先週の8月5日(金)
19回目の被災地輸送を敢行致しました。
そして、今回もいろいろと感じることがありました。
今回、私が行った気仙沼高校避難所には、約70名の方がいまだ避難生活を送られています。
ここは当面の間、避難所として継続されるとのこと。
この避難所に併設された物資倉庫の責任者、坂井さんのお話によると、
完全なボランティアは坂井さんを含む3人。
有償のボランティアが4,5名位。
この人数で4000世帯に食料配布その他を行っているそうです。
そして、仕分けされた1世帯分の食料が写真。
確認しませんでしたが2名分でしょうか。
カップメンも含まれています。
私は、「これは市の職員のお仕事ではないのですか?」
と聞いたところ、
坂井さんは、「仮設住宅に入ると自立したとみなされ、市の援助は打ち切りなんです」
とお話されました。
「もし、坂井さんが食料配布しなければ、仮設住宅に入っている方はどうなるのですか?」
とはさすがに聞くことはできませんでした。
仮設住宅に入ると電気も自己負担。
家族を失い、自宅や財産も流され、収入源の職場も流され(被災)、先が見えない状況の中、
着の身着のままで、手元にあるわずかなお金で必死で生きておられます。
そのお金も残しておかなければ、期限付きの仮設住宅を出る今後、本当の自立が出来ません。
いまは中古の家電、家具で我慢できてもあらたに構える新居には、様々な物は入用になります。
先を見据えた支援もこれからは必要です。
今回は食料全般、各種家電製品や家具、オフィス家具などを持って行きましたが、
どれも必要な物ばかりで、とても喜んで頂けました。
坂井さんは、ご自宅、ご自身が経営する職場も被災され、ご自身も仮設住宅に入り、
自治会長も務められています。
4000世帯の仮設住宅や、自宅避難民の皆様をボランティアで支援し、
寝る間もなく復興支援に取り組んでおられます。
今後は復興のための会社を起すとのこと。
私も微力ながら、引き続き応援する決意をあらたにしました。
取り留めのない報告になりましたが、まずは直近の生の情報を報告致します。
物資倉庫の写真などは、近々アップします。