噂に聞いていましたが、それにたがわぬ難物キットでした。半面、完成したときの充実感も大きいのですが。
クランクケースに大穴はあるし、ブレーキフルードタンクはZ2だし、タンクは上向いてるし、ブレーキディスクは形状が違うし、初期Z2に装備されていたチェーンオイルタンクはあるし(正体が分かるまで非常に悩んだ)、キャブレターは説明書では逆向きかつ形状が違うし、ホース・ケーブル類の接続の説明はでたらめだし…。
当初はノーマルで組もうと思ったのですが、ブレーキシステム一式が違っているので、ケーブルをステンメッシュに変更。あとは直せる範囲でごまかし、リベットやケーブルなど細かなディテールを追加し、ファインチューニングしたZ1Rというコンセプトで落ち着きました。
今回、勉強になったのは、クレオスのスーパークロームシルバー２はなかなか使えるということ。メッキ調塗料には引けをとるけど、メッキ調塗料にクリアーをかけたのとはほぼ同等(言うまでもないけど、自分のテクでは)で、塗膜の強度では圧倒的に勝ります。タミヤのスパークリングシルバーの評判も良いので、こちらも試してみたいところです。
また、ナガノの付属チューブは少しツヤがありすぎるのですが、少しヤスるといい感じで半ツヤになることに気づきました。同じように、ステンメッシュホースに使うさかつうの透明ビニールチューブもかねてから透明すぎると思っていて、ヤスるといい具合に半透明になってくれました。これが分かったのは結構な収穫でした。
とにかく疲れたので、次は地雷のないメーカーのモデルに着手したいところです。