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志布志→大阪南港 フェリーさんふらわあ「さんふらわあさつま」乗船記 その1 船内探索

2021-05-13 18:51:50 | 2021年の旅行記(国内)
さんふらわあの改札は切符をもぎることはありませんでした。カードキーを係員がハンディターミナルでスキャンしてました。このカードキーには単に部屋を開けるのではなく乗船券と同じ情報が書き込まれているということになりますね。乗船はボーディングブリッジではなく最下層の水密扉を開けたところから。エスカレーターで2フロア上がります。



なかなか開放的なロビーです、もっともこれが長距離フェリーの醍醐味な感じがします。こういう構造になっていない長距離フェリーはどこか物足りない。



こちらが今回予約したプライベートシングル。きちんとした個室ではなく8部屋が横並びになっててアコーディオンカーテンで閉める。さながらファーストキャビンのようですね、あの会社は倒産して閉鎖されていたけど一部の施設は買収した会社によって再開されつつあるようです。もっともホテルの価格が値崩れている現状で、このようなものに5,000~6,000円は使わないでしょう。しかし狭いな、見ての通り余裕がない部屋で12,630円は高すぎると思う。阪九フェリーや名門大洋フェリーなら9,000円程度できちんとした個室、個別空調に洗面台や寝巻の用意がある。



しかしこの部屋にあるものは手ぬぐいとスリッパのみで寝巻はない。でもこれが一人用の設備としては最上であるのはなんとも、補助ベッドを使えば2人泊まれるスーペリアはあるけども相当高い。この会社の傾向というか物流最優先なんですよね、ドライバーズルームのほうが全室完全個室で洗面台もあるタイプ。専用のレストランもあって一般客はバイキングだがそちらでは定食の販売もあると聞いた。



部屋を出て廊下の先を見ると明るい。



よそのフェリーなら最前方にフォワードサロン設けることが多いが、この船にはなく船首が見える。夜間になればカーテンで閉じられるだろう。



大浴場は結構混んでいる感じ、GWで子供連れが多いのも一因だろう。そうそう、今日はこどもの日なので小学生以下限定でなにかノベルティーを配るらしい、乗船券持参で案内所までと放送が何回かあった。



マッサージ機は2台、入浴後に使いましょうや。



アルコール類自販機はもれなく停止中。公室での飲酒もお断りということだが、よく見るとロビーで飲んでいるのがちらほら。持ち込みの弁当などと一緒に。きちんと注意しないと真面目が馬鹿を見る。



船内は換気対策ばっちりをアピール。



そしてこれは懐かしい、以前のさんふらわあさつまのイラスト。ブルーハイウェイライン西日本のロゴも右下に見えます。私が初めて乗った時もブルーハイウェイラインだった、いまの商船三井フェリーの苫小牧~大洗だけども1999年5月3日の10時30分苫小牧発の大洗行き。いまは夕方と深夜の2往復体制だけど、当時は午前発早朝着という昼便があった、その頃に東京~大洗~苫小牧だったものが東京からの発着が無くなって、代わりに朝便を設定したと記憶する。常磐道があるので東京~苫小牧でフェリー乗るより大洗のほうが数時間短縮になるからね。乗った船は「さんふらわあおおあらい」という大層古い船。全体的にうす暗くこれといった娯楽設備もなくつまらなかった。レストランも冷凍食品オンパレードのバイキングで1,500円だったかと。これしか食事する方法がないようなアナウンスがあったので利用したけども、閉店後30分くらい経ってロビーで弁当の販売が始まった。600円ほどで先ほどのバイキングの残ったものを詰めたもの、騙されたー!って思ったね。



ぼやいても仕方ないので最上部のデッキに出てみましょうか。



さすがに開放的なスペース、よって飛沫感染など絶対に発生しません。だって飛沫なんて風に乗ってどこかへ飛んで散ってしまうから。



ドッグランあるんですね、そういえばミニチュアダックスフンド抱いた「愛犬家」いましたわ。って「愛犬家」って言葉何気なく書いたけど怪しく見える。まともな愛犬家なんていないように感じるもの。愛犬家連続殺人事件とか。



車両の積み込みももうすぐ終わりそう、出航時間も近づいてきてデッキには人が集まって来ましたよ。出航の瞬間を見届けるために、やっぱり子供連れ多い。



とうに積み終えたと思っていたんですが、出航5分前に慌てるようにやってきた車が乗りこんでこれで最後。近くのオバサン「乗り遅れなくてよかったねー」。



扉がどんどん閉まってゆきます。



そしてもやいが解かれました。定刻通り17時55分。



大きなドラムで巻き取りながら船はゆっくりと岸を離れてゆきます。



志布志の地上職員のお見送りを受けながら…。



大阪南港まで14時間ほどの船旅です、明朝7時50分着で意外に速いというか近いというか。陸路だとどうしても鹿児島は遠いけど海路ならそうではないですからね。飛行機もそう。



しばらくは自室に戻って乗る前に買った缶チューハイ飲みながらテレビを見て過ごします。レストランの夕食営業は始まっているけどまだ早いからなあ。




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