もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4388番:FC2ブログ過去日記(重複ならごめんなさい)

2024-06-28 21:46:08 | 日記


 2014年 2月8日 (土)

 

ヴァージリオさんと、ベネットさん・・・
それが昨日ご案内したおふたりの名前でした。 
きょうも、また、4時間観光のガイド役をお
受けいたしました。  きょうは、伏見稲荷大
社に行くのだそうです。😃  


 【カンラ、午前10時】 

ゴタ  : おはようございます。 
フロント: おはようございます。 
XXさん: ゴタさん、きょうもよろしくお願いします。 
ゴタ  : 連続のお仕事、ありがとうございます。    

お客様は、只今、食事中です。カンラでは、朝食レスト
ランは、フロントから、覗き見ることができます。 
いつもなら、ツカツカと入って行って、予定をお聞きす
るところ。    
でも、きょうは、伏見稲荷大社だと聞いていますので、
特に、打ち合わせはありません。 五重塔については、
きょうのお客様の場合、二階まで、登っていける法観寺
(八坂の塔)の方が面白いだろうと思い、電話をしてみ
た。 が。
残念、お休みです。 (´・ω・`)      


【伏見稲荷へ】 

ヴァージリオ・
ラッシーさん:Good Morning, Mr. Gota. 
              Thank you for waiting for us. 
              ゴタはん、おはようさんどす。                                待ってくだすって、ありがとうござんす。 

ゴタ    :Good morning.Mr....ererer 
       おはようございます。ミスター...えーと、 

ヴァージリオ・
ラッシー  : Virgilio Russi.                    
        ヴァージリオ・ラッシーだす。 

ゴタ    : Mr. Virgilio Russi. 
        ヴァージリオ・ラッシーはん。 

ベネットさん: Good morning, Mr. Gota. 
        Do you remember my name , Bennet ? 
        おはようさん。私の名前は、覚えてはります?                   ベネットでっせ。     

  【教訓】 名前は、必ず覚えておこう。
       翌朝、パニックにならないためにも。      
       ただ、ゴタの場合、普通の通訳ガイドさんと、。
       少し違うところがある。     
       それは、ゴタが、長年、タクシードライバーで
       あったこと。 
         
       そのため、ゴタのお客様は、原則として、
       タクシー時代の客と同じである。 
    
       タクシードライバー時代に、無線で、
       呼んでもらったホテルや、旅館がほとんど
       なので、原則として、仕事を受けるのは、
       当日か、前日である。 
    
       お客様の名前は、お会いするときまで、
       わからないのが、普通のケースである。 
       それが、エージェントの仕事と大きく
       違う点である。     
       
       エージェントからの仕事では、名簿をもらう。
       ただし、ひとつ、厄介なことがあって、
       たいていの場合、そこに、たとえば、
       ベジタリアンだとか、豚肉は食べない、とか、     
       めんどくせーことが、書かれている。     
       ちゃんと、してあげないと、クレームが来る。                    その他、違う点といえば、
       普通のガイドは準備期間がある。     
       登録先の旅行会社もしくは、代理店から、
       1~2ヶ月前に仕事を受けるが、     
       中には、半年先というのもある。     
       近年は、パソコン上で、ガイドを募集する
       という形式が増えている。     
       こんなヤフーオークションみたいなやり方、
       反対!おやめになって     
       
       烏丸通りを横断して、南行きのタクシーを
       拾います。    
       タクシーは、烏丸七条ではなく、
       手前の路地を入って行った。     

       この辺り、客にめっちゃ、気を遣っている。     
       烏丸七条の交差点は、やや、西に振っているので、
       遠回りに感じるからである。     
       しかし、実際は、東本願寺に、遠慮して、
       道がお寺の前でワインドしているから、     
       そう感じるだけで、決して遠回りではない。     

       ここが、京都のタクシードライバーの辛いところか。 
       師団街道を南。稲荷新道で、左折。
       
       タクシーは、参道前につきました。 

ゴタ : Here we are.   着きましたよ。    

     タクシーに乗る前に、セブンイレブンで、
     換金を済ませたヴァージリオさんが、支払います。        
     参道を歩きます。鯛焼きの屋台の前で、立ち止まり、 

ヴァージリオさん: What that ?               
          これ、何や?  ゴタ       
        : A kind 'f pan cake. Sweet red bean paste is 
          put inside like that. We call them taiyaki. 
          Tai is a Japanese counter part of sea bream.                      ホットケーキですな。      
          中にあんこが入ったホットケーキっちゅう
          わけでっさ。(?ちょっと、ちゃうかも。)        
          

     自分のガイドに、ときどき、自信がもてない
     ときがある。まあ、ええやん。 

ゴタ    : Would you like to try ?             
        食べはる? 

