へら浮子とJAZZが好き

へら浮子叡峰の製作日記と今日聴きたいJAZZ

セミカンザシ浮き、その後Ⅱ

2012-06-27 20:04:51 | ヘラブナ釣り
 仮巻きも終わって、接着作業もなんとか終了。

 ただ、普通の浮きと違って
接着面を確認しながらの作業では無いので
ぐるぐる巻きの糸を外してみないと
旨くいったのか、失敗なのか分りません。
殆ど運任せの作業です

 久しぶりのセミカン浮きですから
少々の事には目を瞑って次の工程に入ります

 先ず、足の接着です。
ボディが短い分、センターのズレが分りにくいです。

 ボディの割れ防止の為、改めて足元と
トップの付け根を糸巻きしておきます。



 羽根の内側はこんな感じです。



 接着は竹足にボンドを塗り、気合で決めます
はみ出した余分なボンドは、丁寧に拭き取っておきます。

このまま、4~5日乾燥させます。

 次はトップの接着です。
エサ持ちと見やすさを考慮して、1.5mmのソリッドトップです。

 ここは足とボディの長さがある分、センターが出しやすいですが
慎重にトップを廻しながら羽根側の穴と
ソリッドにボンドを塗り接着します。



此れも、はみ出した余分なボンドは丁寧に拭き取っておき
4~5日乾燥させます。

 今回は、慎重に一週間以上乾燥させました。
決して忘れていた訳では有りません。



 糸を外し、余分なボンドを800番のペーパー
削り取ってやれば、いよいよ塗りに入ります。



 次回は塗りのレポートの予定です。


今日の一枚  うどん県の生んだ名ピアニスト      馬場和子 - I'll Keep Loving You

セミカンザシ浮き、その後

2012-06-03 16:35:44 | ヘラブナ釣り
 前回、大事なことを書き忘れていました。

 真っ直ぐな、歪みの無い浮きを作るのに
一番気を付けなければいけないのが、羽根の長さと形と
硬さを同じに揃える事
です。



 10枚合わせでも20枚合わせでも、極力同じ長さ・硬さ・形状の羽根
組み合わせます。

 そして、必ず頭と足の部分を
丁度同じ長さに
揃える事です。
難しかったら、頭だけでも絶対に揃えます
1本でもずれては、歪みの原因に為るので気を抜けません。



 普通の浮きの場合、仮巻きの度に
糸を外して、羽根の整形をし直しましたが
この『セミカン』では、合わせ目も大事ですが
それ以上に、サイズを揃えて合わせた順を守ってやる事 。

 バラバラに為らない様気をつけて
根気良く真ん中から下に、下から上に
タスキを掛けるように、ぐるぐる巻きにしていきます。

糸を外す度に、トップと足を少しずつ削って
テーパーの加減をします。
此れを、4~5回繰り返します。



 せいぜい、5cm~6cm以下の長さの羽根で作るので
ボデイの歪みは、それほど心配はありませんが
センターを通すのが難しいです。

 整形を続けている内、最終的には
羽根部分が、作り始めより0.5cm位短くなります。





 コツは、羽根のワタの残し方です。
あわせる羽根同士、同じ形のワタを揃えれば良いだけです
其のためには、数十枚同時に削ってやらないと
揃ってくれないので、可也面倒です。

今回は5本組み合わせて、3本仮巻きまで進めました。




今日の一枚  HANK MOBLEY-THE TURNAROUND!