「ナチュラル」って言葉、ものすごく氾濫していて、ホント色々と多用されてる。
「ナチュラル」の解釈って、まぁ、人それぞれでイイとは思うんですけど。
でも、なんでこんなこと書いてるのか?っていうと、最近何となく、「ナチュラル」
の使われ方、意味合いが、違うような気がする瞬間があるわけですよ。
可もなく、不可もなく、ポイントのないような感じで使われていたりして、、。
プレーン、レギュラー、スタンダード、ベーシック、ノーマル、シンプル的な意味合いで、
使われている気がしてならないのですヨ。
ナチュラルメイクだって、やってることはナチュラルではない。多少ポイントも作るしネ。
だけど、例えばヘアの話しになると、“パーマはゆるめ”、“カラーも自然に”。
そんなお客様のオーダーの仕方や、そんな美容師側からの当たり障りのない提案。
まるで、上下とも“合わせ易い服”を着ているかのよう。
髪型の意図がこれだと、自然すぎてあまり変わらない。そして、誰にも気付かれない。
誰にも気付かれないなら、「イイ感じ」、「イイ変身」とは言えない。
(まぁ、あまり変わらなくてもいいという前提なら話は別ですが、、、。)
だけどそもそも、手を加えて出来上るのが、へアとかメイク。
創作してること自体、自然なことではない。
美容室でも「ナチュラルな感じで、、。」とか、「○○なんだけど、ナチュラルに、、。」とか。
一日に何回も「ナチュラル」を耳にしている。
そこで、自分の美容室の中では、こう定義したい!
『ナチュラル』とは?・・・極力手を加えなくても、似合っているということ。
自然にしてても、髪型が保たれているということ。
その人の持つ、骨格、髪質を“生かす”カットをすること。
だから、当然、美容師のセンスと技術にかかっているんだなぁ!