みなさん  : No. いらん。    


     【手水舎】   
   普通は、ここから案内しますが、時と場合による。
   こんな寒い日には、手を洗うのも、口をゆすぐの
   も、もうええやん。   

ゴタ : As a fundamental rule we should be prepared 
     for being in front of God by washing hands 
     and rinsing in the mouth. But today is exception 
     on this cold day like today. Let's skip it. we are 
     all born to be purified. 
     ホンマは、神の御前に出るときは、
     禊ぎをするのですが、      
     こんな寒い日は例外ですわ。      
     手を洗うのんは、パスしまひょ。      
     我らは、生まれつき、清らかなんだから。     
     😃

  とか、何とか、屁理屈こねて、手水舎をパス。       
  本殿では祝詞(のりと)をあげています。 

ゴタ : The priest is reciting the Shinto prayer. 
     神主さんが、祝詞をあげてはりますわ。 

神主 : 何とか かんとか はじめちょろちょろ 
     なかぱっぱ. 赤子泣いても わしゃ知らん~ 
     かしこみ~かしこみ~ 

ゴタ : Oh listen. There is a music called Kagura a kind 'f 
     court music played. 
     あ、神楽や。宮廷音楽の一種でっせ。
     聞こえますやろ? 

みなさん: Yes. but what is he doing with that bough 
      with strips of paper ?        
      そうでんなあ。せやけど、あれ、何しとり
      まんねん?あの紙切れのついた木の枝で。 

ゴタ  : He is now exorcising evil spirits from the 
      believers in front of him. 
      あれは、お祓いですやん。お祓いして、
      悪霊退散させてまんねん。 😄            


  【千本鳥居】    
  
  鳥居の奉納は、1本100万円すると言ったら、
  びっくりなさいました。でもな。この手前の大きな
  鳥居は、130万円。それに、名前を入れてもらうと、    
  プラスん10万円。奉納儀式で、支払うお金が別にか
  かる。       
  150~180万円ですねんけど。ほんで、
  寿命があるので、ええとこ、30年ですねん。   

  「テリブル」 を繰り返すお客様。terrible 
  (テラボーとゴタは発音している)    
  意味は、「えげつなー」  😃    


   【奥の院】    

奥の院では、重軽石にチャレンジしてもらいます。   
あなたの胸辺りまでの高さの石灯籠が、ふたつあります。   
その両側、灯籠の上に、まあるい石の玉がチョコンと
置いてあります。   
その石をどうするか。食べられません。その石を・・・  
持ち上げるのです。    が   その前に、
その石の重さを想像してみます。   
それから、持ち上げるのですが、思ったより重いと、
あなたの願いは叶わない と言います。

逆に、軽かったら、心願成就します。   
おふたりとも、軽かった、とおっしゃいます。   
よかったねえ。   ほな、次、行こうか。     
😄    

【本町通りからタクシーに乗って、三十三間堂へ】  

稲荷大社を出た本町通角には、お漬け物屋さんがあります。
ここは、「すぐき」  
(これは、suguki としか言いようがない。)  
という、ちょっと変わったお漬け物を売っています。       
そのもとの正体は、「かぶら」 turnip  
で、普通のお漬け物との違いは、このお漬け物は、     
「ラブレ菌」labre   という     
「乳酸菌」 lactobacillus の一種で     
発酵させたお漬け物。加熱殺菌していないので、
乳酸菌は生きたまま。   ・・・てなことをいうと、   
「他のバイキンも生きてますのか?」   

ということになりますが、   
もちろん、素材はちゃんと、洗うてはりますし、
塩漬けした段階で、バイキンとは  
バイバイしていると思いますが・・・    

という説明をしている真っ最中に、
空車タクシーがやってきた。止めました。      

  が、    

おふたりとも、お買い求めなのか、漬け物の前に
立ったまま、微動だにしないではないか。  

 

運転手さん: 乗るの? 乗らないの? 

ゴタ   : 乗ります。ちょ、ちょっと待ってて下さい。     
       お客様にお声掛け。       
      「行きまっせ。レッツだゴーだぜ。
       ミスターラッシー、行こうよ~。」     

雨の土曜日、この空車を見逃すと、あとの保証がない。
必死に食らいつくゴタ。     
とりあえず、全員乗りました。 

運転手さん: すぐき見てはりましたんか。 

ゴタ   : そうです。 

運転手さん: すぐき売ってるお漬け物屋さんは、
       他にも、ありますよ。          
       たとえば、この先の・・・ 

ゴタ   : ああ、そうでした。赤尾屋。 

運転手さん: そうそう、よう知ってはりますなあ。 

ゴタ   : 看板だけ、知ってますねん。
       入ったことないけど。              
       (赤尾の豆単やったら、見たことあるけど。)     
    その昔、旺文社という会社が、赤尾の・・・
    とと、話が脱線。これから三十三間堂に行く話を
    してますのやで。ゴタのおっさん、脱線したら、
    あかんで。     


  【三十三間堂】  

本町通を七条で、右折(つまり、東へ)して、
すぐに、三十三間堂があります。  
~堂、という名前ですが、パン屋さんではありません。
お寺です。  お寺の中のひとつの、建物が~堂と呼ばれ
たりします。もともと、仏道修行は、  
洞窟で禅定する習わしだったためでしょうか。

