さて・・この前の続きですが
どこからどこまでが初期で
中期とはいつからの事だろう??
前回の記事で常葉まり子さんの本について書きましたが
私も実感として、それぞれ「初期」「中期」「後期」と
あると感じています。
激しい症状のオンパレードで
廃人同様まで追い詰められた初期・・
この時期に終わりが来るなんて
離脱真っ只中のあの頃は到底考えられませんでした。
常に怖かったのは
ステロイド断薬と被っていた為
さらに重篤な症状が待ち構えているんじゃないかという恐怖に
さらされた事。
薬を止めて、もし線維筋痛症が悪化したら??
この不安もずっとありました。
ただ・・
初期で寝たきりになった時、
寝ているしかできなかったのが逆に幸いして(?)
タブレットを布団に持ち込んで
徹底的に調べてみる事にしたのです。
ずっと症状は出続けているので
そんな中眼も痛いし、手も痛いんだけど
本当の事が知りたかった。
治るものなのか、本当に線維筋痛症なのか・・・
そしたら、出るわ出るわ・・
離脱症状で検索するだけでも同様の症状が一杯・・
そして、この離脱期に線維筋痛症と診断されている方々がいる事を知ったのです。
本当に線維筋痛症とそっくり・・
医師に区別がつくのでしょうか?
血液検査に出ない事も、他の検査でも異常が出ない事も・・
また圧痛点に痛みが出るところも・・どこをどう見分けるのでしょうか?
常用量離脱症状からこのような症状が出る事を幾度と書いてきていますが
この断薬後の離脱期でもさらに輪をかけたように症状が出始めます。
それを多くの人たちが医師に伝えているにも関わらず
多くの病院では離脱症状について否定的とは一体どういう事なんだろう・・。
私が初期の苦しみを乗り越える事ができたのは
ネットがあったからです。
ネットで情報を入手することができたのが大きいです。
もちろん鍼のおかげもありますが、
この苦しい離脱症状にいつか終わりが来ると思えたのは
先にご経験された方々の情報があったからこそだと思うんですよ。
そこを知ることができたから、
どうにか自分も「苦しくてもいつかは終わる」と思えたのだと思います。
初期の苦しい状況からいつになったら
「中期」になるのだろうとずっと考えながら過ごしていました。
実際は、ピリオドで区切れるようなものではなく
初期と中期、後期はそれぞれ重なっています。
初期の終わりになると、たった一日でも「あれ?今日マシかも・・」という日がありました。
たった一日・・

そうです。
たった一日です。
次の日からまた元に戻ったように症状だらけ。
でもその一日があるおかげで
「もしかしたら治るかもしれない」と思えた事を今も覚えています。
症状が長引くと、どうしても自信がなくなります。
ほんの少しの希望でもあれば、
どうにか乗り超えていける・・
オーバーだと思われるかもしれませんが、
それくらい追い詰められていくものなんだと思います。
私の場合、その「一日」は
9月にたった一回あっただけでした。
そして、中期に入ったと思えたのは
その「一日」が一週間に一度現れ始めた時です。
それまでは疑心暗鬼で「本当に治るのか」「いつ終わるのか」不安でしたが
やっぱり自分の考えていた事は間違っていなかったと思えた瞬間でもありました。
それでも中期はまだまだ大変でしんどい事が大半です。
たまに楽になる日が出始めると
今度は逆に「なんでまた痛みがでるんだろう」
「なんでこんなに色々症状が続くのか」などなど・・
本当に勝手な話ですが、辛い症状が多いが為に
どうしてもゆっくり構えていられない心境になってしまうのでした。
大の大人でもこれだもの・・。
こんな事、子供だったら耐えられないと思います。
この中期は「初期」の症状はあるけれど
緩和される日が少し(ほんの少しですが・・)出てくるという感じでした。
ただ、体の症状は少しづつ緩和されると
今度は打って変わって精神的苦痛が大きくなっていきました。
これについても常葉まり子さんが書いておられるのですが、
「身体症状が強い際は、精神症状が体の辛さによってマスクされる傾向がある。
身体症状が弱まると、精神症状が急激に強くなったような錯覚を起こすが
これは身体症状が楽になった事で精神症状に注意が向くようになった結果である」と。
そして、
「これも回復のプロセなのだ。
こうした波を繰り返しながら離脱者は回復に向かう」とも・・。
このメッセージのお陰で、
こうした症状が出た時もどうにか落ち着いていられました。
ただ、何度も言いますが、
この時期症状はまだまだキツイです(>_<)。
無性に泣けてきたのもこの頃でした。
体の辛さもさることながら、
躁鬱の症状が出始めて、どうしようもなくなってしまったのです。
ステロイドの断薬から精神症状が現れる事はあまり知られていないかもしれませんが、
この薬も断薬後に精神状態がおかしくなる事があります。
どちらも被っているので、尚更酷かったんでしょうか・・・
この「中期」ですが・・
たった一回でも楽になったら
必ずそこで希望を持つ事だと思います。
楽になる日が出てきたというのは、
体が頑張って頑張って闘っている証拠です。
体に入り込んだ本来不必要なものを排除し、
元に戻るべく闘っているんだと思って耐え抜きました。
そして、離脱期に気を付けなければならないのは
とにかく「栄養」ではないでしょうか。
これだけの症状と闘っているわけですし、
体を良い状態に戻してやる為には
相当エネルギーも必要です。
ビタミンやミネラルは多めに摂取するのが良いと思います。
ただ、サプリなどは初期や中期にはあまり効果がありませんでした。
これは最後に診ていただいた医師からも
離脱期にあまりサプリは勧めないと聞いていたのもありますが、
実際、使ってみても効果は得られませんでした。
後期になると、それらも効くようになったので
