ご放念／ナニコレ珍アメリカ

ご放念下さい。

デイリー・ヨミウリに載った干し柿の３Ｄ写真です。
ジーっと見つめれば真ん中に　巨大な柿の実一つ　立体的に見えます。



小田原の90歳爺さんに、
10月30日付Blog「柿熊喰うな」を送ってみました。
教養ある方ですから、返信は便箋２枚にびっしりと書いてあり
柿についてはこんなことを書いて来ました。

柿と言えば忘れてならぬことがある。
　芭蕉さんは、里古りて柿の木持たぬ家もなし
　（俳人）桂信子は、吊し柿日は一輪のままに落ち
　安藤明女、明るさは軒さきにある吊し柿
　芝氏、　　柿もぐや殊にもろ手の山　落暉（らっきと読み、入り日のこと）

私はあんぽ柿はどんな柿か普通の渋柿と何が違う柿なのか
未だに知らなかった。ただ昔、渋抜きをすると母が釜に入れて・・・
・・・何かわからない・・・渋抜きをしたことを覚えている。
少なくとも80年前、勿論形に変化はない。お話によると渋抜きの方法が
人工的・速成的な違いによると知り一驚、時々スーパーであんぽ柿と
書かれた札を見たことがありいつもどんな木か、柿かといぶかしがって
おりました。
長生きしてやっと判ったありがとう。

養老院に入っていても、日本経済新聞を購読。
「柿」の一語で、そらんじてる俳句を４つも披露したり
（放射能が濃い干し柿でも喰うかい？）の問いに
おら、使ったことない言葉、ご放念下さい・・・って応じた。
「爺さん」と言う呼称はむしろおらのほうが相応しい恥。

知らないことは誰にでもある。
1960代には「日米安全保障条約の改定に反対する」安保闘争があった。
当時の学生が「アンポ　ハンターイ！」の掛け声で街なかを闊歩した。

このころマスコミに就職し、福島に配属された新人たちは
福島で「あんぽ」と聞いて面食らったらしい。

爺さんは、今にして　干し柿とあんぽ柿の区別を理解した。
かく言う俺も「落花生」と「南京豆」と「ピーナツ」の区別が
つい昨日までついていなかったことを知った。


ナニコレ珍、アメリカ編
ラネ先生のFacebookを覗いたら、先生のお友達Kate Anne Vestlieさんが掲げた写真に
コメント入れていました。

写真に記載されて文は、
少年が戦争に行った1914年（と言うから第一次世界大戦の召集でしょう）
自転車を木にくくりつけて（出征したのでしょうか）


なお、この写真も掲載無許可です。
あなたも見なかったことにしてね。

畠迷惑Rogerでした。