お寺の建物は、~堂という名称が  よく使われます。  

こちら、柱間が33あるので、三十三間堂と呼ばれます。

蓮華王院というお寺のお堂です。  
ただし、実際に、柱間を数えてみると、
35ありますのや。   

 「なんでやねん。33と、ちゃうんか。」  

と、言いたくなるが、この柱間の33というのは、
内陣のことなのだそうで、  建物の外観は、35。  

1164年、後白河上皇が、平清盛に建てさせた
このお堂、。上皇の邸宅の敷地内のお堂です。

邸宅は、「法住寺殿」と呼ばれていました。  
創建当初は、五重塔もある、大寺院だったそうですが、
1249年の火災で、焼失したのだそうです。  

桃山時代に、敷地は、秀吉の建てた「方広寺」に
接収されます。 秀吉は、この三十三間堂を保護し、
築地塀や、南門などを増築しました。  

後白河上皇の前世は、蓮華坊というお坊様でした。
そのお坊様のドクロが川底に沈んでいました。

その中を魚が泳ぎ回り、また、柳の木が、頭の中や、
目玉を通り抜けていました。  
なので、上皇は、いつも、頭痛にうなされていたの
だそうです。  😃       

ある日、上皇は、熊野詣をします。  そのとき、
権現さんに、お告げをいただいたのです。   

「汝、ゆきて、洛陽因幡堂の薬師如来に祈りを捧げるべし。」  

そう言われたので、その薬師様にお祈りをしました。  
そしたら、そう言われたのでした。    

 「あんたの、頭痛は、柳の木のせいよ。早く、
川底のあんたのドクロなんとかしなさい。」     

そして、ドクロを救い出し、洗って、弔い、
納骨したところ、上皇の頭痛は治ったのだそうです。        

 「蓮華王院」の名は、上皇の前世の名、「蓮華坊」 
の名から取ったものだという。  (^O^)


     【タクシーで、祇園へ】   

きょうは土曜日。 「花見小路へ、お願いします。」   
と言ったら、    
  「きょうは、競馬開催日なので、通行禁止です。」  
  「(競馬は中止せよ。) (そんな、無茶な。)」     

   自問自答の結果、白川に行ってもらうことに。 

みなさん : No maiko ? No geiko ?  Oh, no. 
       舞妓はんは? 芸姑はんは? いや~ん。 

ゴタ   : Oh you are the substitution of maiko. 
       Please stand on the Tatsumi bridge. 
       じゃ、あなたがたが、
       舞妓さんの代わりをしてください。         
       その巽橋に立って!  
    
このあと、歩いて、花見小路へ行きました。      
この雪の日に、舞妓はんは、出歩かないと思うが、      
ひと目だけでも、見せてあげたいと願う気持ちも
あり、      
  「技芸学校(女紅場)」 
  (てる子の看板で、東に入ったところ)      
に行った。     


   【結論】 

いないものは、いない。  仕方ない。
こんなときは・・・飯食いに行こうぜ~レストラン     
東山通を東へ渡ります。     
洛中においては、東といえば、山が近くに見える
方向のことである。     
その山を東山という。     

東山山麓、長楽寺(建礼門院ゆかりの寺)
のおとなり。ここに、我らが、食事場所、
「東観荘」はある。     


 【東観荘】     

ここは、結婚式場を兼ねる京料理の店。
ちょうど、花嫁さんが庭に出ていたこともあって、
お客様は、釘付け。     

料理は、京弁当(3800円)を3人分。 
ゴタは、遠慮の意思表示はしましたが、            

「ご招待するから、。一緒に入りましょう。」     

と、誘われたので、  「サンキュウ」     

同席に招かれたら、運ばれてくる料理の説明をします。     

弁当の場合、一度に、ドンと運ばれるので、忙しおます。       
そして、たいていの場合、ひとつや、ふたつ、説明に     
困難を覚えることがあります。     


お客様 : What's this ? 
      これ、何でんのん? 

ゴタ  : (フキやけど、英語がわからん。) 
       It’s Fuki. 

お客様 : Fuki, ? What is it ?          
    

ほんとに、困ったゴタでした。          
フキは、よく田畑で見かけます。
カエルが上に座っていそうな葉っぱですが、
食する部分は、葉柄(ようへい)とよばれる部分。          
この葉柄という、英語すら、出てこなければ、
もう、説明はあきらめた方がいい。          

ちなみに、フキを英語にすると、 
        
  a Japanese butterbur もしくは、             
  a coltsfoot  です。          

そして、葉柄は、a leaf stalk ですが、今頃、
知っても、遅かりし 由良の介~。          
ついでなので、もうひとつ。           
ふきのとうは、          

a Japanese butterbur flower-bud (^O^)    

食事がすんで、タクシーを呼んでもらうことにしました。          
待っている間、玄関広間のソファーに座って、
調度品を眺めます。          

タクシーは、すぐにやって来ました。           

(ははーん。ヤサカタクシーか。)          

ヤサカタクシーは、GPS配車なので、
自動的に、一番近くを走行中の          
タクシーに無線配車されます。 
ゴタも、ここの会社に勤務していたことがあるので、
このGPS無線配車のことは、よくわかります。         

