思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

ユースホステルの会員証

2012-12-26 11:10:28 | 旅行
先日、実家に戻ったときに引き出しを整理すると、ユースホステルの会員証が出てきました。加入していたのは1999年、たった1年だけ。当時20代前半だったので宿代の軽減を考えたのと、ホテルばかりではなくYHもいいのでは?と思ったのですが更新しませんでした。何度かYHを利用してみて「こういう宿は合わない」という認識に至ったからです。今でも当時の記憶が思い出されます…。

1.摩周湖YH(4月か5月に利用)
弟子屈市街から摩周湖へ向う道々の左側にあったYH。平日だったので客はわたし1人だけ。Pがしきりに「昨日来れば」「昨日来れば面白かったのに…」と着くなり言う。そう言われてもねえ、こっちにも旅行の都合があるんだよ、それにさ、着くなりそう連発されては気分が悪い。そして1人だったゆえ
「部屋、暖めておくの忘れてた」
通された部屋は冷え切っていた。備え付けの暖房機から温風が出るのを待ったが、ポータブルストーブとか無いのか?

風呂に入って食事をして、一度部屋に戻ってから20時頃だったか、テレビを見ようと談話室に行くとヘルパーが2人。私を見ても挨拶するでなし、こっちから話しかけても「どうも」とだけ、暗い。なんとなく最近の話題を振って場を持たそうとしたが興味ないのか「私たち、ここにしかいないから分からない」だって。その頃、毎日のようにやっていたニュースの話題だったと思う。まあ若い奴だったからなあ。地元の自然についてだったら話せるが(それが好きで来ているだろうし)興味ないにしても話をあわせるという技術は持ち合わせてなかったようだ。場が持たないので部屋に戻った。なんだか居心地は悪かった。

2.網走流氷の丘YH(9月に利用)
電話予約した段階からつまづいた。「どこにお住まいですか」と聞かれたので「○○(市町村名)です」と答えたら
「それどこですか?」
どこですかって道内だろうさ。そう言うと「そんな町あるんですね」だって、おまけに「どういう字を書くのですか」と言うので伝えたがなかなか通じなかった。ひらがなで書いておけ!って思ったし、多分道外から来たヘルパーなんだろうが。

宿に着き部屋に通されるとほぼ満員。平日だったが9月なのでまだシーズンなのでしょう。食事はカニがウリのようで説明がある。料理は良かったが、食堂でほかの客を仕切りたがる30代の男には参った。たぶんここの常連なのだろうが。

私にここまでの交通手段について聞いてきたのでマイカーと言うと面白くないのか、そしてどこに住んでいるかと言うので道内だと言うと食堂全員に聞こえるように「北海道のYHは北海道に憧れて来る人の為の宿で、道内在住で泊まりに来るのはおかしい。さらに車で旅行なんて邪道だ。道東は鉄道かバイクで回るものだ」と持論を展開し他の客にも「そう思うでしょ」なんて同意を求めだした。しかもこの男、1週間くらい前には茅沼のYHにいたようで、そこで一緒だった私と同じくらいの男もいて(食堂に集まったときに【○○さんじゃないですか?ここでお会いできるとは!】と喜んだと思ったら急にヘコヘコしだした。見ていて妙だった)、その男も「○○さんの言うとおりだよ」などと言い出す。まるでジャイアンとスネ夫である。おまけに宿のPまで「まあ、そうですよね」って完全に男の意見に同意した。たぶん男はここの常連であり、彼には逆らえない、彼に離れられては困ると思ったのだろう。YHにはえてして多い事例だ。

そうなると完全に私がまるで「悪者」のような感じになり。それまで一緒に話していたほかの客も避けだした。この人が嫌っている人と仲良く話したら、自分もはじかれると思ったのだろう。

完全に居心地悪いので、翌朝朝食後8時には宿を出たが、男は「あなた、もう帰るの」だって。それだけならまだいいのに
「車なんでしょ?どこ行くの?せめて駅まで送ってよ」
要は自己中の都合のいい男。あなた車を否定してましたよね。そのまま無視し宿を出た。

本来、ああいう状況になったら場を和ませるのがPの役目だと思うのだが、これでYHというのは若者の宿でも出会いの場でもなく、一部のコア客のための宿、Pが自己の理想を実現する場であり、それにあわない客は排除されると。それで使うのはやめました。

今ではネット予約でビジネスホテルが5,000円以下で泊まれたりするので「安いから」という理由で使う新規客はいないでしょう。実際今残っているところはコア客でもっている所か、外国人客でもっている所が大半のようです。
そしてこの時のような厄介な人と接する必要も無いしね。