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ハタケンポ/畑散歩

横浜しらとり台 ★ 家庭菜園メモ

エゾノーが、ええぞー!

2012年09月17日 | 晴耕雨読




「銀の匙 Silver Spoon」
お友達の、漫画ガールから貸りた本

北海道の全寮制、大蝦夷農業高等学校(エゾノー)を舞台にした
農業高校 青春グラフィティ

若い人達がマンガに夢中になるのも無理ありません
最近のテレビより、数十倍おもしろい!



「銀の匙 Silver Spoon」 荒川弘
小学館コミックス(第4巻まで発売中)

YouTube「エゾノーのすべて(CM)」










オオカミの護符

2012年05月30日 | 晴耕雨読





地元の本屋さんで立ち読み中…


まえがき

にぎやかな都心の渋谷から電車でわずか30分。
田園都市線の住宅街として開けたわが町・川崎市宮前区土橋。

>えっ「つちはし」?
>ボクはおとなりの「小台」ですが

昭和38年、私はこの土橋で生まれた。
幼な子であった私も、仲間と野山を駆け巡り、輝くような色彩に包まれて遊び回っていた。

>ボクは昭和30年、東京で生まれました

ところが、山が削られ、親しい小径や小川が消え、茅葺き屋根の家々も消え失せた。
今や高級住宅街とさえ呼ばれるこの沿線の街並みは整えられ、
スタイリッシュになり、都心で話題の店が次々に進出し続けている。

>鷺沼には、結婚してからだから… もう30年になるか

高度経済成長の申し子として、その恩恵にあずかってきた私だが、
「何か大切なものを置き忘れてきたような気がする…」という思いは、
咽喉にささった小骨のようにうずき続けてきた。

>うまいなぁ、この言いまわし

その「何か」に真剣に向き合おうと心に決めたとき、
わが家の古い土蔵の扉に貼られた「一枚の護符」が、
私の目に映り込んできた。





>ええええっ なになになに この護符
>年末に登った「御嶽山」は「御嶽神社」のオオカミのお札じゃない?

護符の力に導かれるように、土橋を歩き回り、
村で百姓をしてきた古老を訪ねては話しを聞き、伝統行事の様子をカメラに収め続けた。

>購入! 購入! この本 即買い!



とりあえず「目次」だけでも

………………………………………

第一章/三つ子の魂百まで

 取り残された土蔵の前で
 新しい街の片隅から
 茅葺屋根の家での暮らし
 橘樹郡
 地縁血縁
 「大きな歴史」「小さな歴史」
 竹の里
 まぼろしのタケノコ栽培
 お百姓の身体に宿るリズム
 「オイヌさま」の謎
 「土橋御嶽講」

第二章/武蔵の國へ
 いざ武蔵御嶽神社へ
 多摩川への畏れと感謝が生んだ「御嶽講」
 日本人と川
 「お山」の世界へ
 雨乞い

第三章/オイヌさまの源流
 「オイヌさま」の故郷
 里びとを山へ導く、山びと「御師」
 山の神楽
 山の行者「御師」と庶民の信仰

第四章/山奥の秘儀
 秘儀・太占
 太占のルーツ
 「太占祭」の記録
 「太占」を読み解くお百姓を求めて
 お百姓の底力

第五章/「黒い獣」の正体
 「黒い獣」と「大口真神」
 山とオオカミ
 動かざる山への信仰
 オオカミの頭骨を祀る家
 縄文にさかのぼるオオカミへの信仰
 オオカミ信仰のひろがり
 武蔵國
 大山塊を越えてやってきた「あにぃ」

第六章/関東一円をめぐる
 「奥武蔵」へ
 秩父の「わらじ親」
 神と仏のあわいに
 宝登山の「お犬替え」
 「お犬さま」と「オオカミ」
 秩父の「手締め」
 東国武士と秩父
 「お山」は文化の発信源

第七章/オオカミ信仰
 「オオカミ神社」と「お炊き上げ」
 猪狩山へ
 古池耕地の人びと
 手刷りの「オオカミの護符」
 霊験譚
 猪狩神社奥宮祭
 山の祭りと海のサンマ
 赤もろこし
 土地の人に添う
 ヨソモノの受け入れ方
 「一人でやれば苦役でも……」
 「鬨の声」

第八章/神々の山へ
 三峰山
 心直ぐなる者
 遠宮「御焚上祭」と赤めし
 守護不入の地
 神領門前三六戸
 「生まれ育った土地」の引力
 オオカミ、焼畑、ヤマトタケル……
 「オオカミの護符」の誕生
 先祖からの「ゆずり」
 「お山さま……」

第九章/神々の居場所
 「神々の住まうべーら山」

………………………………………


いっきに読んでしまったぁー おすすめ!