ひとことで言うと、ドライバーには、大変迷惑な無線です。             
走行中、いきなり、ピピピと発信音がします。
その音を止めるボタンを押さない限り、喧しく、
いつまでも鳴り続けます。          

で、喧しいので、ボタンをおすと、
お迎え先が表示されます。          
そんな仕事いらんわ、と思っても、一度開くと、
勝手にキャンセルできません。

ほんまに、運転手をばかにしとんぞ。          
だいたい、祗園で、呼ばれたら、宮川町とか、
河原町四条とか、近くばっかりやないか!
もっと、乗れ・・・て、すんません。          

乗ったげてね。 😺            

タクシーがやってきました。そのまま、ホテルに戻り終了。          

おしまい          
ゴタ  

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4387番:FC2ブログより過去日記(ダブってたらすみません)

2024-06-28 20:51:38 | 日記
2013年9月13日(金)


 さて、本日は、何と、
 ロシア語ガイドの大先輩からの仲介仕事。

 ちょっぴり、興奮気味で、駅へやってきました。
 京都駅。毎度おなじみの、八条口。


  【八条口、午前11時40分】


サンディ先輩 : あれ、ゴタちゃんじゃない。どうしたの?


   ゴタ、というのは、私、山田のニックネームです。


山田     : どうしたのって、仕事じゃないですか。
         仕事。ちゃんと、やってんですから。


サンディ先輩 : そう?車は?


山田     : もう、サンディさんに、
         白タクゆわれたらあかんから、
         きょうは、チャーター。


サンディ先輩 : え?ハイヤーなの?


山田     : わはははは。どうだ!こういう日もあるのだ!


   このとき、サンディさんのお客様が現れ、ご出発。

   ボケには、突っ込みがないと、
   ほんまのアホになってしまいます。
   あほで、合うてますけど。


    ヾ(@^▽^@)ノ


    【20分前。いよいよ、新幹線のホームへ。】

  13番プラットフォームへ。
  お迎えの「のぞみ」は、12:28
  只今、時刻は、12:18。
  
     「どんな人かな?」

 指図書には、Ms.BABAYEVA AYTAJ + 1PAX

 となっています。
 これで、2名のお客様という意味になります。
 うち、1名は女性です。
 もう1名は、性別不詳。

   12時28分。

 入って来ました。新幹線。止まった。ドアが開いた。さて、

 ゾロリ、ゾロリと出てくるお客。


 「あっと、見つけた。あれだ。あの東洋風の女性2名。」


  向こうも、ゴタを見つけました。


向こう : ハーイ


こっち : ハーイ。 
      I 'm your tour guide today. Nice to meet you.


向こう : I'm 何とか、かんとか、ペラペラペラ。



山田  : 何か、よく聞き取れないが、
      オー、イエス。ザッツ グッド。

  
   ええかげんなガイドで、申し訳ない。
   アユタージュ様は、姉妹で、ご旅行です。
   眉毛が濃く、トルコ風の、異国情緒あふれる
   女性です。

   国籍は、アゼルバイジャン。
   首都は、バクー。カスピ海を臨む国です。
   ・・・・と、調子よく書いているが、
   山田も、よく、場所がわからないので、
   今、地図を見ながら、書いています。


   車は、何と、山田の前職場、ヤサカヤクシー。
   どっこいしょと、荷物をトランクに積み込みます。
   
    OK。

   ドライバーさんのお名前は、プリンプりンさん。
   さっそく、スタートです。
   レッツゴ~~~~ン


   【日程によりますと・・】


   日程は、このあと、京都観光です。

   指示書によりますと、


   《 金閣寺~二条城~清水寺~ホテル送り 》


 この日程表を見て、京都地理に詳しい人は、必ず、1番に、


     「二条城」


  を選ぶ。なぜなら、二条城のパーキングは、
  堀川通りを御池から北上しなければ、
  入れないことと、清水寺を先に行くと、
  お土産売り場で、時間がかかりすぎて、あとの
  調整がしにくくなるからだ。



   まあ、そういうことで、

    「二条城」 

   を先に行く旨をお客様に伝えます。


バベーヤ
(姉)さん: Does that castle relate to ninja ?
        それって、忍者と関係がある?


山田   : No, not particularly.
        いや、そんな関係というようなほどのことは・・

  
バベ-ヤ
さん   : Oh、Okay. 
       そう、いいわ。


    【二条城】

    山田、4年間のガイド業で、はじめて、新記録。
    このお城をたった、20分間で、出てくるとは!


山田    : This room is called "Tozamurai room"
        where visitors were led as a waiting room.
        ここは遠侍(とおざむらい)の間で、
待合室の役割・・・


バベーヤさん: Go ahead, Mr.Gota
        In this room , there's nothing to see.
        次、行きましょう。
        だって、何も、見るものがないじゃない。


山田    : This is what is called a reception room,
        or shikidai-no-ma-room
        where a lot of gifts from Daimyo,
          or feudal loads who
        would like to see Shogun・・
        
        ここは、式台の間、つまり、受付だったところで、
        将軍と謁見を求めた大名たちが
        贈り物を手渡した場所で・・・


バベーヤさん: Let's go next !
        次、行きましょう。


山田    :  This is o-hiroma, or the big room
       where a historically famous event was held.
         The event was so called "
       declaration of restoration of
       a reign of government to
       the Emperor.  It was in 1867 that・・  

       ここは、有名な場所で、
       大政奉還が行われた場所で、1867年に・・・


バベーヤさん: Go and skip.
        行こ。(おもんない!)


