生きていた！

生きていた！　楢葉町の三本木さん！

福島民友新聞は月ぎめ購読してないけど、学芸欄を切り抜くため一部購入した。
途端に眼に飛び込んで来たのは、

ななな・・・なんと、
　♪～死んだ筈だよお富さん（二番煎じ）じゃなかった、双葉郡楢葉町の三本木充男さん。
三本木さんはJR常磐線・木戸駅前で40数年に亘りスーパーマケットを営んで来た。

３月11日の大地震と原発爆発事故以来、三本木さんの消息が掴めなかった。
地震と津波と原発事故の３つのどれに該当して消息が不明なのかようとしてわからんかった。

ま、どこかに避難しているのだろうけど、県外に出たのか県内なのか何処をどう探せば良いのやら
ところが健在を福島民友新聞で知ることになった。
新聞は有難い。
しかも普段読まない新聞に。

記事によると、いわき市中央台高久が楢葉町民の仮設住宅地になっており、
三本木さんはそこにプレハブのスーパーを開店した。・・とあった。
それならばと、今日、高速を飛ばして会いに。

「くんちぇ広場ならは」・・・店の名前。
標高100ｍか200ｍの山を切り開いて沢山の仮設住宅が建てられていた。
彼の店はその一角（中心部なのか外れなのかは不明）にあった。

仮設の住民にとってはこの店が憩いの場？

来店すれば誰でも「一口蕎麦」のサービスが受けられる。

新聞記事を持参して会いに行ったおらにも出してくれた。


三本木「原発が爆発して、俺ら一家は栃木県サ、３ケ月避難してた。その後県内の避難所に移り、
一時帰宅が認められるようになったので、ここに店を出そうと思った。
自宅は屋根のぐしが壊れたが、町のほうで青シートをかけてくれた。」

俺「再会を記念して1枚撮りましょう。」
三本木「何？ブログさ載せんのがい？」
俺「・・・・（えっ？そんなハイカラな言葉知ってんだ。）」



店の一助にもなればと少し買物した。

あのー、これ、俺の気持ちだけ（熨斗袋を差し出す）。
ダメだ　ダメだ　ほだの貰わんにで。
この店は国の補助で建てたんだ、だからほだの貰わんにんだで。

いや、違うよ。おらあんたの家のほうに泊めてもらったり、お世話になったほうに。
ダメだ　ダメだ　ほだの貰わねで、俺、今回の災害では親子・親戚一切合切見舞金は
貰わねごどで今日までやって来たんだ。

これは俺がこれから立ち直る、復活しようとする意志として貰わねんだから、
この仮設は２年限りなんだから、俺が２年後に自分の家に戻って立て直したら
お祝いとしてなんぼでも貰うから、それまでは出さないでくれ！

三本木氏は熨斗袋をおれの鞄にねじこんだ。

畠迷惑Rogerでした。

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