オオカミの護符
小倉三惠子/著
新潮社











リンゴが教えてくれたこと

2010年01月06日 | 晴耕雨読


この笑顔に見覚えがありませんか?
2006年にプロフェッショナル「仕事の流儀」で放送された
リンゴ農家の木村秋則さん。

放送後、リンゴの無農薬・自然栽培の記録をまとめた、
「奇跡のリンゴ」が出版されました。
木村さんが表紙の「奇跡のリンゴ」は、長い間平積みにされていたので、
本屋さんでこの笑顔を見かけた人も多いのでは…

大不況の出版界でも、木村さんを紹介する本は、
発売するたびにベストセラーです。



↑「リンゴを実らせるのはリンゴの木です。
主人公は人間ではなくてリンゴの木やイネです。
人間はそのお手伝いをしているだけです。
そこを十分わかってください。」

新書「リンゴが教えてくれたこと」は、
木村さん自身が書いたはじめての本。
文章からも人柄と笑顔がにじみ出てきています。


リンゴが教えてくれたこと
著者/木村秋則
2009年5月発行 新書 850円

日本経済新聞出版社
木村秋則ホームページ










農家が教える 加工・保存・貯蔵の知恵

2009年07月08日 | 晴耕雨読




いまごろ
キュウリ、ナス、トマトがたくさん穫れて
困っている人はいませんか?

新鮮な野菜の収穫はありがたいのですが
「旬」も一気にくるので
4人家族でも、結構あわてて消費してます
(先週はトウモロコシ1畝、24本食べました)

そんな人にピッタリの「本」見つけました

まず、表紙がイイ!
「農家が教える 加工・保存・貯蔵の知恵」
サブタイトルに
「野菜・山菜・果物を長く楽しむ」とあります

昔はスーパーや冷蔵庫がなかったので
保存の方法も自然に発展しました

いまは
太陽に干したり… 寒さに当てたり…
新しい食べ方(味)として、興味ありますね


農家が教える 
加工・保存・貯蔵の知恵
農文協 編
2009年6月発行 B5版 1200円
農山漁村文化協会











都会の花と木(四季を彩る植物のはなし)

2009年03月25日 | 晴耕雨読



出版されたばかりで、いま読んでる最中です。

・梅の花が早く咲いた年は、実なりが悪い…
・沈丁花の香りは七里(28km?)も漂う…
・福寿草の新芽はフキノトウに似ているが毒だ…
・うつむいて咲く水仙はうぬぼれたナルシスト…
・タンポポってなぜ「蒲公英」って書くのか…
・スズランは有毒で「天国の道」という名もある…
・チューリップが冬を越えないと咲かない理由…
・世界中のソメイヨシノは接ぎ木で増えたので
  元の株はたったの1本、性格もすべて同じ…
・キリストの十字架はハナミズキが選ばれた…
・コブシとモクレンの見分け方を知ってますか…

まだ、「第二章」までしか読んでませんが
面白いです!オススメ。

第一章 新春の訪れを告げる花と木
第二章 春を彩る草花たち
第三章 春を彩る木々の花たち
第四章 夏を魅せる草花の花たち
第五章 夏を魅せる木々の花たち
第六章 秋を魅せる花と木
第七章 冬を象徴する花と木

都会で目にする、花と木の姿や生き方を
楽しいエピソードとともに読めるので楽しい!
よく見たら「雑草のはなし」と同じ著者でした。


都会の花と木
四季を彩る植物のはなし
著者/田中 修
2009年2月発行 新書 820円
中公新書











雑草のはなし(見つけ方、たのしみ方)