アイーシャさん: Mr. Yamada, why the tape
           repeats the shelves there.
         山田さん、テープ(の案内)どうして、
                           あの棚のことばかり言うのさ?


山田     : That shelf ? It's called staggered shelves.
                           Very symbolical of aristocratic style
                           Even the shogun felt prestige toward
                           that kind of shelves.
         ああ、棚ねぇ。あれは、違い棚といって、
                           書院作りという貴族スタイルの部屋の
         象徴なのです。将軍さえ、貴族にあこがれたわけで、・・


バベーヤさん :   Okay. Let's go next.
             ああ、わかった。次行こ。次。

 
山田    : Wait a minute, please !
                       Look at the panels there.
                       There is a hidden room
                       behind the panels.
                       Inside of it,
                       several samurai warriors hide themselves
                       for security.
                       ちょっと、待って。あのふすまをごらん下さい。
                       ふすまの向こうに、隠し部屋があってね。
                       護衛のさむらいが、隠れていたんです。


バベーヤさん : Alright. Let's go next.
        はい、じゃ次、行きましょう。


山田     : (ガックリ) (負けそ~)


山田      : This is black study room, one of rooms
                        used as a conference room.
                        ここは、黒書院と言って、
                        会議などの、ここで行われました。


バベイヤさん :Let's go next.
        はい、次。

 
山田     : Let's go next..


         (私は敗北者)


    ヽ(゚◇゚ )ノ


    【庭を見ませんか? 見ません!】


  二の丸御殿の見学は、わずかに、10分程度。
      新記録がでました。
  この最短時間は、


     「4時閉門なので、お急ぎ下さい。」


     といわれたときよりも、まだ早い。

  金メダルを差し上げたいと思います。(あればネ)


山田      : Just take a little look at the garden.
                    ちょっと、お庭を見ましょう。


バベーヤさん:No, Mr. Yamada Let's not.
                     No shadow at all there in the garden.
                     だめよ、山田さん。
                     だって、庭って、影がないから、やめましょう。


 と、いうことで、直行で、戻ります。
 かくして、新記録樹立!約17分。
  ドライバーさんも、びっくり。




.  【次は、金閣寺だけど、】


山田  : We are going to Kinkakuji Temple.
                Famous for its golden pavilion.
      金閣寺に行きまっせ。金閣で有名な寺です。


アイー
シャさん : No no we'd like to see a theme park.
       だめよ。テーマパークがいいわ。


      (あるか。そんなもの、京都に。)


山田   : Sorry to say, there's no such in Kyoto.
                  すんまへんなあ。
                  そんなん、京都にあらしまへん。



  これを聞いていたドライバーさんは、


ドライ
バーの
プリンさん : そしたら、山田さん、映画村はどうですか?


 
 映画村、というのは、ベリグー。
       


山田  : How about a movie village ?
                映画村はいかがですか?


アイーシャ
(妹)さん :What's that ?
       何、それ?


山田   : A kind of theme park centering on
                   the movie or cinema.
                   There are location settings, theater    

 テーマパークみたいな所で、
 映画がそのテーマになってます。


バベーヤ
(姉)さん: I don't understand well.
                     Can you be more specific on that ?
       ようわからんな。
                     もっと、よう説明しておくんなせえ。


山田   : The cite is owned by a big movie company
                   called " Toei film company".
                   The neighboring zone is now actually
                   used as a film studio.
                   And if you are lucky,
                   you might as well come across
                   some of famous actors and actress.

        そこはね、東映ゆう映画会社の所有地で、
       隣のゾーンには、実際の撮影所
       がありますねん。運がよければ、
       有名な俳優さんや、女優さんにも会えますで。


ドライ
バーの
プリンさん: ガイドさん、ちょっと、言い過ぎでしょ?
       そんな簡単に俳優さんに
       会えるなんて、ゆうたら。


 そして、ドライバーさんは、会話に入り込み、


プリンさん :  Not so many actors and actress
       come to get film taken.
       Only a few drama shootings
       are sometimes taken.
       But they are not open to public.
       そんなに、俳優さんや、女優さんは、
       撮影には来ませんで。
       いくつか、ドラマは、撮影されてますけど、
       一般公開ゆうわけではありません。



    ドドド ドッカ~~~ンと、山田ロケット発射。

     (な、なぬ~?! この人、英語しゃべるやん。)

     何が困るゆうても、ガイド本人をホローしてくれるのは、
     ありがたいが、
     こちらの存在意義がなくなる。
     商売あがったり。店じまいせな。
     案の定・・・


バベー
ヤさん : Oh wonderful.
        He knows English far better than you.     
                 あらー、こちらの方、あんたより、ずっと、
                 英語出来るじゃない!
      よくご存じで、まあ。


