歯医者に行った。
実は、月曜日に、駐輪場でお煎餅を食べたら、下の前歯の間に何かがはさまり、取れなくなっちゃったのだ。
楊枝でも、ゼムクリップを延ばした奴でも、はさまった奴は取れない。
で、歯医者に行ったら、取ってくれるだろうと、予約をした訳だ。
前回歯医者に行ったら、“半年経ったら、歯垢を取りにまたいらっしゃい。”と言われていたのだ。
4時に行った。いやはや、なんでこう歯医者は冷房をぎんぎんに利かせるのだろうか。
寒いったらこのうえない。
Tシャツ、半ズボンの夏様式で行ったので、凍えそうである。
丁度、車のトランクに長袖シャツが積んであったのでそれを着て、何とかしのいだ。
が、治療台に乗って、気が付いた。
足が冷えている。腰が冷えている。
腰を冷しすぎて、子供を産めない身体になったら、どうしょう・・・・
“偏屈爺鵺さん、最後に治療したのが、2004年の7月○日ですから、丁度2年目ですね”
“えっ、半年経ったら、来るようにと云われましたので、来ましたが、半年経ったんですよねぇ・・・”
で、偏屈爺鵺のその後の歯を看て、医者らしく、何かのたまわっていたが、聞いていなかった。
で、歯垢なぞはDrが取るわけがない。
若いお姉さんが、取る事になる。
これが、この冷房で風邪でもひいたか、なんだか鼻水を盛んにすすりながら、偏屈爺鵺の顔に覆いかぶさって、歯垢を取る。
この歯医者は、治療中、口の回りにタオルを掛ける。
だから、治療中の水が顔に飛び散らなくてよい。覆いかぶさってくるお姉さんの顔を見なくてよい。
で、眼をつぶって治療を受けているうちに、この覆い被さっているお姉さんの鼻水が、大きく開けている口に、ひたたり落ちたら、どうなるのだろうか。
と想像したら、可笑しくなった。
“あら、ごめんなさい”などとは云わないだろうな。
黙って、機械で吸い出しちゃうのだろうか?
“あら、しょっぱい”などと、偏屈爺鵺がつぶやいたりして・・・
その時、彼女はどうするのかな?
治療は上下の前歯から始まった。
ま、実は、その時には前歯にはさまった物体は、いつの間にか消えていた。
多分、お煎餅の塊がはさまっていたのだろう。だから、日が経てば、溶けて流れてしまったのだろう。
だから、お姉さんは何も知らずに、歯垢の除去作業をしている。
お煎餅がはさまっていたら、どうするのだろうか?
黙って、削ぎ取るのだろうか?
“あら、お煎餅が・・・”
とつぶやくのだろうか?
18557歩 65.7kg 18.6% 87.5糎