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妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

認知症は神様からの贈り物

2016-03-30 17:59:54 | 日頃気になること

【認知症は人生最後の贈り物】と言う意味は本人は死の恐れ、病の苦しみ、痛みを感じなくて最期を迎えられるというくらいに思っていた。

 

認知症が最重度になって脳の機能はほとんど失っても 「心は生きている」 ので感情は表現できないだけでなんでも感受出来ていると、私は勝手に理解していた。

 

妻の認知症は最重度の状態がもう3年以上になります。

この期間 意思の疎通は全くなく目は瞑ったまま、声は発しない、声掛けにも表情に変化は一度も見られない。

 

食事介助で・・・ミキサー食のおかずをスプーンで 「ハイ!これ好物のシューマイ」 などと声掛けして口に運ぶと 好きな食べ物の時の口の開け方が違うように見えるので言ったことが分かっているような気がする時もある。

 

今までは、 【認知症は神様からの贈り物】 と言う意味は認知機能が低下しているので死の恐怖を感じないから、と言う意味にも思っていた。

 

先日、孫娘と施設へ妻の面会に行ってきた。

孫は3年ぶりくらいだったが家に帰ってから、ばあちゃんは 「カワイクなった!!」 と言ったのです。

 

そう言われると、目は瞑ったままで無表情に見えていたのが、笑顔は一度も見せないが、いつも微笑を浮かべているように見えていたのに気が付いた。

いつも昼食介助のあと、満足感と言うか、安心するのはこの微笑が 「神様の贈り物」 と初めて気が付いた。

他の入所者さんも皆幼児の表情に見えてきた。

神様の贈り物は介護者への物だった!?


1年前の記事の感想と今日の思い

2016-02-27 17:39:48 | 日頃気になること
 
認知症絶対治らない病気だと思いたくない

本日の妻の昼食介助 (特養に入居しています)正午丁度に妻のグループの食堂に入室。7名の入居者さんテーブルを囲んで昼食を待っていた 妻の車椅子に座っている(...
 

今日(2月27日)施設へ妻の昼食介助に行ってきた。

妻の容態を書く前に1年前のブログを開いてみた。

 

内容は今日と、ほとんど同じです・・・5年前から重度の状態だった。

脳の機能はこれ以上悪化しないほどに5年前になっていた。

 

いまでは妻の脳の機能は絶対に回復はあり得ないと認めます。

けれども、 「どんな形でも良いから、いつまでも生きていて欲しい」

これだけが願いだった・・・生き甲斐だった・・・。

 

この願いでの介護 4年経ち、5年経つと【邪悪】の思いも浮かんでくる。

人間以外の動物は自分で口から食べられなくなった時点で【死を意味します】

自力で歩けなくなった時点・・・からかも・・・?

 

現在は

福祉制度は充実し、医療もほぼ完璧(認知症関係を除いて)の時代です。

施設入居者は生活のすべてを保護されていて、脳以外の器官は健常者と同じならば、寿命は平均以上になると思う。

 

社会保障費の増大で財政は?

医学の進歩で人間の寿命が100歳以上になったとしたら・・・ふた昔前(江戸時代後期か?)の民話にある「楢山節考」では、70歳で老人で廃老と言われていた。

 

不謹慎であり、邪悪な考え極まりないですが、ビデオで楢山節考を観て 姥捨て とか 廃老 とかの言葉と連結して草稿しようとしたものです。

呆け老人を施設に入れることは姥捨て・・・と言う意見に対して。。。

楢山節考

1958年 松竹作品

監督 木下恵介

出演 田中絹代

 


 


認知症は予防できると思って?!

2016-02-20 14:47:51 | 日頃気になること

認知症は予防出来るのか?遺伝性の病気なのか?

考えてみると。

タバコの喫煙一つとってみると、喫煙はアルツハイマー病にかかる割合は吸っている人は吸わない人に比べて2倍と言われていますが、実際は喫煙者のほとんどはアルツハイマー病にかかっていません。

 

以前、何かの書物でタバコはアルツハイマー病の予防になると信じていた時代があったと、記憶があります。

また、認知症患者に占める割合は喫煙者の多い男性の方がはるかに低いです。

女性の患者さんの大半は非喫煙者なのに…。

因みに、妻は非喫煙者です。

 

私は、認知症にはなりたくない、予防になることは何でも実行したいとの思いで、巷にあふれている色々な方法に関心を持つようになった。

これも良い、あれも良い、と次々と新顔が現れてきてほんとうに取りつく島もない です。

 

一度、冷静に立ち返ってみると、

呆ける人は、どんなに対策を取っても呆けるし、どんなに不摂生の生活をしていても呆けない人は呆けない。

こう思うと認知症の予防方法はないように思う。

確率の問題か?