山田   : (いや~~ん。)



 穴があったら、どっか、入りたい。
 穴を求めて、ひとりゆく・・ことも出来ず、
  そのまま、4人は、太秦の東映村に
 行ったとさ。


プリンさん:  そしたら、山田さん、私は、向こうの、
                    離れた場所のパーキングで、待機
        していますので、出てくる5、6分前にお電話下さい。


山田   : はい、わかりました。

バベー
ヤさん      : はい、わかりました。


山田    : Oh, you speak Japanese ?
                    え?え~? しゃべるの? 日本語。


バベー
ヤさん    :  少し、勉強します。


山田  : (あー、よかった。へんてこな日本語で。)
                  Wonderful. いいですねえ。
         


  ヾ(@^▽^@)ノ


エージェント・・・(は、休みとは知らず)
と思われるコーラスツアーのマリアカラス
さんに、連絡。 
お客様の都合により、行き先変更。
入場料金は、誰が支払うか。

返ってきた答えは、お客様が、支払う。
ガイドの分も支払う。以上。


バベー
ヤさん: Is it against stipulation
     if you stay in the car ?
     あんたさ、車で待ってたら?
     規則で来なくちゃだめ?


窓口では、ガイドは、無料で入れるという。
たすかった。
そら、お客は、それでいいが、やはり、こっちとしては、
エスコートの責任があるぜ。お嬢さんがたよ。

    カメラ

映画村には、スケジュール表があって、
この日は、午後2時から、
アトラクションシアターで撮影紹介があります。 


山田  : Ok.It looks in this way. Let's go.
      こっちだな。行くぜ~。


アイー
シャさん : Are you sure this time ?
       こんどは大丈夫なの?


バベー
ヤさん :  Are you sure ?
      たのんまっせ。


山田  : Sure.
                  まかせなはれ。


 午後2時。なんとか、間に合いました。
 時代劇の撮影紹介です。

 舞台には、解説者兼監督が立っています。
   忍者もいます。そして、新撰組も。

 客席と舞台の間に、
 照明と効果音の席が設けられています。
  

 観客席には、 お客さんが他に大勢いらしゃいます。
 なので、姉妹には申し訳ないが、
 通訳は、要所だけ、ポツリ。

 二階から忍者が矢を射るのですが、
 ピアノ線が沖田総司のいるとことまで、
 ピンと張られています。
 矢は、それに沿って進みます。


山田 : There's a fine thread is tight
      between the veranda and the wall down there
     near him Okita Soshi, a member of Shinsengumi.
     二階から細い糸が下の壁に向かって張られています。
     その男の近くまで。
     

  舞台の解説者は、簡単に、新撰組というけれど、
  こっちは、そうはいかない。
  新撰組って、何や?聞かれたら、こっちがパニックや。


  約15分でおしまい。

     ヾ(@^▽^@)ノ


  映画村を巡り歩きます。ただ、


アイー
シャさん : Yamada san. Let's walk in the shadow.
         We hate ultra violet ray.
       山田さん、日陰を歩いてよ。
                     紫外線がいやなのよ。


山田   : (あるか!日陰なんか!) 
        Would you be patient till
        we get to that building ?
        がまんしてよ。あの建物まで。


建物の中に、写真撮影スタジオがあります。
誰でも、お姫様や、舞妓さん、芸子さん
に、変身可。

約10000円の化粧+貸衣装+着付け料金。

これに5000円ほどの写真代。
アイーシャさんがお姫様になりたいと言います。
所用、約40分。

バベーヤさん、承諾。
待っている間バベーヤさんは、写真撮影。

山田、あくび。


バベーヤさん: Mr. Yamada。
        You can go away till she makes all up.
        山田さん、どっか、行ってきていいわよ。   


     ヽ(゚◇゚ )ノ

どっか行け、ゆわれても、映画村の中、
行きたい場所なんて、どこにも・・・ある!
食堂に入って、カレーを注文。
だって、お客様、食事抜きでも、元気はつらつ。
山田、かないませぬ。

その後も、時間つぶしで、あっち、うろうろ。
こっち、うろうろ。

     ヾ(@^▽^@)ノ


やがて、40分が経過。写真スタジオに戻ってみた。


山田  : Oh, OHimesama.
      あ、お姫様だ。

バベー
ヤさん : Yeah、Aisha. 
                You look charming in that attire.
      ホント、アイーシャ、あんた、
               そうしてると、きれいだわ。

        (#⌒∇⌒#)ゞ


これからスタジオで、
プロのカメラマンによる写真が始まります。
山田、注文を付けます。



山田 : 何か、小道具を持たせてあげて下さい。
     扇子とか。


         
実はさっき、扇子を買ったのです。
でも、それは、おみやげなので、車の中。
  
        

カメラ助手: この扇子でいいですか?


山田  : いいじゃない。
               あんた、いいセンスしてるよ!


