今や本屋に行かなくてもネットで、手軽に見れるようになった
「ヘアカタログ」。
例えば、「フワくしゃ」パーマとか、「ゆる巻き」パーマなど、毎年次々と新しい
ネーミングが出てくる。
それと同時に、新しい「機械」が開発されている。
(コテパーマ、デジタルパーマ、ロボットパーマ、水パーマ etc...)
雑誌に載っている髪型は大抵「こういう機会でパーマをかけると、こうなる。」
みたいな感じで、いかにもパーマだけで作りました的に書かれている。
が、現実はどんな撮影でも、そのほとんどは「アイロン」、「コテ」、「ブロー」などを使い
何時間もかけて、巧妙に繊細に、スタイリングしているのです。
むしろ、カットしている時間よりも数倍の時間をかけている事がほとんどです。
ゆる巻きと言われている、「コテ」を使った感のないようなスタイルでも、
「コテ」は使われています。ショート系のスタイルでも、使われています。
こんな事がこの美容界では、かなり昔から続いているのです。
「スタイリング」がうまいからと言って「カット」がうまいわけではない。
でもお客さんは「カット」をしに美容室に来て、またそれが最大の「目的」だと、
ボクは思っています。
この美容師界の“嘘パーマ《ゆる巻き》ウォーズ”には、不参加で行きたいと思います。
巻かなくてもキマるカット技術に、更なる進化に参加します!