思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

土肥といったら金山 時価20億円超の金塊を触って餃子定食を食べる

2022-09-30 06:17:38 | 2022年の旅行記(国内旅行)
バスは国道136号を走り舩原峠を行く。あまりの急こう配に急カーブなもので、うとうとしてたら窓に頭をぶつけた。これは大変なバスだな。その区間を過ぎればぱっと開けて土肥の町。土肥金山で下車。





ぱっと見はいかにもな観光施設ではあるものの1965年までは実際に鉱山として金を産出しており、佐渡に次いで2位の産出量だったそう。このへんに来るのは山梨に住んでた頃に車で来て以来だから15年くらいぶりで前回は立ち寄ってないしいい機会でしょう。その時は波勝崎へ車を進めました、野生のニホンザルが暮らす場所ですが時期が悪かった。

春の3月下旬だったかで繁殖期なのか、道路の真ん中で交尾中のペア。道路の真ん中で見せつけるなよ…、しかし人間も猿も変わらないなと思った。メスはまんざらでなさそうな顔をしているし、オスの腰の振り方は人間と一緒で一心不乱にカクカク…。そこにクラクションを鳴らしたらオスがこっち向いて威嚇してきて「もうすぐイキそうなのに邪魔するな!見るなよ!」と言わんばかりでボンネットに飛び乗ってきた。怖くなってすぐにバックして猿を振り落としたな。



入場料金は1,000円で県民割のクーポンが使えるので実質無料。券売所は砂金体験を勧めてくるも見学だけで十分です。しかしリアルな門番だこと。遠目で見たら普通に誰かが立っていると思ったほど。





ということで観光坑道に入ります。この先は普通のカメラよりもスマホのカメラのほうが映りがよさそうなので。





江戸時代の土肥は金山に千石船が寄港し大層賑わったとのこと。それはそうだろうなと。男ばかりの社会だから女が必要。





暗い坑道を進むと山神社。



その先には水抜きのために24時間体制で水抜きしてた場所、ここで汲みださないと水没してしまう。今と違ってポンプが無いからだけど。



そしてきらっと光っているのがいまも残っている金鉱脈だって、この部分は採掘しなかったと。あとも写真で簡単に紹介。









江戸時代なので女も鉱山で下働きさせられていたとして、このご時世ですので売店で販売している金色マスクをみな着用(笑)。観光用に公開しているのは入口付近のほんの数百メートルですが最盛期には100キロ、海面下180メートルまで掘り進んだそう。



外に出れば金山資料館、ここといったら最大級の金塊。



警備の係がちゃんと立ってていろいろ説明はしてくれます。250キロの金塊で購入時は時価4億円だったものが、今年だけでもウクライナ情勢の影響でどんどん高騰してて時価21億円に達したそうだ。表面の傷は爪で削れないか試した人が多いのでしょうね。含み益が17億円ということは、もし土肥金山が倒産するような事態になれば売却益で十分返済できるだろう。つまりはこれがある限りは潰れない。

見学を終えると13時半近くなった、土肥に来たからには海鮮ランチにしたい。ここの2階にドライブインのようなレストランはあるが、さすがにそれは嫌だ。目当ての店があるんです。



しかし非情にも臨時休業の札、ほかの店ものれんが出ておらず入口を塞ぐように車が。客の車には見えない。さてどうするか…。引き返すのはなんだかなあ。



ということで土肥なのに大陸系中華。名古屋が発祥で派手な看板であちこちにある感じがしますが、まさか西伊豆にあるとはというのが率直な感想。個人でやっていると思うんですがメニュー構成はなぜかほぼ一緒。だからかネット検索すると「大陸系中華 ブローカー」だの「やばい」なんて単語が出てくるんだけど、この記事を見る限りそれは感じませんね。入ると先客は3組、外食が少ないので繁盛はしている様子。



名古屋にルーツがあるので台湾ラーメンが推しのようだけど、辛い物を食べたい気分でもないし食べるなら味仙行けばいいので(10年近く入ったことはない)餃子定食で。中国人の夫婦でやっているのか、ホール係の嫁が暇あるとずっとスマホいじっている。どこか中国というか東南アジアっぽい。



餃子は皮がもちもちな食感だけど冷凍でしょうね、中華食材屋行けばこんな形のがありますので。一番旨かったのは棒棒鶏かな、さっぱりしてて良しで1,000円丁度。



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