なつぞら #29 巡り会い

　芝居小屋はストリップ劇場でありました。富士子さん、なつの目を覆います（笑）
　なつが舞台を見ていると、コントをするはずだった舞台で、タップダンスをする青年が現れました。

　見覚えがある……、お兄ちゃん？！

　舞台に近づくと、咲太郎はじっとなつの顔を見つめ、
「なつ……？」

　そして舞台の上で抱きしめ合うふたり。観客は大喜びで拍手喝采。見世物じゃないと怒る咲太郎。にしても咲太郎……、ずいぶん雰囲気が、変わりましたね……。

　店で天丼を食べることになりました。日本一の料理人だった父が天丼を作っていたことを、咲太郎は自慢します。そんな彼に、妹と会いたいというなつ。咲太郎は、親戚が千葉から引っ越したことを告げます。そして、これからは手紙も会うのもやめてくれと親戚に手紙で言われた、と言うのでした。里心がつくといけないから、というのが理由なんだってさ。

　そんな冷たいことって、ないよね！
　それでも会いたい、なつが言うと、俺に任せておけと咲太郎。だいじょうぶなのかな。

　ムーランルージュと咲太郎。なにかあったらしいが、咲太郎はなにも言わない。
　明日行くよと言われたけれど、夜の東京は打って変わって冷たい雰囲気。
　いやーな予感のなつなのです。