2009年03月11日 | 晴耕雨読



家庭菜園をはじめるまでは
雑草なんて興味ありませんでした
「雑草の本はないかな?」と探して、
ひっかかったのがこの1冊。
新書だし、持ち運びにも便利。

カラー写真満載で
四季の雑草の見つけ方、見分け方、
名前の由来、生き方のふしぎなど
エッセイとしても
とても読みやすい本です。



雑草のはなし 
見つけ方、たのしみ方
著者/田中 修
2007年発行 新書 840円
中公新書










旧暦スローライフ歳時記

2009年02月04日 | 晴耕雨読


きょう2月4日は
二十四節気の「立春」。

旧暦や月の暦の本が何冊かありますが
どれも難しくて…
毎年、この季節になると開く一冊がこれ。

僕らは明治5年から新暦の上で暮らしていますが、
旧暦から受け継がれた
「季節感」や「生活感」「日本語の豊かさ」には
いまでも、生き生きとしたイメージを感じます。

中でも、立春、雨水、啓蟄、などの二十四節気は
農作業とも深い関わりのある、季節のカレンダー。

この本は、月ごとに
「旧暦と関わりのある言葉」「季節の言葉」
「旬の味覚」「植物」などで構成されています。

元旦、初雷、雨水、福寿草、針供養、春分、彼岸、
菜種梅雨、清明、桃の節句、穀雨、八十八夜、
花曇、春大根、沈丁花、麦秋、走り梅雨、半夏生…

自然や生活と密着した、歳時記を眺めていると
はっきりとした四季がある日本に生まれて、
「得したなぁ」という気分になります。 


旧暦スローライフ歳時記
著者/吉岡安之
2003年発行 B6単行本 1,400円
幻冬舎











自家菜園歳時記

2009年01月09日 | 晴耕雨読


サラリーマンが、
家の隣の空き地を借り
休みを利用して、無農薬有機栽培で
7年前から野菜づくりをはじめる。

「そうゆう話ってよくあるじゃない」
と思うでしょ
しかし、この本は初版が1985年。
7年前から「自家菜園」はじめたということは?
30年前の話です。

田舎の冬景色の色が変わってしまった。
くたびれて乾いた色になってしまった。
緑がないのだ。
かつては麦があり、レンゲがあり、 
あぜには苔のような冬草があった。
裏作がなくなり、あぜ道が舗装され、
田畑の天地返しがなくなり、
化学肥料と除草剤と農薬で土地が荒れてしまい、
それで色が変わってしまったのだ。

これでは遠からず作物は育たなくなる。
食糧輸入ゼロの日は必ずくるのに……。

自家菜園をとりまく出来事が
1月から12月までの
「歳時記」と「作業のポイント」で
書かれています。

この本は、なかなか手に入りませんでした。
初版が1985年だし、
出版社もなくなっているし、
古本でやっと買えました。


自家菜園歳時記
著者/伊藤益臣
1985年発行 520円
社会思想社 現代教養文庫
(出版社は事業停止、古本屋にあるかも)











キャベツにだって花が咲く

2008年12月10日 | 晴耕雨読


Q.1
ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、
ニンジン、ゴボウ、ホウレンソウ
どんな花が咲きますか?

Q.2
タネを遠くまで運んでもらおうと
トマトは真っ赤になり、
スイカは派手なシマ模様までつけて、
鳥に見つけてもらおうとしています。
では、キュウリはなんで
葉っぱと同じ緑色でいいの?
 
Q.3
ブロッコリーは花のつぼみですが
カリフラワーはどこの部分?
ダイコンとニンジンって根っこですか?
長ネギの葉っぱに表裏はあるの?
タマネギっていったいどこの部分?

Q.4
おふくろの味、
大根・人参・ゴボウ・ネギ・茄子・きゅうり・
里芋・生姜・れんこん・ほうれん草
日本生まれは、どの野菜?

こんな疑問に答えてくれる、新書です。


キャベツにだって花が咲く
知られざる野菜の不思議
著者/稲垣栄洋
2008年発行 新書判 740円
光文社新書


つくる、たべる、昔野菜

2008年10月01日 | 晴耕雨読



種ってタキイとかサカタの
「カタログ」で注文するとか、
タネ屋さんや、ホームセンターで
買うものだと思ってました。

昔は、こんな流通がなかったわけですから
農家の人は、つくった野菜から
タネを採種して、次の代、次の代へと
受け継いできました。

その土地や風土に根を下ろした、
伝統的な地方の野菜が
全国にいっぱいあったのですね。

病気に強くて、その土地に合った
とてもおいしい「昔野菜」は
この30年間で、
市場からほとんど姿を消したそうです。

この本は、
自家採種をつづけている
プロ農家の岩崎さんが、
家庭菜園で、昔野菜を「つくって」
おいしく「たべる」ことを目的に
そのコツを教えています。

・ 春から夏の昔野菜
・ 秋から冬の昔野菜
・ 昔野菜のおすすめ料理
・ 昔野菜づくりの基本
・ 自分でタネを採ろう
・ 昔野菜のタネが買える店 など

写真もいっぱい載ってます。
「へんてこな形のダイコン」とか
「きみどり色のナス」とか
いつか、チャレンジしてみましょ!


