昭和30年代
小学校から帰ってくると母親が頭から湯気上げて怒っていた。
「全く馬鹿にしやがって、おらいの息子を何だと思ってんだ!」
うちの人が死んで長兄は【六尺】を押し付けられたのだそうだ。
母親は長兄に向かって「なんておめえは馬鹿なんだ、六尺なんてな、先のねえ年寄りの役なんだぞ、
そだの引き受けてきやがっておめはこの先、出世しねぞ!」
社会の仕組みが変わって【六尺】なんて完全な[死語]になってしまいましたね。
ネットに【六尺】を入力すると
ヒットする言葉は「六尺ふんどし」
もうひとつは「正岡子規の『病牀六尺』だけ」
『病牀六尺』:明治35年5月5日から子規が亡くなる前々日の9月17日まで
新聞『日本』に127回に亘って連載された病床記。
昭和30年代は斎場、焼き場が無く皆、土葬だった。
その墓を掘る人を何故か【六尺】と呼称した。
墓は縦横、深さを六尺:180cmまで掘ったのでしょうか?
昨日、こんな事故がニュースになった。
「CO中毒?2人死亡。納骨準備で休憩中。宮城・七ヶ宿」
このニュースを聴いた時、ここ宮城・七ヶ宿ではまだ【六尺】が行われているのか?
って思った。
けど、犠牲になった方は墓地の除雪に来ていただけだった。
世の中が変わって土葬は禁止になった。
【六尺】:墓を掘る人は不要になった。
けど『墓穴を掘る人』『カマを掘る人』は・・・・永遠に不滅です。
畠迷惑Rogerでした。
小学校から帰ってくると母親が頭から湯気上げて怒っていた。
「全く馬鹿にしやがって、おらいの息子を何だと思ってんだ!」
うちの人が死んで長兄は【六尺】を押し付けられたのだそうだ。
母親は長兄に向かって「なんておめえは馬鹿なんだ、六尺なんてな、先のねえ年寄りの役なんだぞ、
そだの引き受けてきやがっておめはこの先、出世しねぞ!」
社会の仕組みが変わって【六尺】なんて完全な[死語]になってしまいましたね。
ネットに【六尺】を入力すると
ヒットする言葉は「六尺ふんどし」
もうひとつは「正岡子規の『病牀六尺』だけ」
『病牀六尺』:明治35年5月5日から子規が亡くなる前々日の9月17日まで
新聞『日本』に127回に亘って連載された病床記。
昭和30年代は斎場、焼き場が無く皆、土葬だった。
その墓を掘る人を何故か【六尺】と呼称した。
墓は縦横、深さを六尺:180cmまで掘ったのでしょうか?
昨日、こんな事故がニュースになった。
「CO中毒?2人死亡。納骨準備で休憩中。宮城・七ヶ宿」
このニュースを聴いた時、ここ宮城・七ヶ宿ではまだ【六尺】が行われているのか?
って思った。
けど、犠牲になった方は墓地の除雪に来ていただけだった。
世の中が変わって土葬は禁止になった。
【六尺】:墓を掘る人は不要になった。
けど『墓穴を掘る人』『カマを掘る人』は・・・・永遠に不滅です。
畠迷惑Rogerでした。