東京シザーハンズ

通算「5万回」カットしてきた知識と経験 外苑前suburbia SHIMAからの独立 日記じゃない美容師ブログ
 

今のままの方がイイ!

2008-02-23 22:04:04 | 真面目に髪型について


  逆に切らない方がイイって時もある。

  せっかく来店されたけど、パッと見は、「グー!」である。

こんな時、DOするか?

それはもう、ハッキリ言いますヨ。

        「なんか今の感じ、良くない?」

大抵の方は、「やっぱり、そうだよネ?」とご本人も納得していることが多い。

中には、「カラーだけだと悪い気がして、、、。」とか、
   
    「カットしないと駄目なのかなと思って、、、。」とか。

全然、単メニューで構いませんから。

お客様がこんな気を使う必要はありませんので、、、。お気軽にどうぞ。


前回から2~3ヶ月経っているのにもかかわらず、こんな事ってたまにあります。

ボクとしても、「余計に手を加えて、形が狂うなら、、。」とか、

        「微調整しても、微調整で終わりそうだし、あまり変わらないのなら、、。」

        「カットしたふりしてまで、カット代とりたくないし、、。」とか。

色々考えちゃうんです。

  
そんな時は、「カラー」に切り替えたり、「前髪」だけ切ったり、、。

まぁ何もしないってことはないですけどネ。


何もしない、何も手を加えなくても良いという判断自体も、また「デザイン」なんですけどネ!

手を加えない良さ。

まぁ、「カットの持ち」がイイということにしておきましょう!

♪ とりあえず、伸ばす人

2008-02-04 00:36:18 | 真面目に髪型について


  多いですネ。“とりあえず”伸ばす人、、、。

  “ココまで、伸ばす”もしくは、“ココまで伸びたら、目標達成!”など、

  具体的な設定がある人は極めて少ない

きっと、やりたい髪型がハッキリとは、ないんでしょうネ。


「この長さまで伸びたら、パーマかけたいんです。」とか、

「この長さで、十分なんですけど、傷んでいるところは切りたい。」

そう口に出来る人、本当に少ないです。


  でも思うんです。

  例えば、単に希望を言うのが怖かったり、何が似合うか解らなかったり、

  いっぱい切られちゃった経験からくる、コワさだったり。

その答えはきっと、「髪の長さ」=「安心」

         「髪が長い」=「オンナっぽい」

         「オンナっぽい」=「オトコ受け」


特別、伸ばしてからその先に、「パーマ」をかけたいという訳でもない。

決まってないのに、とりあえず伸ばす。だけど、

  「とりあえず、ビール!!」とは、意味が違う。


単に何が似合うか、それと向き合った事がないか、いつも美容師側が失敗するか、

思い通りにならないか。そんな諦め的発想の末の事なのだろう。かわいそうだ。

毛先はもう「スカスカ」なのに、とりあえず切りたくないから放っておいたりして。


  正直、オトコ目線からすると、あんまり“スカスカ”で“傷んだ毛先”は、

やっぱり男性受けはしないですよね。

正直、触りたいとは思わせにくいですからネ。(スミマセン。)

  「だらしなく、ただ長い」だけなら、ミディアムでも、「キレイな髪」の方が

断然受けは良い。

そう、必要最低限の長さは切るべきだと思います。だって、触り心地悪いもんネ。


だから「髪型」を先に考えるのではなくて、まずは、「キレイな髪」を目指す方が、

かなりの近道だと思います。


  まあ、「とりあえず的」な発想は、何処にも辿り着けない、「山手線」を

  グルグルしてる感じ。

  「長さの執着」よりも、「スタイル」と向き合えば、絶対に

  終着駅に向かって行ける。と思うけど、、、。


自分はどんな髪型が「スキ」でどんな髪型が「キライ」なのか?から始めて

みてもいいかも?ですネ。

♪ ボブの季節

2007-09-30 18:59:26 | 真面目に髪型について


  最近特に多いオーダー、「BOB」。 3人に一人くらいか?


軽すぎない、おかっぱベースに前髪を作らず、顔を包み込み。

「束感」をタップリと作り、毛先の方向は「内側」に向く。

決して「内巻き」ではなくて。

後頭部は余計な丸みを作らず、決して「おネエ様」にならないよう。

  
  なんと言っても、秋、冬服のボリュームにピタッと来る。

  首も細く見えるし、「エラ」や「あご」もカバーしてしまう。


そして「腰のくびれ」のように、全身で見た時の「くびれ」が、

ひとつ増えたシルエットは、「オトコ目線」でかなり熱い!


  やっぱりオンナにしか出来ない髪型ってイイ。

  オトコに「ボブ」をしても、大抵は「軽く」してしまいますからネ。


今期の「ボブ」はかなり熱いナリ!!

かなりオススメ、一押し、全部押し!!