使用時期が良くなかったのでしょう。
離脱期はとにかく神経がむき出しになったような感覚で、
あらゆる部分が過敏になってしまい、
サプリを使用したら、逆に具合が悪くなる事もあったくらい・・
合うものがあれば良いのかと思いますが、
いずれにしろ添加物や化学物質などは避けた方が良い時期だと思います。
本当にちょっとした事で悪化していましたから。
そして、運動などは出来たらする・・くらいで良いように思いました。
この時期もまだ頑張れないんです。
頑張ると、ダウンしやすくて後悔する事も多かったです。
早く治りたいから、無理してしまいがちですが・・
体と相談しながら・・ですね。
私も中期は頑張りたくてもまだまだ・・って感じでした。
この初期、中期、後期の期間は服用期間や薬にもよるだろうし
個人差も大きいのだろうと思いますが、
調べてみたら離脱期間は平均10カ月ほどだそうです。
完全に治るまでにはもっとかかる気がしますが・・
「元の状態に近づいた」と感じられるのが10カ月ほどなのでしょうか。
それより長くなる事もあれば、もっと短い場合もあるのでしょう。
よく服用期間と同じだけかかると言われているみたいで、
長く服用されていると、これも心配の種だと思うのですが
平均期間が10カ月というのは励みになるんじゃないでしょうか。
いずれにしろ、減薬や断薬は個人で勝手に行って良いものではないですし
ちゃんと担当医に相談されてから始められるのがベストだと思います。
理解のある良い医師に巡り合えたら・・
それが難しいのが辛いところですけどね・・
私の場合は服用中に色々悪化しすぎていたので
どうにもならなくなっての断薬ですから・・
本来はゆっくり減薬→断薬です。
実はこの時点で医師からまた別の薬を勧められるという事がありましたが、
お断り致しました。
ここで飲んだら、今まで耐えてきた事がムダになります。
辛いから飲む・・これを止めない限り抜けきれない。
本当は欲しいんですよ。
飲みたくないけど、楽になりたい気持ちもあって。
それでもこの線維筋痛症が薬のせいだと自分でもわかる為には
やっぱりちゃんと断薬して見届けないと。
そう思い耐えていました。
この時期、痛みはまだまだ残っていて
風が吹いただけで痛くなる事もありました。
頭の締め付け感が半端なく、これは初期からでしたが
相当苦しいものでした。
脳が破裂するんじゃないかと本気で思ったほど・・・。
鍼の効果は断薬後にその威力を十分発揮されていたと思います。
服用中とは違った感覚で、
ダイレクトに効く感じでした。
やっぱり邪魔するものが無くなると、凄く効きます(^-^)。
薬を飲んでいると効きにくいと良く言われていますが、
個人的には服用中もそれなりに効いていたと思います。
通院している治療院は、1時間ほどかけて頭の先からつま先まで
一体何本の鍼を使うんだろう??っていうくらい行ってくださいました。
とくに離脱期には「脳」への刺激が大事なのだそうで頭や顔も結構鍼だらけに・・(^-^;。
断薬後は行くごとに回復するのが実感としてあったので
やっぱり凄いものだと思いましたね。
鍼は先生との相性などもあるのかもしれませんね。
色々喋ってると気が楽になって、リラックスして施術を受けていたので。
そういえば、
カフェインや甘いものは避けた方が無難です。
私の場合は体が全く受け付けず(本当はコーヒーも好きだし甘いものも大好きですが)
少し摂っただけで、恐ろしいほど強い揺り戻しがきてしまいました。
過敏になり過ぎてる体にはそれすら毒になるようで
でも、体がそれを教えてくれているんだという事がわかりましたので
そこから避けるようにしてみたのですが
これが効果抜群だったのです。
甘いものは体を冷やしてしまいますし
副腎にもよくありません。
これはコーヒーや紅茶などカフェインを含む飲料も同じです。
弱っている体には本当に毒だと思います。
これらを絶ってから、
回復力が上がったのは間違いありません。
なぜわかるかと言うと、
実は一度「もうそろそろ摂ってもいいかな~」なんて
軽い気持ちでコーヒーとお菓子を食べたら
次の日から暫く寝込む羽目になってしまったからです(>_<)。
唐辛子などの刺激物もダメでした。
とにかく食べたものがダイレクトに体に反映されるようで
わかりやすいと言えばそうなんですが、
好きなものが食べられないストレスも増えたりして・・
この時期ですが、人と比べちゃいけないんだろうと思います。
と言いますのも、離脱症状の出方や期間は本当に人それぞれだと思うので
「なかなか治まらない」
「なんで自分だけこんなに続くのか」
そんな風に思える事もあるかと思います。
私も他の方のブログを読んだりして、同じデパスでも全く離脱症状の無い方・・
コンスタンにしても、殆ど無症状で離脱を終えられた方など色んな人達が居る事を知りました。
多分、自分は一気断薬に近い形だったので酷かったんだと思うのですが。
色んな意味で余裕が無いので、
とにかく他人と比較して落ち込みがちだったように思います。
だから、余計な疲れを増やさない為にも他の人と比べない事!
これも重要です。
●食事に気を付ける
●運動できたらやってみる
●症状や回復期間を人と比べない
●必ずいつか終わりが来ると希望を持つ
自分でも「後期(回復期)」が本当に訪れるのか・・
信じられない感じで過ごしていました。
でもじっと耐えているだけだと思っていたのは大きな間違いで
本当に体の中では大変化が起きています。
自分で気が付かないだけで、
色んな症状を出しながらも体は確実に回復に向かっているのだと思いました。
今、この時期が過ぎたからわかる事です。
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