viento y sol

過ぎ去りし日々の物語を、そして尾張の国から吹く”風”を・・

S.Tさんの南アメリカ

2005年02月25日 | latinoame'rica
S.Tさんが逝って、何年もの時が過ぎ去り
S.Tさんと共に生きた南アメリカを思い出す。

あなたがアンデスの高地で謡曲、羽衣を披露した日に
人々の喝采、人の心を打ったのはなんだったのだろうか。

 五千メートルのアンデスの峠越え、酸素不足と寒さに震え、
 たどり着く鉛の鉱山、身体の節々が痛み、たまらずコカ茶を飲んだ日々。

 カラカスの真夜中の空港で別れて、久々に東京で会った時、
 ガン細胞がS.Tさんを苦しめているなんて、

手術後の痩せた顔で、もう一度、カイピリンヤを飲もうと云ったのに、
ピスコサワーも飲もうと云ったのに、

 アンデスの祭りか遠くケーナ聴く
 ギターラを弾く手に舞うは風花か
S.Tさんは今、何処に眠っているのだろうか。


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