アイーシャさん、今度は、胸の前で扇を広げて、
にっこり。芸術だぜ。わお~ドキドキ


さて、写真撮影終了。
この姿で、練り歩きOKなのですが、アーシャさん、


  「どこへも、行かないわ。」


もったいない。行けばいいのに。

ああ、たった、15分のお姫様。
  
たとえば、セミが何日も、土の中で暮らし、
ようやく、セミになったら、
3日で死んでしまうように。


美人短命とは、よく言ったもの。
この世に生を受け、たった15分の姫。

王子さまが、現れたらよかったのですが、
山田では、役不足のようで。


さて、只今、時刻は、午後4時ちょうど。
着替えたら、急ぎ足で、車に戻ります。



プリンさん : 何とか、金閣寺は、間に合うでしょう。
        行ってみましょう。


    【金閣寺】

やっぱり、京都観光で、ここをはずすと、あきまへんで。
 
京都といえば、金閣寺、舞妓はん、
五重塔、大文字、このよっつは、
サイフの中のお金にたとえると、

10000円札と、5000円札と1000円札と、
 ・・・もっかい、10000円札みたいなもの。
これを抜けば、あとは、小銭がじゃらじゃらするだけ。

英語でいうと、 MUST (行くべき場所)なのである。


さて、パーキング入り口で、非情のお告げ。 


  「5時閉門ですから、必ず、5時までに。」


山田 : 5時までに、金閣寺を出て、石不動に移動します。


係員 : ちがう、ちがう。5時までに、
     ここを出てください。門を閉めてしまうのです。


山田 : うーん、やっぱり?


係員 : 厳守ですよ。 ヽ(`Д´)ノ



   お茶 お茶も、おちおち飲めねえぜ。


 大急ぎで、入場券を買います。
 ただし、ここは、入場券とは、口がさけても言わない。
 あくまでも、我々は、お寺参りに来た、ご信者さん。
 奉納してお札をいただいたのです。

 ところが、意外。あの、バベーヤさんも、
 アイーシャさんも、大事そうに、
 そのお札を持っています。


   「へー?意外。」


 金閣寺を目の前にして、おふたりは、感嘆。


アイー
シャさん : Beautiful ・・
       きれいだわ・・・
      
 
山田   : Yeah as beautiful as eve.r
       as beautiful as you・・・
             (あ、歯が浮いた。)
       きれいですとも。この上なく。
       あなたのように  
             (言い過ぎた。)



アイーシャ ; Thank you.
        ありがとね。



  まあ、彼女たちの名誉の
  ために言うが、たしかに、べっぴんさんです。
  鼻筋が通っていて、高く、
  髪は、潤んだ黒で、肌は白。



  【清水寺の閉門は午後6時。どうする?行ってみる?】


バベーヤさん: No, we won't.
        Let's go instead to Fushimi Great Shrine.
        行かないわ。伏見稲荷がいいわ。


山田    : Good place to see.
        いいとこですよ。


バベー
ヤさん   : Yeah, judging from the picture
                        on this page.
        そうよね。このページの写真で見ると。    



 バベーヤさん、京都特集の雑誌を山田に見せます。



山田    : Then let's go.・・・・で、
        いいですよね?プリンさん?


プリンさん : いいですよ。うちは、契約は、
        午後10時までなので、今から、比叡山でも
        大丈夫です。


山田     : ひえい・・・ヒエーヽ(;´ω`)ノ 
         私は、契約が午後8時までなので、
             伏見稲荷のあと、食事したら、
                       もう、終わる時間になりますので、よろしく。   

      
    ヾ(@^▽^@)ノ


    【伏見稲荷】


  1000本鳥居に行くというのが、彼女たちの注文。
    
    「では、参ろうぞ、姫。」


  師団街道を下がります。
    
  しばらく、進んで、そのあと、なかなか動きません。
  夕方のラッシュアワーのようです。

   
  
  大社前の信号機で、下車。


山田    ; じゃ、プリンさん、私たちは、
        ここから歩いて、
        伏見稲荷に行きますから、参集殿
        の駐車場へ、回送お願いします。


プリンさん: 了解しました。



     【千本鳥居】


 手水舎も、本殿も、パス。
 東大一直線がごとく、千本鳥居へ一直線。

 ここで、バベーヤさん、
 
   「さゆり」

 を映画で見て、感動したと、激白。


山田 :さよか。


 知らない山田は、つれない返事しかできず。
 申し訳ない。ツタヤ行ってきます。



    つづく
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4386番:ボヌール・デ・ダム百貨店(18)

2024-06-28 17:27:24 | 日記


ボヌール・デ・ダム百貨店(18)
エミール・ゾラの作品シリーズ
「ルーゴン=マッカール叢書11巻」より
Au Bonheur Des Dames
Émile Zola 


————————【18】—————————————

  Denise  vit  une  tartanelle  à  quarante-cinq
centimes,  des  bandes  de  vison  d'Amérique 
à  un  franc,  et  des  mitaines  à  cinq  sous.
C'était   un  déballage  géant   de  foire,   le  
magasin  semblait  crever  et  jeter  son  trop-
plein  à  la  rue.
  .
     