 

しかし、単に呆けただけの認知症は予防できると思います。

改善も出来ると思います。

 

専門知識のない私の思っていること

妻の病状を観察して13年、多数の認知症患者さんを見てきて、常に思っています!!

アルツハイマー型認知症に関しては別枠扱いの認知症だと思うのです。

私の見てきた限りではアルツハイマー型認知症患者は10年未満で皆さん自力で食べられない、声を発しない意思の疎通が図れない・・・この段階に進みました。

 

私の知り合い5人中4人は10年前後でお亡くなりになりました。

5人全員アルツハイマー型認知症です。

80,90歳代の認知症患者さんはアルツハイマー型と違うように見えます。

私と会話が成り立ちます。

 

一介護家族の戯言です。

思いつきです。


明日は明日の風が吹く

2016-01-23 13:59:13 | 日頃気になること

昨日22日(金) 妻の入居している特養へ3日毎の昼食介助に行って来ました。

 

12時丁度に妻のグループの食堂に入室すると8人の入所者さんとテーブルに着いていた。

対面すると目は瞑ったまま、両手はいつもと同じ、右手で左こぶしをしっかり握って身体全体が固まっていた。

 

上体は、この日は左に少し傾いていたが簡単に直せて1時間ばかりそのままの姿勢で完食。

この間、声掛けに反応がないので左まぶたを開けてみたが私にピントを合わせられない。

昼食時間いつも眠気に襲われるのか・・・眠った状態や、寝息を立てる時もある。

 

不思議なことに、それでもスプーンを唇に触れると口を開けるのです。

咀嚼出来ます。

 

食介中、もしかしてと思い浮かんできたこと

2年半前テンカン発作を起こし、それ以来デバケンのシロップを服用しています。

この薬ネットで調べてみるとアルツハイマー病に効果が認められたと出ていました。

 

テンカン発作がケガの功名になったと少し喜んだりしたが…

このデバケン(デバケンRに関しては)睡眠導入効果があるので、妻には強すぎるのかも?

生涯飲み続けることになると書いてあるので副作用はあまりないと思うが?

 

施設入所・入居は、グループホーム、老健、特養と今年で10年になります。

私の今の心境は万が一の神だのみは止めました。

今日一日が無事に過ごせればそれだけで良いと思うことにした。

明日は今日よりよくなるとは思わないが(妻の体調が)明日になってから考えればいいことだ・・・。

【もしかしていい日になるかもしれない】

明日は明日の風が吹く


主人が認知症のようですが?聞いてください!!

2016-01-06 14:50:17 | 日頃気になること

こんにちは うすぐもりですが風もなく穏やかな日中です。

施設への妻の面会は今年になって2回行って来ました。

何の変化もなく重度のままです。

 

昨日、町内の20年来面識のある方(ご主人、奥様)・・・奥様が訪ねてこられました。

「うちに人が認知症のようなのでいろいろお伺いしたいのですが・・・。」

と言うことでお話を聞きました。

 

最近、主人は顔色が悪く元気がなく眠れないので、心療内科を受診したが「体調が悪いのは歳のせいです・・・」と言われたが,〇〇さん(私)は「どこの病院で診てもらったのですか?」ということから話が進みました。

私はこの日、日課にしている釣り池の様子見の帰りに旦那さんの元気なウォーキングに遇いましたよ。

と言うと「以前より歩かなくなった」と言われました。

 

旦那さんは何年も、団地下の阿武隈川の自転車専用道路を1時間くらい歩いています。

私は旦那さんの今の段階では認知症とかMCIとか医師は告げるはづはないと思う。

 

私の妻は、明らかに認知症の症状が現れてから受診したので、アルツハイマー型認知症と診断された。

即、アリセプトの服用が始まった。

2年半後要介護5まで進行してアリセプトは止めました。

以来、服薬は何もありません。

 

話しをもどして

妻を見てもらった医師と旦那さんを診た医師は同じです。

私の時はCT画像を見せて家族にも分かり易く説明してくださいました。

数年先まで予測してもらいました。

その通りに進行して今日に至ってます。

 

この奥さんの場合、旦那さんは何十年もの伴侶なので言動の変化が、認知症ではないかと不安に駆られているのだと思います。

私は、一認知症介護家族で全くの素人なので生噛りの知識でいうと、何らかの病気が出たか?

認知症を疑うならばMCIの状態なのか・・・。

奥さんは「主人は以前の元気がなくなり言動がおかしい」…歳のせいと思えない,ということで、私に相談に来たのです。

 

私は妻に限った体験を話しました。

では、どうやってMCIの時期に認知機能の低下を予防したらよいのか?

食べ物、運動、学習、社会参加いろいろ検討する問題はありますが、一番は、やる意欲が減退すれば、何も改善の方法は無くなってしまう。

予防は認知症に絶対なりたくない この一念が全てだと思う