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への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

懐古園の紅葉 小諸

2022年11月04日 | 散策

10月最終日、騒音四重奏に苦しめられた夜が明けました。

 

寝不足ですが、せっかく小諸に来たのだから、秋の懐古園小諸城跡)を散策することにしました。

検索したら、ちょうど紅葉まつりの期間中。懐古園は秋が一番いい、といいます。これは期待できますよ。

 

ファミレスで腹ごしらえをしたあと、入口に一番近い駐車場にやって来ると、

おっ! 来てる、来てる

我々も急いで入口に向かいました。すると、

 

C56! 

小海線で活躍していたそうですよ、このSL。そういえば、小諸は小海線の起点でした。

 

SLを見ながら、右に迂回していくと、

いい色!

懐古園への入口です。

 

入口から坂道をのぼって行って、見上げると、

うわっ! きれい

 

道なりに進むと、黒門橋がありました。

橋の向こうの大イチョウ、立派。橋の下は紅葉谷ですが、少し早かったですね。

渡り切って右手に行き、城内をぐるっと一周し、左側に出てくることにしました。

 

前にいる人たちについて行くと、

 

大きなケヤキがありました。胴回り6m、樹齢は500年!

小諸城完成前から、ここに鎮座していたということかぁ

 

ケヤキの向こうにあった建物は、

藤村記念館です。ここは、以前来た時に入ったからスルーして、

 

道なりに、先に進みました。

 

モミジの下を通り抜けると、向こうの方から、

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なす繁縷は萌えず~

子供たちの声です。近づいて行くと、

 

観光客に子供たちが何やら説明をしていました。聞くと、

子供たちは、小諸市立坂の上小学校の児童で、「こどもガイド」として授業で学んだ郷土の歴史を観光客に説明していたのです。

先に橋があるぞ

 

行ってみると、そこには水の手展望台がありました。

ここにも「こどもガイド」がいて、説明によると、下に見える川が千曲川だそうです。

 

千曲川を確認し、引き返してきました。

真っすぐ行くと、藤村記念館に戻るので、石垣のところで右折。すると、

 

馬場で、菊花展を催していました。

今ではめずらしい菊花展。菊の香りをかぐのは、久しぶりです。

 

丹精込めて育てられた菊を鑑賞したあと、会場の反対側を見ると、

天守台があった石垣です。苔むした野面(のづら)積みに、松の古木が一本。

古城の雰囲気ある~っ!

 

天守台に登るために、この石段を上がり、左折してさらに進むと、

 

看板を発見。

石段を慎重に上がると、

 

狭い、狭い天守台跡がありました。

島崎藤村は「天守台から千曲川が見える」と書いていますが…。

ん?? 見えない

 

天守台からの眺めをしばらく楽しんだあと、ゴロゴロした石段を下りて先に進むと、

真っ赤なモミジの向こうに、懐古(かいこ)神社の屋根が見えてきました。歴代藩主を祀った神社で、懐古園の由来になった神社ですね。

 

お詣りをして、鳥居のところに出て来ると、

右奥に「そば処」という文字。

ここは藤村が足しげく通ったという山城館です。近づいてみると、まだオープン前。残念、そばを食べることはできませんでした。

 

諦めて、神社から黒門橋を渡って、坂道を下りて入口に戻って来ました。

突き当りが三の門。その手前で左折すると駐車場です。

 

ここで、イスラーム教徒の女性たちとすれ違いました。これまで地方の観光地で外国人を見かけることはありませんでした。入国制限の緩和を実感した瞬間でした。

 

懐古園では紅葉と菊を堪能、でも、腹は満たされませんでした。

そばは、上田にするかぁ

                                  つづく

                                         


栃木まで、一っ走りしてきました

2022年11月02日 | 遠出

10月下旬、孫とぶつかり転倒、足をくじきました。それ以降、家で養生していましたが、10月の最終日曜日、親戚に法事があり、栃木県まで出かけることになりました。

 

日曜日、早朝に起床、朝の5時前には車を走らせました。まだ暗い中、中央道を一路北上、岐阜県から長野県に入ったころ、やっと空が明るくなってきました。

 

6時半、駒ケ岳SAでトイレ休憩。

背後の山は、中央アルプス空木岳(からきだけ)です。

トイレから出てくると、明るくなりかけた南アルプスが視界に入りました。

 

その後、中央道から長野道を経由して上信越道に入りました。

ちょっと、お腹が空いてきたぞ

 

8時過ぎ、横川SAで空きっ腹を満たすことにしました。

おっ! 峠の釜めしで有名なお店だね

外気温6度。釜めしではなく、二人とも舞茸そばで体を温めました。

 

一息ついて再び乗車。

上信越道から関越道北関東道東北道を乗り継いで、やっとたどり着きました栃木県鹿沼市。時刻は10時過ぎ。走行距離430㌔、5時間超のドライブでした。

 

 

法事の会場は、真言宗智山派の薬王寺です。

ここは、徳川家康の霊柩が久能山から日光山に移された際、4日間滞在することになった徳川家ゆかりのお寺。駐車場から歩いて近づくと、

りっぱに山門の向こうに、親戚の方々の姿がチラホラ。

 

我々が着くと、皆さん本堂へ移動です。

 

石段を上って行くと、頭上に立派な龍の彫り物。聞くと、

日光東照宮の造営で鹿沼を訪れていた棟梁とその弟子の作品だそうです。

 

一堂が着席したところで、法事が始まりました。

左右の柱、よく見ると「南無大師遍照金剛」の文字。

えっ?! これ、寅さんが備中高梁で法事を手伝ったとき、唱えていたお経じゃない

寅さんが僧侶の真似をしていた連台寺は、薬王寺と同じ真言宗のお寺のようですね。

 

無事法事も終わりました。

皆で本堂裏のお墓に参り、薬師様と本堂に手を合わせ、こちらを後にしました。

 

この後、市内の料理屋で豪華な会食をし、別れのあいさつを交わし、午後3時過ぎに鹿沼インターから東北道に入りました。孫たちが気になり、とんぼ返りです。

 

 

来た道を引き返していたら、長野県に入ったあたりで暗くなり始め、運転も限界。

今夜は小諸市で一泊だな

で、ここグレイスランドホテルで泊まることに。こちらは現在、素泊まり専用ですね。

                         (翌朝撮った写真)

 

チェックインを済ませ、ご飯を食べに市内へ。真っ暗のなか、車を走らせていたら、暗闇にぼ~っと浮かび上がった茅葺家屋

こちらは、庄屋の家を新潟県から移築したお食事処やまへいでした。

よし! 今夜のご飯はここだ

 

への次郎が注文したのは、鴨せいろ(1540円)。

 

奥さんは、温かいきのこそば(1210円)。

やはり、そばは信州だな

二人で言い合いながら、美味しいそばをいただき、再びホテルへバック。ところがこの後、ひどい目に遭いました。

 

 

ホテルに戻って風呂に入っていたら、断続的に繰り返す機械の稼働音とかすかな揺れ。ホテルのボイラーか、エアコンでしょうか。

風呂から出て、髪を乾かしていたら、電車の通過音とかすかな振動。窓を開けたら、真下が鉄路!「しなの鉄道」の線路でした。

ベッドに横になったら、上の階の客が歩き回る音。そのうち奥さんのいびきも加勢して…。

この騒音四重奏に、やられましたよ。

何とかしてくれ! 支配人

                                   つづく