—————————(訳)——————————————
  
 ドゥニーズの目は45サンチームのタータンチェッ
クの毛織物に止まり、1フランのアメリカ製のミンク
の縁飾りに止まり、5スーの先出し手袋に止まりまし
た.それは店というより、巨大な見本市の商品陳列だ
った.商品ではちきれんばかりの店は通りにまで商品
があふれ出ていた.  

 
 
—————————《語句》————————————————
      
tartanelle:(f) (多色の) タータンチェックの毛織物  
quarante-cinq:45 なのですが数詞は形容詞扱いなので、
   大抵はアルファベ書きをします.店先では一目
   瞭然のためかアラビア数字を使っています. 
centime:(m) ❶ユーロ前の100分の1フラン、
       ❷現代の100分の1ユーロ  
vison:[ヴィゾン](m) テン(貂)、及びその類、ミンク、
   ミンクの毛皮、manteau de vison / ミンクのコート 
bande:(f) 帯、ただし「帯」と訳したのではいささか
   不自然なので、訳本(伊藤訳)をみたところ、縁飾
   り、となっていた.毛皮のへりのことで、袖口や
   襟、衣服やドレスの裾に付けるものらしいです.
   同じく「縁飾り」と訳しました.
d'Amérique:アメリカの、 
mitaine:[ミテーヌ](f) ミテーヌ(指先が出る婦人用手袋)  
à cinq sous:5スーの売値の、 
sou:[スー](m) (貨幣単位) 5サンチームに相当、
   つまり20 スーで1フラン、
   日本人がこの感覚をつかむためには
   1サンチームを1円と想像し、1スーを5円玉、
    1フランを100円玉と想像してみればいいのでは?
déballage:(m) 荷ほどき、荷ほどきした商品、
   商品陳列、   
géant(e):(n) 巨人
géant(e):(形) 巨大な、    
foire:(f) (多くは農村での)市(いち)、縁日;
   見本市、フェアー、  
crever:(自) パンクする、はちきれそうである
   ふくれあがる     
trop-plein:(m) あふれる量、過剰なもの、
   あふれ出そうなもの  

 

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4385番:さすらいの青春(388)

2024-06-28 15:34:34 | 日記


さすらいの青春(388)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【388】————————————

  Tels  étaient  les  points   que  la  discussion  
des  deux  femmes  précisait.   Elles   laissaient
tout  le  reste  dans  le  mystère,  et  reprenaient
sans  cesse  la  question  du  retour  des  fiancés.
L'une  tenait  pour  le  matin  du  lendemaim.  
L'autre  pour  l'après-midi. 
 
  .                              
        
—————————(訳)—————————————

 以上が二人のこの老婦人の議論で明らかになった
点であった.彼女たちはその他のことは謎に残した
ままにした.そしてフィアンセたちがいつ戻るのか
の話を再び始めていた.一方の婆さんがそれを明日
の朝だと言い、もう一方が午後だと言った. 
      
  
.————————《語句》————————————

tel:(形) 以上のような
  文の先頭に置いて、それまでの話を要約する
  Tel est mon avis. / 以上が私の意見だ.
    Tel étaient les points / 以上のことが要点だった.
    Tel étaient les points que la discussion précisait. /
    以上のことが議論が明らかにした要点だった.
  以上のことが議論で明らかにされた要点だった. 
précisait:(直半過3単) < préciser (他) 正確に言う
  はっきり言う、明言する、的確に言う
reprenaient:(直半過3複) < reprendre (他) 再び始める
sans cesse:ひっきりなしに
la  question du retour des fiancés:
   フィアンセたちがいつ戻るかの問題.
L'une tenait pour le matin du lendemaim:
  (2人の老女の)ひとりは(その帰りを)明日の朝だ
  と言った.   
L'autre pour l'après-midi:もうひとりの老女はそれを
  (明日の)午後だと言った. 

 

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4384番:分綴について(1)

2024-06-28 13:40:57 | 日記

分綴について

 

文章を書いていて、改行するときは、うまく単語が改行

する前に書きれるならいいのですが、長い単語だと途中

で切らなくてはなりません.どこで切るかは、決まっていて

好き勝手に切ることは許されません.辞書を引けば、その

単語の切っていい場所が、しるされています.たとえば

英語で薬局という単語、pharmacy ですが辞書を引けば

切っていい場所が・で記されています.

phar・ma・cy となっています.

文章を改行するときは、・のところで切って、ハイフン(ー)

を残して、改行します.pharma-

cy  のようにします.

 

ところがフランス語の辞書には・で示してはいません.

自分で分綴しなくてはなりません.

辞書には  pharmacie  と書かれていますが、・がありません.

そこで分綴法を調べます.

 

分綴法① 音節は子音の前で切る.

分綴法② 子音が2つ連続するばあいは2つの間で切る.

分綴法③ 母音の連続は間で切ってはいけない.

 

まだ他に規則はあるのですが、とりあえず、この3つの

規則で pharmacie を分綴します.

phar-ma-cie

となります.

改行するときはこれらのどれかで切って、トレデュニオン

(ハイフン)を介して、改行します.phar-

macie という具合にです.

 

規則はまだありますので次回学習しましょう.

 

 

 

 

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