去年撮った紅葉の写真を見返していました。
「永保寺に行ったのは、今頃なんだ」
素晴らしい紅葉が思い出され、今年も行ってみました。
岐阜県多治見市虎渓山。10時前に着くと、駐車場はほぼ満車。隅に何とか入り込みました。数分歩くと永保寺(臨済宗南禅寺派 虎渓山永保寺)の入口です。
去年はここから、真っすぐに下りて行きましたが、今年は右回りで行くことに。
すると、
「うわっ!! イチョウの落ち葉!」
ここは徳林寺。
永保寺がある虎渓山は、多治見の宗教地区。永保寺以外にも、いくつかの寺院があります。徳林寺の隣りに行くと、
朱色の山門を持ったお寺がありました。ここは保寿院。
山門前の細い山道を下って行くと、永保寺を見下ろせる場所があります。
ほら。
こっちは東の方向。
永保寺のシンボル、樹齢700年の大イチョウです。イチョウの左の大屋根は庫裏(くり)、右は太鼓楼。
こっちは南の方向。
国宝観音堂の屋根と、池に架かった反り橋(無際橋 むさいきょう)です。
反り返った桧皮葺の屋根を上から眺めることができるのは、ここだけ。でも来る人は、ほとんどいません。
境内に下りましょう。急坂ですよ。
真ん中に陶製大灯籠。これ、美濃焼きじゃなく、瀬戸焼です。
建物は手前から、本堂、大玄関に庫裏(くり)。この三つの建物は2003年に焼失、その後再建されました。火災の際、大イチョウの左半分も焼失。今でも枝は回復しきっていません。
大イチョウの下では、結婚式の前撮りをしていました。
今日はすばらしい快晴、心に残るいい写真が撮れたでしょう。
右に移動すると、
モミジの奥に太鼓楼です。
ここから大イチョウを見ると、
庫裏、大玄関、本堂がよく見えました。
見上げたら、
黄金色の天幕です。
観音堂前の池の近くに来ました。
ここから池に寄って、対岸を見ると、
観音堂と反り橋です。
ここで振り返って、後ろを見ました。すると、
寺の白壁をバックにしたモミジ。
その先には、瓦土塀をバックにした艶やかなモミジがありました。
「白壁といい、瓦土塀といい、紅葉とのコントラストがいいなぁ」
つづく