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晴れときどきブログ。

趣味(料理、本、マンガ、ゲーム、絵描き etc.)全開で日常をつづります。

炎の蜃気楼メモリアル

2006年02月15日 | 
ずっと前に読んだ本で今さらですが、れびゅーっぽい駄文を。

シリーズ40巻にして堂々の完結を迎えた、コバルト文庫の長編、
「炎の蜃気楼(ミラージュ)」シリーズのファンブックです。
正直、シリーズ通して物語を読んでないと意味がない一冊。
でも、かつて読んだことがある人なら結構楽しめるんじゃないでしょうか。
(事実、私自身の記憶は20巻あたりで止まってますが、
 高校生してた主人公の話とか載ってるので懐かしかったです。)

【収録内容】
・文庫未収録作品6編
・ミラージュ年表
・ミラージュ紀行
・キャラ紹介(作者コメントつき)
・CDドラマ用シナリオ

以下、ネタバレ含みます。










【雑感】
作者曰く、「内容がやばすぎて雑誌に載せられなかった」レベルの
アダルト(笑)な話が収録されています。
しばらくの間、いわゆる「BL系」な話を読んでなかったので
衝撃は大きかったかも。それでも、楽しめましたけどね。
(ジャンルの選り好みはあまりしない方なので。)

でも、高耶が捨て猫を拾う「捨てられた猫のように」とかは
普通に感動系のよいお話で、ちょっとじーんとしてしまいました。
最初の頃はみんな若かったよなぁ・・・。

そう言えば、このシリーズを読み始めたのも
連載当初の高耶と同じぐらいの年齢でした。
果てしない昔に感じてしまいます(汗)。

CDドラマのシナリオなんかは、本編では絶対にありえない
シチュエーション(直江=パイロットとか)で、
これはこれで肩の力を抜いて読めるお話でした。
何と言うか、ファンが妄想する世界、みたいな感じだったような。

本当は、記憶が途切れているところぐらいから
もう一回シリーズ読み直したいと思ってるんですが、
何しろ、続きから読んでも20巻程度。
もしかすると、最初の方のストーリーも忘れてしまってそうなので、
40巻すべて読み返さなければいけないかも・・・。
果てしないです・・・。

奥様は魔女!?リターンズ―東京S黄尾探偵団

2006年01月17日 | 
響野 夏菜 / 集英社(2005/07/29)
Amazonランキング:67,828位
Amazonおすすめ度:


まずは「東京S黄尾探偵団」シリーズの概要を。
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初めてこのシリーズ名を見た人は多分正しく読めないでしょう。
「東京S黄尾探偵団」。
読み方は「とうきょうえすきびたんていだん」もしくは
「トーキョースーパーイエローテール」(読めないって!)。

ヤンキーから70のじじいまで、さまざまな生徒が通う
通信制高校のS県立黄尾高校。
この高校の保健室(!)を拠点とし、活動しているのが
「東京S黄尾探偵団(トーキョースーパーイエローテール)」。
家捜し、鍵師、ハッキングetcのスペシャリストが集まる
怪しい団体です。(※一応「探偵団」です。)

メンバーは、
・元スーパーテニスプレイヤーの行衡(ゆきひら、あだ名はロクガツ)
・行衡の義兄、飛び級で大卒の帰国子女・五月(いつき)
・質屋の娘で派手な格好大好きなみさお
・みさおの親友で内向的な美少女の花音(かのん、行衡の彼女)
・S黄尾の正社員で、5歳の娘がいる善美(よしみ♂)
・元暴走族のヘッドで現トラック運転手の兵悟(ひょうご)
・所長でハイパーじじいの慈五郎(じごろう)
の計7人。
ちなみに、全員黄尾高の生徒です。

この小説は、「東京S黄尾探偵団」の活躍(?)を描いた物語です。
時には殺人事件の謎を追い、時には人探しをし、
時には間違ってブタ箱にぶち込まれ、
時には上海でギャングとドンパチやりあい・・・(え)
と、まー派手にキャラが動き回ります。
最後の方はもう仕事ではありませんが(笑)。

シリーズはもう終結していて、外伝を含め刊行済みのものは28巻。
かなり長く続いたシリーズでした。
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小説の概要が長くなってしまいました。
それはさておき。

「奥様は魔女!?リターンズ」は、タイトルの通り、
以前刊行された巻のリメイク版になっています。
リメイクの元になった「奥様は魔女!?」は、文庫サイズのマンガでした。

今回はそのマンガのために書かれたプロットを小説化したものです。

以下、ネタバレ含みます。










【あらすじ】
五月の「合コンやりたい!」の一言でなぜか合コンをすることになったTSYT。
※TSYT=「トーキョースーパーイエローテール」の略。
しかし慈五郎だけは「じじいだから」と参加を拒否されてしまう。
悔しがる慈五郎の前に現れたのは、妖艶なお姉さま。
彼女は魔女だった! 魔女の力で若返った慈五郎。
しかし、若返りの代償として行衡にとんでもない災難が降りかかる!

