思えば「脱・下請け」から始まった!山ちゃんのレントラ的言いたい放題

函館出身の代表がレントラ便の普及と、公共インフラとしての使命感を強く持って想いのまま綴ります

仮設住宅へ配られる食料の写真

2011年08月08日 | Weblog


先週の8月5日(金)



19回目の被災地輸送を敢行致しました。
そして、今回もいろいろと感じることがありました。


今回、私が行った気仙沼高校避難所には、約70名の方がいまだ避難生活を送られています。
ここは当面の間、避難所として継続されるとのこと。

この避難所に併設された物資倉庫の責任者、坂井さんのお話によると、
完全なボランティアは坂井さんを含む3人。
有償のボランティアが4,5名位。
この人数で4000世帯に食料配布その他を行っているそうです。

そして、仕分けされた1世帯分の食料が写真。
確認しませんでしたが2名分でしょうか。
カップメンも含まれています。

私は、「これは市の職員のお仕事ではないのですか?」
と聞いたところ、
坂井さんは、「仮設住宅に入ると自立したとみなされ、市の援助は打ち切りなんです」
とお話されました。

「もし、坂井さんが食料配布しなければ、仮設住宅に入っている方はどうなるのですか?」
とはさすがに聞くことはできませんでした。

仮設住宅に入ると電気も自己負担。
家族を失い、自宅や財産も流され、収入源の職場も流され(被災)、先が見えない状況の中、
着の身着のままで、手元にあるわずかなお金で必死で生きておられます。
そのお金も残しておかなければ、期限付きの仮設住宅を出る今後、本当の自立が出来ません。

いまは中古の家電、家具で我慢できてもあらたに構える新居には、様々な物は入用になります。
先を見据えた支援もこれからは必要です。


今回は食料全般、各種家電製品や家具、オフィス家具などを持って行きましたが、
どれも必要な物ばかりで、とても喜んで頂けました。

坂井さんは、ご自宅、ご自身が経営する職場も被災され、ご自身も仮設住宅に入り、
自治会長も務められています。
4000世帯の仮設住宅や、自宅避難民の皆様をボランティアで支援し、
寝る間もなく復興支援に取り組んでおられます。

今後は復興のための会社を起すとのこと。
私も微力ながら、引き続き応援する決意をあらたにしました。


取り留めのない報告になりましたが、まずは直近の生の情報を報告致します。
物資倉庫の写真などは、近々アップします。