ていた
羽根が元に戻ってしまいます。

 大切なのは、この時センターのズレや羽根の重なり
出来ないように慎重に素早く・・・

 次に、糸巻きした後にはみ出したボンドを
綿棒やティッシュ等で丁寧にふき取ってやります。
完全には取れません、少々残っていても糸を外した時に
多少糸にくっついて取れてきますので、あまり問題ないです。

 コツは、はみ出るほどボンドを塗るけど
多すぎてはイケナイと言う、微妙な匙かげん?

 接着の工程は、数をこなせば慣れると思います。
ナントも、文字や口では説明しにくいです。

 今回は、此処までの工程では写真を撮る余裕が有りませんので
文字だけの説明になってしまいました〇┓ペコッ

 この時点で、トップは1.2mmのソリッドを装着してますが
接着はしてません
足も、下4cm位は接着しません
 竹足を、入れて接着するのですが
完全にくっつく寸前に抜いてしまいます。

 この状態で、二~三日以上乾燥させます。

この後、竹足を入れて接着します。



 次は肩の接着ですが、工程はボデイ真ん中の接着とほぼ変わりません。
今回の糸巻きは、仮巻きとは逆に下から上に巻いていきます。

 この時も、トップは接着しません。
肩を接着後、素早くソリッドを抜いてしまいます



 1.2mmの径のソリッドで、トップに型を付けておいた所へ
1.5mmのソリッドを装着します。
速乾ボンドを使うので、無理無く接着できます。

 但し、この時もセンターが狂わないように気を付けますが
中には、どうしても言う事を聞いてくれない奴も出てきます。



 この部分はボディの接着の中で、一番狂いやすいので
早さと正確さが必要ですが、此れも慣れるしか有りません
 但し、以前このブログに書いたと思いますが
羽根の長さを揃える事が大前提です。



 この作業も、何本か作っている内に
何時の間にか出来るように為っています。

ついでですが、糸をとめる時はこんな感じで





 今回の接着作業は、接着剤と汚れ・素早さの関係で
写真を撮る余裕が有りませんでしたので・・・お許しを〇┓ペコッ




今日の一枚は、David Hazeltine Trio - PEARLS 



コメント (6)
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