【雑感】
毎度ながらの「僕ちゃん(行衡)」災難物語です。

マンガ版「奥様は魔女!?」を事前に読んでいると、
分かりやすくてよいと思います。

魔法が使える魔女が出てきたり、慈五郎が若返ったり、
生け贄の男の子がカエルになったり、テレポートしたり、
行衡が女体化したり(笑)。
外伝的物語、という性質上なのか、かなりファンタジー要素が強いです。

一応、現実世界で、じじいの若返りに前後して変死事件が多発し
それが若返りと関係がある、という設定があるのですが、非現実的過ぎ。

慈五郎が若返った後、かなりのヘタレっぷりを発揮してて
ホントしょーがないキャラクターだ、と思ってしまいました。

その分、女化した行衡が活躍してて、珍しくカッコよかったかも。

最後はちゃんと元の姿に戻れてよかったね、というオチです。

全編、↑みたいな現実的にはありえない展開がポンポン飛び出すので、
真面目に読むと頭痛くなると思います。
何も考えないで読むライトノベルとしてはいいかもしれません。
時間つぶしにどうぞ。

【評価】
★★★☆☆
娯楽作品としてはフツーに楽しめます。
びっくりするような展開はほとんどないので星3つ。

最近読んだ小説リスト(2005年12月~2006年1月前半)

2006年01月16日 | 
昨年12月から最近にかけて読んだ小説の雑感を書きたいのですが、
一気に書くのはちょっと無理なので少しずつ書いていくために
一旦リストを作っておきます。

東京S黄尾探偵団―奥様は魔女!?リターンズ / 響野 夏菜
★ 炎の蜃気楼メモリアル / 桑原 水菜
★ 天国までの百マイル / 浅田 次郎
マリア様がみてる―未来の白地図 / 今野 緒雪
★ レギ伯爵の末娘―よかったり悪かったりする魔女 / 野梨原 花南
★ 東京S黄尾探偵団―S黄尾、解散!? / 響野 夏菜
★ 東京S黄尾探偵団―史上最大の作戦 前編 / 響野 夏菜
★ 今夜は眠れない / 宮部 みゆき
★ 私が彼を殺した / 東野 圭吾

改めて見てみると、ライトノベル率(と言うかコバルト率)高い(笑)。
いい年ですが、コバルトまだまだ読めますよ。

記事書けたら、随時リンクを貼っていきます。

さっきから投稿に2回ほど失敗して凹んでます orz
入力し直すの面倒くさい・・・。

未来の白地図@マリみて

2005年12月23日 | 
未来の白地図

買いました!
実は先日からめちゃくちゃ楽しみにしていました~マリみて新刊!
このイミありげな表紙イラストといい、いろんな意味でワクワクしてました。
早速、今から読みたいと思います。
これで「また結局妹できなかった~」とかなら、かなり(´・ω・`)となりそう。
読んだら感想書いてみます。

----------以下、ネタバレあります。注意!----------















おあずけですかーーー!
レイニー止め」再び?(ちょっと違う?)
祐巳が祥子さまの胸で泣くシーンでは、不覚にもちょっと泣きそうになりました。

すんなり姉妹になるとは思っていませんでしたが、やはり次巻以降に持ち越し、となると「えー!?」って思ってしまいます。勝手ながら。
祥子さまのセリフで思い出しましたが、祥子さま自身、一回志摩子さんに振られた経緯があるので、祐巳も同じようになってもおかしくはなかったんですよね。
でも多分この展開だと、次か次の次の巻では、祐巳と瞳子は姉妹になってくれるものだと思います・・・多分。

紅薔薇姉妹の行方はともかく(笑)、今回、かなり個人的にツボに来る展開が多かったです。

例えば、1年生コンビ(瞳子と可南子)をパーティーに誘うことになったくだりの、乃梨子と志摩子さんのやり取りとか。
(乃梨子の態度、かたくなだけどかわいいです。
 相変わらず、真面目ですねぇ、この子。)

可南子の、瞳子をパーティーに参加できるようにした気遣いとか。
(やっぱり、可南子、丸くなりました・・・なりすぎな感じも。)

令さまの進路を知った時の由乃さんと、彼女をなだめる令さまのやり取りとか。
(令さま、「へた令」の汚名をちょっと返上できたかも?)

祥子さまと令さまのやり取りとか。
(「後ろから、フワリと肩を抱き寄せられた。」のところで吹きそうになりましたよ・・・笑いじゃなくて恥ずかしくて。)

とにかく、全編、恥ずかしくてたまらなかったです。
同時にニヤニヤしてしまうんですけどね。
この作品の雰囲気、やっぱり好きです。

今回のお話は、特に男性ファンの方は何とも言えない気持ちになったと思います。
結局何にも話は進んでないと言えばそうなんですが、ラストへ向けての重要な伏線をたっくさん含んだエピソードになってます。
マリみてファンは、是非、この巻を買ってモキュモキュ(?)してください。

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【追記】
そう言えば、読んでて「?」となったところが。
第一版では二箇所確認。

P.28 L.5「ニッコリ笑うは、盾ロールの少女。」
P.79 L.15「(略)そんなに背は高くなくて髪の毛が盾ロールの女の子(略)」

盾ロール」って何ですか?(笑)
「盾」にルビまで振ってあるし、もしかして「縦」じゃなくてそっちの漢字を使う用語があるのか、と思ってしまいましたよ~。
校正担当の方、もちょっとしっかりチェックしてくださいm(_ _)m