働いているバヤイじゃない

酒とバイクとゴルフとプラモ

タミヤ 1/12 ヤマハYZR500 1980/タミヤ 1/12 スターティングライダー

2024-01-04 10:26:42 | ブラモデル

発売当時買った小鹿タミヤです。ラグにゃん製3Dプリントのチェーンとステダンを手に入れたので製作を決意。

当然、デカールは逝っていたのでカスタマーサポにメールしても在庫なし。社外製も見つからず。で、日光浴とリキッドデカールフィルムの三度塗りで済ませました。貼る際は、リキッドデカールの厚塗りのせいで内側にカールしてくるので、マークソフターを塗布した上でヒートガンで温め、綿棒で密着させると比較的うまくいきました。それでも、乾燥してくると面積の大きいデカールは端からパリパリ割れてくるのでリタッチは必須ですが。

また、タミヤ製とはいえ、40年モノ。当然、現行キットのようには組めません。フロントカウルをはめる際はエンジン側のYPVSシステムが張り出しているせいでうまくいかず、取り外してカウルを付けてから適当に押し込めました。スクリーンも大変でした。カウルを本体に付ける前にスクリーンを削りながらフィッティングしたのですが、本体に付けてみるとフロントステーのせいでカウルが幅広になり、スクリーンの幅に合わない。ステーを中央から切断してカウルの幅に合わせてステーを接着するという力技で乗り切りました。まあ、それでも隙間ができてしまいましたが。なお、今回、初めて光硬化のアロンアルファを使ったのですが、これはバイク模型に最適です。白化しないので特にスクリーンの接着には有効です。

チャンバーはこの時期のキット特有の肉抜きがしてあって、ランナーとパテで埋めてから塗装したのですが、組んでみるとフレームやエンジンに干渉しまくりで、泣く泣く削って何とか取り付けました。チャンバーのスプリングはラグにゃんさん特製の3Dプリントで、フック受けごとプリントされているのでめっちゃ取り付けが楽です。

ワイヤー、パイプ類はネット画像を参考に追加して情報量を増やしています。チャンバーのサイレンサーとフロントフォークのインナーはハセガワのフィニッシュを貼っています。

デカールはシルクスクリーンではないので、タンクとシートカウルのスクエアドットラインは白塗装の上から貼ることで透けるのを防止しています。でも、このせいでちょっと上に貼り過ぎたラインの修正ができなくなり、テール部分の整合性が取れなくなりました。適当に塗装して誤魔化しています。

キットはハングオンのケニーフィギュア付きでしたが、飾りやすいスターティングライダーにしました。しかし、二つを比べると全然スケールが違っていて(ハングオンの方がでかい)、デカールと整合性が取れず、背中のケニーとグッドイヤーのロゴが所定の位置からはみ出してしまいました。まあ、フリーハンドで塗装し始めたワタシが悪いのですがね。ちなみに、両腕に磁石を埋め込み取り外し可能にして、ハンドルにフィッティングしやすいようにしています。これで他のヤマハのバイクにも合わせやすくなります。

いろいろ失敗もありましたが、古いキットの割には見栄えの良い出来になったと思います。バイクプラモの楽しさを再確認するとともに、古いキットをそれなりに仕上げる楽しさも分かった気がします。ドMですね(笑)。