への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

初夏の京都・滋賀 ②大原寂光院

2022年05月22日 | 旅行

三千院から大原バス停に戻り、そこから小径を少し、寂光院の方向に歩いて行きました。

 

来麟(きりん)

着いたのは、ここ。いろんなところで紹介されているカフェレストラン来麟です。

人気店で予約が取れなかったため、開店30分前に来ましたが、すでに数名の名前が書いてありました。

 

記名し、順番を待つ間、周囲を散策。

 

開店時刻に戻ると、店内はいっぱいで、軒下のテラス席になりました。メニューはおにぎりランチのみ。大原野菜のおばんざいとサラダのバイキングです。制限時間75分の食べ放題、1800円でした。

  への次郎 「おにぎりの種類が10種類から半減していたね

  奥さん  「お値段は、2割も値上がりしていたわ

 

 

寂光院

パンパンに膨れたお腹をさすりながら、小径を寂光院に向かいました。

 

近づいてきたようだ、雰囲気ある

 

着きました。受付で拝観料を払って行先を見たら、高い石階段。

 

のぼっていったら、趣のある山門がありました。

 

山門をくぐって、左に進むとすぐに鐘楼がありました。その前を通って左に抜けると、

 

ありました、建礼門院の住まいの跡です。

右側の小さい木の奥には、女院が使った井戸の跡もありました。

 

再び境内に戻り、置いてあった椅子に座り、本堂をながめました。

 

ここは天台宗の尼寺です。創建は6世紀末の聖徳太子にさかのぼると言われていますが、よく分からないようです。

三千院と比べると、境内は狭く、建物は小さく簡素なつくりをしていました。来訪者は少なく、蛙の声もありませんでした。この静かなたたずまいのなか、建礼門院は平家一門とわが子安徳天皇の菩提を弔いながら、ここで余生を送ったんでしょう。

しばらく休んだ後、立ち上がり本堂に向かって合掌し、長い石階段を下りていきました。

 

道路に出たところに一軒、お店がありました。のぞくと、しば漬け翠月でした。

店主曰く、「しば漬けは大原の里の人たちが建礼門院に献上したところ、大いに喜ばれ柴葉漬と命名されたのにはじまる」とのこと。

 

しば漬けが入った小袋をぶら下げて帰ってくると、橋がありました。川の上流を見ると、

シャクナゲの後ろの家、ランチをした来麟でした。三千院は、その右奥です。

 

橋の上から三千院の方向をながめていたら、一人の若い女性が声をかけてきて。

  若い女性 「寂光院へは、この道ですか?

  への次郎 「はっ、はい

 

少し慌てましたが、後姿を見送りました。

大原に若い女性ひとり。絵になるなぁ

                                 つづく