つくる、たべる、昔野菜
著者/岩崎政利
2007年発行 A5判 1,400円
新潮社 とんぼの本



岩崎さんの
自家採種のノウハウをまとめた本も面白いです。



岩崎さんちの 種子採り家庭菜園
著者/岩崎政利
2004年発行 B5判 1,500円
家の光協会




家庭菜園ビックリ教室

2008年09月17日 | 晴耕雨読



家庭菜園の愛好家に、
野菜づくりの本当の楽しさを伝えたい。と、
農業経験50年の知恵をこの本に結晶。

あるアンケートによりますと、
参考になった「家庭菜園本」の1位に輝いています。

たしかに、ボクもこの本の影響を
ずいぶん受けてると思います。

追肥はするな!
石灰をやるな!
農水省のガイドラインがまちがっている!
米ぬか一発、放任栽培!
虫は多いがあきらめろ!
タネをまいたら、踏んづけろ!…など、
本当にビックリする見出しがならんでます。
くりかえし、くりかえし、5~6回は読んでいて
本の中は赤線やマーカーでチェックだらけです。

・春夏野菜のつくり方
・秋冬野菜のつくり方
・相性のよい組合わせ、悪い組合わせ
・ストチュウのつくり方
・不耕起に向くもの、向かないもの
・支柱のヒモの結び方、タマネギの結び方 など

故 井原豊さんの無農薬有機栽培の技術は
プロの農家もビックリする着眼点なんだそうです。


家庭菜園ビックリ教室
著者/井原 豊
1994年発行 A5判 1,530円
農文協 田舎の本屋さん





「現代農業」2008年10月号

2008年09月13日 | 晴耕雨読


「現代農業」がひさしぶりにヒットです!
今月号は「肥料」の特集で
なぜこんなに「肥料の値段が高くなったのか?」
「肥料の未来」や「肥料代を安くする方法」、
注目されている「新しい肥料」など
プロの人達の考え方や工夫がいっぱい。

いつもだったら…
N:P:K が16:14:14で?
元肥はチッソ成分で50~60kgぐらいに?
反あたり20袋投入するとリン酸は約18kgに?
苦土も大切、ミネラル分も必要?
なんのこっちゃ、もう勘弁!と
福田さんみたいに放り投げてきましたが、
10月号は、とてもわかりやすかったです。

あと、「現代農業」に載っている
小さなモノクロ広告のファンです。
・無害で安心!植物の抽出エキス「ビタナール」
・天然の特殊海藻エキス「ピカコー」
・新型モグラ捕り機「モグラン」
・自然還元処理 農地用トイレ「アグリレット」
ねっ、イイでしょ!

1か月間 スミからスミまで楽しんで800円。安い!


月刊/現代農業
A5判 800円
農文協



金子さんちの有機家庭菜園

2008年08月13日 | 晴耕雨読



金子さんは、季刊「やさい畑」で
連載をしている時からのファンです。

いまでこそ「循環型農業を…」とよく聞きますが、
化学肥料や農薬を使わずに、
有機農業を30年前から実行していて
経営が成り立っているところがスゴイです!

金子さんの有機農場のイラストがのっています。
築300年の母屋に、ウシ小屋、ニワトリ小屋、
カモの池、果樹園、炭焼き小屋などの他に
メタンガス発生装置、太陽光パネルなど
エネルギーを自給するスペースもあります。

自分の畑や田んぼで収穫してものを食べ、
そこから出た生ゴミや、野菜クズは
ニワトリなどの餌になり、
残った部分と人間や動物たちのふん尿、
山から集めた落ち葉が堆肥となって、
畑や田んぼの栄養になります…

この本は、金子さんが
「家族のために、おいしくて安全な
野菜をつくって欲しい。」と願って
出版されました。

「有機農業の勘どころ」と
「野菜づくり」31種類が、
イラストでわかりやすく解説されています。


金子さんちの有機家庭菜園
著者/金子美登  絵/守田勝治
2003年発行 B5判 1,500円
家の光協会



やさしい家庭菜園

2008年08月13日 | 晴耕雨読


これは家庭菜園をはじめたときに、
右も左も上も下もわからないので
とりあえず購入した「家庭菜園本」の第1冊目です。

とても分厚くて、重さも辞典なみ(1,045g)
土づくり、堆肥のつくり方ほか
春まき、秋まき、73種類もの
野菜の作り方、育て方が載ってます。
値段はちょっと高めですが、
うすい本を何冊か買うより正解でした。

いまでも、
春作と秋作の時期には
「さて、さて、こんどは何を植えようかな?」と
まずはこの本をパラパラと眺めます。

監修は、テレビで人気の藤田智さんと
練馬区の加藤農園の加藤義松さんです。
しかも、基本的な作業がDVDに収録されていて
畝の立て方マルチの張り方などを教授してくれます。

ボクが家庭菜園をはじめた頃、
わからないことは地主さんに聞けば
即答で教えてもらえる、とても恵まれた環境でした。

まわりに先生が見当たらない初心者の方に、
このDVDはおすすめです。


やさしい家庭菜園
監修/藤田智・加藤義松
2006年発行 A4 変型 2,600円
家の光協会