線維筋痛症 その悪魔の正体

凄まじい全身の痛み。
今年の春に診断されてから回復までの道のり。
自分に起きた痛みの正体は思ってもみないものだった。

ペットにも精神薬

2017-02-20 11:15:05 | 日記


信じられない事に、世間では
ペットにも精神薬が処方されています。

物を言わないペットたち。
もちろん飼い主なら、ペットの元気が無くなったら心配です。
ストレスから色んな病気になってしまう事も考えられます。

でも、元気がないなら
何か原因があるはずです。
簡単に精神薬の処方とはいかがなものなんだろう・・。

しかもペット用の精神薬なんてありません。
人間用をペットの量にしているだけです。

副作用だって出ます。
離脱症状も・・。

人間だって減薬・断薬は大変です。
それに実際、その離脱にまつわる症状を信じてもらえない事が多い。
ペットなら??
ペットは話せません。
飼い主にわかるのでしょうか?
元の病気の悪化なのか・・離脱症状なのか・・・
人間ですら、薬によってわかりにくくされてしまうというのに。

あるワンちゃん。
雄のミニチュア・シュナウザー。

ペットショップで売られていて、
4か月の時に飼い主さんの所へやってきました。
当時は奥さんが専業主婦でしたが、
2年後、夫婦共働きに・・。
良くある事だと思いますが、
それまで飼い主さんとずっと一緒だったワンちゃんには
飼い主さんの仕事中、不安が大きかったのかな・・。
次第に尻尾を噛む仕草を見せるようになりました。
犬はストレスが溜まると、そういう行動をする事があります。
その上、全身の毛が抜け落ちるようになってきました。
当然、飼い主さんは異変に気付き、
ワンちゃんを病院に連れて行ったのですが、
そこでの診察結果は・・「うつ病」。

でも、ちょっと待ってください。
毛が抜けているなら、皮膚の病気だってあり得ます。
その検査は??
また、尻尾を追いかけるのだってストレスからとは限りません。
どこかに炎症が起きている可能性もあります。

なぜ病院がすぐに「うつ」と診断したかと言うと、
それは飼い主さんの一言が大きかったんだと思います。

「今までずっと家で一緒に過ごしてきましたが、
自分がフルタイムで働きに出ていて
きっと寂しい思いをしたからだと思います。
鬱かもしれません」と。

それなら、心の病気が疑われます・・となったんですよね。

そして驚きなのは、薬を処方される時、
「一度使うと死ぬまで使わないといけない」と言われたそうです。
途中でやめると、とても苦しむから・・という理由で。

と言う事は、それらの薬を途中で止めると
非常に苦しむという事を獣医はわかっているという事になります。
人間の私達に対してだって、
離脱も副作用も認めていない医師が山のように居る事を考えると
その点についてだけで言えば、それなりに薬についての知識も持ち合わせているのでしょう。
(と言うか、獣医ですら認めてる事をなぜ人間の医師が認めないのか・・)

いずれにしろ、
犬は自分から薬を欲する事はないわけで・・

今、そのワンちゃん・・4歳ですが
実はご近所のワンちゃんの話です。
もうお外でのお散歩は出来ていません。
奥さんは、ワンちゃんの介護でお仕事は辞められています。
というか、物凄くショックを受けておられて、
その事を気に病んで、今度はその奥さんが
心療内科に通院されているらしいのです。

もうね・・何と言って良いのやら・・・(>_<)。

ご近所なのに、全然見かけないな~って思っていたら、
先日偶然、お会いしたのです。
丁度、心療内科の帰りだったそうで・・。
さすがに怖がらせちゃいけないし、
こちらの事は何も言わなかったけど、
とても複雑な心境になりました。

そして、そのワンちゃん・・毛が抜け落ちたのは、
ノミアレルギーだと別の病院で診断されたそうです。
適切な治療を受けたら(治るのかどうかわかりませんが)
精神薬を服用せずに済んだかもしれないですよね。

誤診だとかそういう問題だけではありません。

なんですぐに「うつ」にしたがるのか・・。

本当に残念でなりません。


一度使うと簡単に止める事が出来ない薬・・
それをいとも簡単に処方してしまう愚かさ。
またそれを受け入れてしまう愚かさ・・
ご近所さんなので、あまり非難したくはないですが、
もう少し何とかならなかったのかな・・と思えて本当に悲しい気持ちになりました。

あの離脱の苦しみが・・
薬を飲み続けていても起きる常用量離脱が起きたら・・
それを考えると、本当に気の毒です。
だってペットは伝える術を持たないわけですから。
このケースに関して言えば、
やはり薬の服用は間違いであったと言わざるを得ないでしょう。

薬漬けにされても何の抵抗も出来ないペットたち・・
薬の害もそうだけど、
獣医もせめて検査くらいしてからにしろ!と言いたくなります。
考えてみたら、人間だって「心の病」と決めつけられるケースが
一杯ありますもんね・・。
ほんと世の中どうかしてるよ。

実際には犬の場合でも
認知症などにも処方される事もあります。
それだとまた事情も違ってくると思います。
老犬だと、朝昼問わず吠えたり動いたり・・
それも年老いた自然な姿ですが、
見るに忍びないものがあるのでは・・とも思います。
また近所迷惑などという事もありますし・・
睡眠薬なども良く処方されるみたいですね。
そういった選択をしないといけなくなるのは悲しいですが、
もしあと少ししか寿命が無い・・
そんな時は致し方無いのかもしれないですね。
色んなケースがあるので。

ただ簡単にする選択ではないと思います。

犬は寂しがり屋の生き物です。
ストレスから分離不安症になる事だってあります。

すぐに鬱と決めつけさえしなければ・・

残念です。





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