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テプラで銀エンブレムをつくる

2018-07-01 11:07:04 | ブラモデル
MDプリンタを持っていないモデラーにとって白色やメタル色の文字、エンブレムの複製は鬼門です。しかし、ネットを検索するとテプラでそれが可能であることが分かります。
ここでは、その方法を備忘録として掲載します。
主な参考サイト
http://fukusukeraigyo.ikaduchi.com/deka-ru/tepuradedeka-ru/tepuradedeka-ru.html

まずはスキャニングですが、デカールは小さいのでできるだけ解像度を高く設定した方が印刷時のジャギが発生しにくくなるでしょう。当方は最終的に360dpiで仕上がり原寸以上になるようにしています。

取り込んだ画像はフォトショップなどの画像ソフトで切り出します。フォトショップCS2では次のような手順で作業します。
1 長方形選択ツール→イメージ→切り取り
2 レイヤーをダブルクリックし背景に→自動選択ツール→選択範囲→選択範囲を変更→滑らかに→編集→消去
3 イメージ→画像解像度→ドキュメントのサイズ(※画像の再サンプルチェックは外す)→ファイル→別名で保存(JPG)

テプラのハード機器は解像度が高く、PCで編集できるモデルを選びましょう。当方はコストと性能面からSR3700P(廃盤)を購入。270dpiですが、まあ許容範囲でしょう。
テプラのカートリッジは18mmを選びます(後述)。テープ色や文字色は何でもいいのですが、透明下地の白文字を選んでおくと後々、白デカールをつくるときに使えます。
デカール用紙はMYKの「クリアなデカール」を用意します。
ココからが肝ですが、シャープの「ネームランド」の銀文字カートリッジを用意します。テプラの銀文字は既に廃盤となっていますが、ネームランドはテプラと同様の熱転写方式なのでテプラのカートリッジに移植できるからです。テプラカートリッジで18mmを選んだのはネームランドの銀文字が18mmだからです。まあ、ネームランドで高解像度のモデルが出たらこんな面倒なことはしなくて済むのですが(このへんの情報の参考になったサイトは閉鎖したようです)。

銀文字カートリッジのつくり方は次の通りです。
1 テプラとネームランドのカートリッジを分解します。いうまでもなく自己責任で。
分解方法は参考サイトを参照してください。
2 ネームランドの銀文字リボンを取り出し、必要な長さに切ります。
3 クリアなデカールを18mmに切り出します。
4 テプラの下地テープに3のデカールを粘着テープでつなげます。
5 テプラの文字リボンを途中で切り、2の銀リボンを粘着テープでつなげます(表裏に注意)。
6 テプラ機器に改造カートリッジを装着します。

テプラの編集ソフトで、フォトショップなどで切り出した画像を呼び出し、テプラのデータに貼り付けます。その際、しきい値を高めてコントランスを上げておいたほうがよいでしょう。

全ての用意が整ったらいよいよ印刷です。
リボン、台紙がつまらないようにひたすら祈ります(笑)

以上です。
リボン、台紙がつまったら再度分解してチャレンジしてみてください。
健闘を祈ります。