有機質の材料を発酵させてつくる、ボカシ肥料。
白く見えているのは、菌糸。65度くらいに温度が上がっている。
早春のこの時期、気温が適しているし、圃場での作業も本格化する前で、
絶好の製造時期だ。
育苗ハウスの空きスペースを利用して、3月から4月は絶え間なく、作っていく。
基本的に、身近に入手できる資材を利用しているだけだ。
基本的には、籾殻、米ぬか、発酵鶏糞(地区内のお付き合いのある平飼い養鶏農家さんより)といった3種類。
これらを、適宜分量を用意し、混ぜ合わせたら、水分を加える。
この材料の分量・水分は、経験から身に着けていく。
発酵しやすい資材なので、失敗も少ない。
こうして、肥料も自作すれば、心配もないし、成果も自己責任。
次は、自ら鶏を飼う段階かと、思っている。
鶏糞をもとまって分けて頂ける平飼い養鶏家Tさんが近くにいて、土づくりには、本当に助かっている。
そちらでは、飼料も考えをもって選ばれているし、発酵餌や緑餌も取り入れられているので、卵もいいものだし、鶏も元気だし、そして、糞も安心。
小屋の中で歩きまわる鶏達は、自ら糞も絶えず掻き回して、発酵するし、もともと、ポロリとした、健康的な糞。
肥料として分けていただくときには、サラサラになっている。