藤井八冠を話題にしながら、地下鉄覚王山駅から、日泰寺の方向に戻ってきました。
奧さん 「日泰寺の五重塔が見えてきたよ」
への次郎 「もう少しだね」
ここが入口ですね。
柿の木のところから、さらに下りて行くと、
日本庭園に着きました。
向かいは建物に見えますが、池に架かった白雲橋という橋です。
ここは揚輝荘(ようきそう)北庭園です。
揚輝荘とは、大正から昭和初期にかけてつくられた別荘。松坂屋初代社長伊藤次郎左衛門祐助(すけたみ)がつくり、現在は名古屋市の所有になっているそうです。
左回りに池を回って行くと、
ほら、池の向こうに五重塔が見えてきました。太鼓橋の下に逆さの塔が映ってて…。
さらに進むと、
への次郎 「ここだねロケ現場は」
奧さん 「浅見光彦ね」
中村俊介さん主演の「不等辺三角形」のロケ現場です。
もう少し引いて撮ってたんですね。
白雲橋に足をかけると、
向かいに三賞亭という茶室が見えました。
その先には、
への次郎 「豊彦稲荷だって」
奧さん 「縁むすびにご利益ありそうだね」
赤鳥居をくぐって行って、突き当りを左に進むと伴華楼(ばんがろう)がありました。
への次郎 「ほら、二階部分の壁、凝った作りだね」
奧さん 「木の板一枚一枚が、魚の鱗のようだわ」
一階部分をのぞくと、伊藤次郎左衛門祐助に関する展示がありました。
北庭園をぐるっと一周し、入口の柿の木のところに戻ってきました。
への次郎 「マンション右端の階段を上がって行くと、南庭園に行けるよ」
奧さん 「伊藤家は維持できなかったのね、広大な庭園を」
もらったパンフレットによると、広大な敷地は1万坪を超えていました。
それが現在残っているのは、北庭園6500㎡、南庭園2700㎡のみだそうです。
そうそう、北庭園は無料です。紅葉の時期は、よさそうですよ。
つづく