♪ 「とりあえず、軽くしてください。」

2007-09-10 17:17:16 | 真面目に髪型について
 

 初めてのお客様との会話の第一声のほとんどは、

  「とりあえず、軽くして下さい!」


でも、ついこの言葉が出てしまう、その理由。良く解かります。

だって、何から伝えていいか、どこまで伝えていいのか?

いつも同じ事を言っているのに、美容師側の捉え方で変わるんじゃないか、とか。

いろいろ考えているうちに、もう、また頭がごっちゃになってしまったとか、、、。


  イイ言葉のかけ方をひとつ。「どこが重いと思いますか?」と聞いてみる事。

  (この時「髪型」、「髪質」の話であれば、質問はなんでも良い。)

  その美容師さんの「感じ方」が似た感覚であるならば、あまりハズす事はないと思います。


こちらの質問に納得のいく答えが返って来るようであれば、ハズレる確率は

あまりないと思います。

その美容師さんの技量は、使う「言葉」の中にも表れるモノですからネ。

♪ 洋服だけじゃない、髪型にもある「サイズ」

2007-02-27 13:26:07 | 真面目に髪型について


  好きな「洋服」に目が行った時、次に気になるのは、

  「サイズ」です。

「洋服」に「サイズ」があるように、「髪型」にも「サイズ」があります。


  *「顔」と、「身長」、「肩幅」、「首の長さ」のバランス (似合う長さ)

  *「顔」と、「頭自体」の大きさのバランス (似合う大きさ)

  *「小顔」に見せる為の「おでこの広さ」、「頬骨の位置」、「えらの形」

  *「首の太さ」と「顔」との繋がりの「くびれ」具合

  *「横」から見た「後頭部」の角度と「首」の傾き


など、これぐらい「サイズバランス」を考えて決めるのです。

こんな事を考えてるから、本当すいません、「じっくり」見てしまいます!


  「パンツ」を決める時は特に、その「フィット感」を重視すると思います。

  「髪型」にもその「フィット感」が存在します。

脚を「キレイ」に見せるパンツの「ライン」。

その「ライン」が髪型でいう「輪郭」であり、髪型における「サイズ」なんです。


  単に「ここが少し重いから、軽くして、、。」とか、部分的な見方で判断しない

  考え方なんです。

そして、「洋服」と一つだけ違うのは、

    Sサイズの頭にLサイズの髪はありだけど、

    Lサイズの頭にLサイズの髪はありえない。

「骨格に合わせて、頭と顔に髪型を着てもらう、、。」そんな感じ。

髪型は「試着」できないから、、、。だからオモシロイ、、、。

♪ 外見の70%は「髪型」で決まる!

2007-02-21 14:27:42 | 真面目に髪型について


人をパッと見たとき、一番先に無意識に見てしまうところは?

人は人を「上」から見ていく習性があるようです。

ほんの「一瞬」の大切なその「2秒間」のスキに、人は、

   首から上 → 頭(髪の毛) → 顔 → 全身 の順番に「人」を判別しています。

人の「目線」は、上から下に流れていく。

ハリウッドの女優、俳優は「役作り」の時まず変える箇所は、

「髪型」だそうです。

    要は、それだけ「第一印象」を「髪型」が決めるという事。

「髪型」探しは「美容師」探しと同じ事。

なかなか見つけにくいものですよね?

だけど大丈夫。見つけている間、「あなた」に出来ること教えます!

次回は、

 ♪ 「髪型」も大事だけど、「髪ツヤ」もね!

をお楽しみに。

♪ くせ毛を「好き」になってますか?

2007-02-02 20:58:56 | 真面目に髪型について
くせ毛の方に、「ラブレター」が届いています!

“前略 くせ毛でお悩みの貴方へ”

   いかがお過ごしでしょうか?

   つい先日、自分のお客様の「ストレートパーマ」の人数を

   調べたところ、この6ヶ月で、6人しかいませんでした。


   とゆうのも、大半の「くせ」はカットで、解消出来るんです。

    *くせを「生かす」為「すきバサミ」を使わず、「ある方法」で

     カットしていきます。

    *くせは、「なやみ」じゃなく、「個性」です。

    *貴方がいくら「くせを生かしてカットして下さい。」と                 
     
     オーダーしても、美容師側がそれをイメージ出来なければ、

     完成しません。

    *何より、ボク自身がくせを生かす事が「好き」なんです。


   「ストレートパーマ」を希望している方でも、「顔周り」だけだったり、

   「前髪」だけだったり、真っ直ぐ過ぎない「ナチュラルストレート」

   だったり。

   普通のパーマと同じで、かける場所と強ささえコントロール出来れば、

    「ダメージ最小限で、時間かけずに、扱いやすい髪」になる。

   真っ直ぐ伸ばすだけが「ストレートパーマ」じゃない。

   それを知ってれば、自分の髪を好きになるかも、、、。
   
   自分の髪を好きになった時、「貴方の表情」が変わります。


やさしめの「BGM」を聞きながら、ね。